
結論から言うと、公式情報や報道で金額にできた改定はそれほど多くなく、5人家族の年間負担は確認できた範囲で0円〜19,200円でした(保有カードと使い方によって変動します)。むしろ家族の判断を左右するのは、金額にできない変化――ラウンジ・座席指定・特典の上限のほうです。
「ANA・JALの改悪ニュースが続いているけれど、結局うちの家族だといくら変わるの?」とモヤっとしていませんか?
個別の改定を解説した記事は多くても、足し算した結果はあまり見かけません。そこでこの記事では、公式情報と報道で確認できた数字だけを使い、5人家族のモデルで年間の負担を試算しました。確認できなかったものは無理に金額にせず、「入れていない項目」として理由と一緒に残しています。日付順の一覧は、先にANA・JALの改悪・改定カレンダーをどうぞ。
※本記事の内容は2026年10月4日時点の公式情報・報道にもとづきます。金額は保有カード・使い方・請求月により変動し、最新の条件は各社の公式サイトでご確認ください。
この記事でわかること
- 5人家族の年間負担の目安(控えめ・標準・多めの3パターン、式と前提つき)
- 金額にできた改定(nanaco・ANAアメックス年会費・JALカード保険)の計算
- 金額にできなかった改定と、入れなかった理由
- 家族がやっておくと安心な見直し3つ
目次
【結論】確認できた金額は年0円〜19,200円|金額にできない変化が判断を左右する

公式情報と報道の両方で金額を確認できたのは、ANAマイル→nanacoの交換レートとANAアメックスの年会費の2つでした。この2つを5人家族の仮定に当てはめた合計が、次の表です。
| パターン | 前提 | nanaco | ANAアメックス | 合計(年) |
|---|---|---|---|---|
| 控えめ | nanacoを使わない・ANAアメックス非保有 | 0円 | 0円 | 0円 |
| 標準 | nanacoを年2口交換・ゴールド本会員のみ保有 | 4,000円 | 8,800円 | 12,800円 |
| 多め | nanacoを年4口交換・ゴールド本会員+家族カード1枚 | 6,000円 | 13,200円 | 19,200円 |
※ANAアメックスのプレミアム本会員は+22,000円のため、この範囲の外になります。ゴールドの家族カード額(21,450円)は報道ベースなので、公式で確認してください。
このほかに、JALカードの海外旅行保険(携行品損害)が2026年12月1日出発分から変わります。こちらは「事故が起きた場合に1件あたり3,000円の自己負担」という条件つきの金額なので、上の合計には入れず、別枠で扱います。
ポイントは3つです。
- 金額にできる改定は意外と少ない。年0円〜約2万円という幅は、そのまま「保有カードと使い方で決まる」という意味です
- 効きやすいのは、SFCの新制度(PLUS/LITE)やラウンジなど、金額にしづらい変化。判断の材料は式で残しました
- 急いで動く必要がある話ではありません。年に1回、保有カードの年会費と出口(マイルの使い道)を点検する習慣で十分です
試算の前提と損失項目の洗い出し|金額にできる・できないの線引き
試算に使った5人家族モデルの仮定
先に仮定をすべて書いておきます。ご自分の数字に置き換えるときは、ここを書き換えてください。
| 項目 | 仮定 |
|---|---|
| 家族 | 大人2人+子ども3人(中学生1人・小学生2人)の5人。読者想定モデルであり、運営者の実績値ではありません |
| マイルの単位 | 1口=10,000マイル |
| nanacoの換算 | 1ポイント=1円(公式で再確認を推奨) |
| nanacoの年度 | 同じ年度(4月1日〜翌年3月31日として計算。年度の区切りは公式で確認)に楽天ポイント・Vポイントへ交換していない前提。2026年度は10月6日以降の交換分のみ新レート、2027年度以降は年度の最初から新レート |
| 損失の定義 | 旧条件で得られた額 − 新条件で得られる額(または増える年会費) |
| 差し引かないもの | 新しく加わった特典(ANAアメックスの利用ボーナスマイルなど)。使い方次第で変わるため、損失から引いていません |
| 年会費 | 税込。ANAアメックスはゴールド本会員1枚を例示(プレミアム保有者は別記) |
確認度の見方(✅⚠️❌)
数字の確かさを3段階で書き分けます。
- ✅:公式ページの記載と、Aviation Wire等の一次報道が一致、または公式ページで確認できたもの。金額にして入れます
- ⚠️:報道や複数の信頼できるソースの一致のみで、公式の本文までは確認できていないもの。「報道ベース・公式で確認」と留保します
- ❌:確認できていないもの。試算に入れません
一部の公式ページは本文まで確認できませんでした。これは「問題がある」という意味ではなく、読者の方が公式で最終確認してほしい項目という意味です。
損失項目の洗い出し(9項目)
ANA・JAL・関連カードの改定を、金額にできるかどうかで仕分けました。確認日はすべて2026年10月4日です。
| 項目 | 内容 | 確認度 | 試算 |
|---|---|---|---|
| ANAマイル→nanaco | 1〜2口目8,000P(旧10,000P)、3口目以降4,000P(旧5,000P) | ✅ | 入れる |
| ANAアメックス年会費 | ゴールド34,100円→42,900円、プレミアム165,000円→187,000円 | ⚠️ | 入れる(保有者のみ) |
| JALカード海外旅行保険(携行品損害) | 2026年12月1日出発分から免責3,000円、スマホ・眼鏡等は対象外 | ✅ | 別枠(起きた場合の金額) |
| SFC PLUS/LITE | 年300万円以上でPLUS、未満でLITE(2028年4月1日) | ✅ | 区分のみ |
| SFC LITEのラウンジ | 国内線は混雑時を除き利用可、提携ラウンジは不可 | ✅(制度)/金額は❌ | 入れない(式のみ) |
| SFCの年会費変更 | 公式の年会費改定案内は確認できていない | ❌ | 入れない |
| JAL国内線特典(PLUS利用時) | 2026年10月1日発券分から改定 | ⚠️ | 入れない |
| 国内線の燃油サーチャージ | JALは2027年4月導入の方針、ANAは検討 | ⚠️ | 入れない(式のみ) |
| ANA国内線の運賃・座席指定 | 2026年5月19日搭乗分から運賃体系が変更 | ✅(制度)/金額は❌ | 入れない |
ほかにも、ANAアップグレードポイントの終了(2027年3月31日)、JALダイナースの年会費(新規入会のみ)、JMBプレミアの特典変更(2028年度〜・JGC会員向け)、羽田T1のJALラウンジ改装があります。いずれも家族の金額に換算する根拠がなく、既存会員への影響もないか限定的なので、試算には入れていません。日付は改定カレンダーと同じに揃えています。
計算①ANAマイル→nanaco|2口なら年4,000円・4口なら年6,000円
nanaco交換は、2026年10月6日のメンテナンス明けの申込分から新レートです(出典:ANA公式のnanaco交換ページ、Aviation Wire・2026年10月4日確認)。交換の受付は2026年10月5日10時頃から10月6日13時頃まで停止する予定で、改定カレンダーと同じ記載です。
| 年度内の口数(1口=10,000マイル) | 旧レート | 新レート |
|---|---|---|
| 1〜2口目 | 10,000ポイント | 8,000ポイント |
| 3口目以降 | 5,000ポイント | 4,000ポイント |
1ポイント=1円で見ると、1マイルあたりの価値は「1〜2口目が1.0円→0.8円」「3口目以降が0.5円→0.4円」。1〜2口目は約2割の目減りです。年間の口数ごとの損失は、次の表のとおりです。
| 年間の口数 | 旧(円) | 新(円) | 差(損失) | 検算 |
|---|---|---|---|---|
| 0口 | 0 | 0 | 0 | ― |
| 1口 | 10,000 | 8,000 | 2,000 | 10,000−8,000 |
| 2口 | 20,000 | 16,000 | 4,000 | 10,000×2=20,000、8,000×2=16,000 |
| 3口 | 25,000 | 20,000 | 5,000 | 20,000+5,000、16,000+4,000 |
| 4口 | 30,000 | 24,000 | 6,000 | 25,000+5,000、20,000+4,000 |
「仮に年2口交換するとして」なら年4,000円、4口なら年6,000円です。注意点が3つあります。
- 口数は年度内の累計です。nanacoだけでなく、楽天ポイント・Vポイントなど提携ポイントへの交換と合算して数えます。すでに他のポイントへ交換していれば、nanacoは3口目以降(新4,000ポイント)の扱いになることがあります
- nanaco・Vポイント・楽天ポイントは合計で1日最大2口(20,000マイル)まで。年4口なら2日に分ける必要があります
- 2026年度は10月6日より前の交換分が旧レートなので、2026年度の影響額は上の表より小さくなります
そしてもう1つ。マイルの出口をnanacoにしていない家族なら、この項目の損失は0円です。特典航空券で使う場合の考え方はANA特典航空券の使い方 完全ガイド、SKYコインとの比較はANAスカイコインと特典航空券の比較で整理しています。レート変更の詳細はnanaco交換が2割減になる件の解説をご覧ください。
計算②ANAアメックスの年会費|ゴールド本会員+8,800円・家族カードを足すと+13,200円
この項目はANAアメックスを保有している人だけが対象です。2026年9月2日の刷新で、ゴールドとプレミアムの年会費が上がりました(報道ベース・公式で確認。出典:ANAアメックス刷新の解説記事、dxmagazine等の報道、2026年10月4日確認)。
| 券種 | 改定前 | 改定後 | 差額 |
|---|---|---|---|
| 一般 | 7,700円 | 7,700円 | 変更なし |
| ゴールド(本会員) | 34,100円 | 42,900円 | +8,800円(42,900−34,100・約26%) |
| ゴールド(家族カード1枚) | 17,050円 | 21,450円 | +4,400円(21,450−17,050・⚠️家族カード額は報道ベースで確認度が弱め。公式で確認) |
| プレミアム(本会員) | 165,000円 | 187,000円 | +22,000円(187,000−165,000・家族カード4枚まで無料は据え置き) |
ゴールドで本会員に家族カードを1枚足すと、8,800+4,400=13,200円です。
SFCカードをアメックスで持っている場合、「SFCゴールド」「SFCプレミアム」も同じ区分で改定されると報じられています。一方、ANA VISA・JCBなどアメックス以外のSFCカードの年会費に変更があるかは、確認できていません。本記事の試算には入れていません。
請求のタイミングで、2026年度は金額に幅が出る
既存会員の新年会費は、2026年11月のご請求分からとされています。ただし「前回の請求月が2025年8〜10月の場合は、2026年は旧年会費のまま、2027年の同じ月から新年会費」という案内もあります(既存の解説記事の記載で、確認度は⚠️。次回の請求月は明細か公式で確認してください)。
なお、新しく加わった特典(利用ボーナスマイル、羽田T2ラウンジの同伴1名無料など)は、この試算では差し引いていません。使い方次第で価値が大きく変わるからです。値上げ分に見合うかどうかは、ご自分の使い方で比べてみてください。
計算③JALカードの海外旅行保険|起きた場合の自己負担は1事故3,000円
JALカードの公式お知らせ(2026年7月24日付・2026年10月4日確認)で内容を確認できたので、ここは条件つきで金額にできる項目として扱います。対象はJALカード navi/CLUB-A/JALカードSuica CLUB-Aゴールドの3つです。
| 項目 | 2026年11月30日出発分まで | 2026年12月1日(火)出発分から |
|---|---|---|
| 携行品損害の免責額 | 従来の免責の有無・額は、公式の旧条件で確認 | 1事故につき3,000円 |
| スマホ・眼鏡・ノートパソコン等 | ― | 対象外 |
| 補償限度(navi) | 1旅行15万円・年間累計100万円 | 据え置き |
| 補償限度(CLUB-A/ゴールド) | 1旅行50万円・年間累計100万円 | 据え置き |
補償の限度額は据え置きで、免責額(3,000円)が設けられ、対象外の品目が加わるという変更です。
「起きた場合」の金額にしてみる
事故が起きる確率は人によって大きく違うので、年間の期待値では計算しません。起きた場合の自己負担だけを、仮の数字で置いてみます。
| 想定(すべて仮定) | 自己負担の増え方 |
|---|---|
| 携行品損害が1旅行で1件(スーツケースの破損など) | 免責の3,000円 |
| 携行品損害が1年で2件 | 3,000円×2=6,000円 |
| スマホの修理代が30,000円かかった | この保険の対象外のため、全額30,000円が自己負担 |
一般的な保険の免責の考え方では、損害額から免責額を差し引いた額が支払いの対象です。細かい支払いの計算や、家族カード会員・同行家族が補償の対象になるかどうかは、各カードの保険案内で確認してください。
子連れの海外旅行では、スマホやタブレットの落下が起きやすいので、対象外の品目が加わった点は地味に効きます。ただし、これは必ず起きる出費ではなく、「起きた場合に保険から出ない」という話です。ほかのカードで補う考え方は、子連れ海外旅行の保険の選び方と海外旅行保険が付くカードの比較にまとめています。
別のカードで補う選択肢の1つが、年会費無料のエポスカードです。補償額や利用付帯の条件(旅行代金などをカードで払うことが必要)はエポスカードの海外旅行保険の解説に整理しています。免責の有無や対象品目も含め、公式で確認してください。
付帯保険を「足す1枚」で補う選択肢
カード付帯の保険は、改定で対象外の品目が増えることがあります。年会費無料のエポスカードを持っておくと、旅行ごとの条件(旅行代金などをカードで支払う利用付帯)を満たして補償を上乗せする、という考え方ができます。補償の範囲や条件は改定されるため、最新は公式サイトでご確認ください。
※補償内容・適用条件(自動付帯/利用付帯の別)は改定されることがあります。ご出発前に必ず公式サイトで最新の条件をご確認ください。
3パターンの合計と、3年換算(2026〜2028年度)
ここまでの計算を、パターン別に足します。
年間の合計(確認できた項目のみ)
| パターン | nanaco | ANAアメックス | 合計(年) | 式 |
|---|---|---|---|---|
| 控えめ | 0口=0円 | 非保有=0円 | 0円 | 0+0 |
| 標準 | 2口=4,000円 | ゴールド本会員=8,800円 | 12,800円 | 4,000+8,800 |
| 多め | 4口=6,000円 | 本会員+家族カード1枚=13,200円 | 19,200円 | 6,000+13,200 |
プレミアム本会員の場合は、ANAアメックス欄が22,000円になります。
3年換算(2026年度〜2028年度)
2026年度は、nanacoの新レートが10月6日から、ANAアメックスの新年会費が11月請求分からという事情で、金額に幅が出ます。下限はANAアメックスが旧年会費のまま(前回の請求月が2025年8〜10月の場合)、上限は2026年11月請求分から新年会費になる場合の数字です。2027年度・2028年度は通年で計算します。
| パターン | 2026年度 | 2027年度 | 2028年度 | 3年合計 |
|---|---|---|---|---|
| 控えめ | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
| 標準 | 4,000〜12,800円 | 12,800円 | 12,800円 | 29,600〜38,400円 |
| 多め | 6,000〜19,200円 | 19,200円 | 19,200円 | 44,400〜57,600円 |
検算:標準は4,000+12,800×2=29,600円〜12,800×3=38,400円、多めは6,000+19,200×2=44,400円〜19,200×3=57,600円。2026年度の下限は、nanacoを新レートで1年分交換したと単純化した数字なので、実際には10月6日より前の交換分が旧レートになる分だけ、さらに小さくなります。
ここで強調しておきたいのは、この3年換算にSFCの年会費やラウンジ変更の金額は含まれていないことです。確認できていない項目だからです。
金額ではなく「区分」で見るSFCの判定
SFCは、ANAカードとANA Payの年間決済が300万円以上ならPLUS、未満ならLITEに分かれます(判定期間は2026年12月16日〜2027年12月15日、新区分は2028年4月1日から。出典:ANA公式のSFC改定ページ、2026年10月2日確認)。月額は「対象になる決済の合計」と考えてください。下の表は、月額の全額が対象になる前提です。公式FAQでは、ANAカードからANA Payへのチャージ額、年会費・手数料・キャッシングなどは対象外とされています。
| パターン | 月額 | 年額 | 区分 | 300万円との差 |
|---|---|---|---|---|
| 控えめ | 200,000円 | 2,400,000円 | LITE | 600,000円不足 |
| 標準 | 250,000円 | 3,000,000円 | PLUS(ちょうど) | 0円 |
| 多め | 300,000円 | 3,600,000円 | PLUS | 600,000円超過 |
家族会員の分は本会員に合算されます。ただしANAカード以外のカード(マリオットアメックスなど)の決済は対象外です。決済の組み立てはSFC PLUSの300万円判定と家族の決済設計に、制度そのものはANA SFC特典改定のまとめとANA SFC改定とJMBプレミア改称のまとめにあります。100万ライフタイムマイル(ANAグループ便)に到達している人は、決済額にかかわらずPLUSです。PLUSの5,000マイル加算(300万円以上・本会員のみ)も、試算では差し引いていません。
金額にできない変化|ラウンジ・座席指定・特典の上限・燃油サーチャージ
ここからが、家族の判断を左右するパートです。金額にしなかった項目を、入れなかった理由と一緒に並べます。
| 項目 | 入れなかった理由 | 自分で使える式(仮定) |
|---|---|---|
| SFC LITEのラウンジ | 混雑の基準と予約制の詳細が、ANAから未発表 | 入れなかった回数×代替ラウンジの料金×人数 |
| スターアライアンス・ゴールド→シルバー | 金額に換算する公式の根拠がない | ― |
| 国内線の燃油サーチャージ | JALは2027年4月から導入の方針、金額と特典航空券への適用は未発表。ANAは検討段階 | 年間の搭乗区間数×1区間の額 |
JAL国内線特典のPLUSと、ANA国内線の座席指定も入れていません。理由は後の②③に書きました。式の例を2つだけ置きます。回数や金額はすべて算数のための仮置きで、予想ではありません。
- ラウンジ:本会員+同伴者1名の2人で、羽田T1のカードラウンジ(大人1,320円・自社記事の記載ベースで⚠️、公式で確認)に入れなかったとして、2×1,320=2,640円/回。年に何回かは、ご自分の搭乗回数で置き換えてください
- 燃油サーチャージ:5人で年2往復(4区間)なら5×4=20区間。仮に1区間100円なら、20×100=年2,000円です。小児運賃の扱いは未確認なので、形だけの例です
数字にならなくても、家族に効く3つの変化
① ラウンジ:SFC LITEでも、国内線のANA LOUNGEは混雑時を除き利用でき、国際線は羽田・成田・ホノルルのANAラウンジ(ANAグループ運航便搭乗時)が使えます。ただし提携ラウンジは使えません。SFC会員の同行者ルールは、本会員・家族会員それぞれ「本人+同行者1名」まで無料なので、夫婦ともSFCカードを持っていても、5人家族なら5人目はマイル等が必要です。「SFCがあれば家族全員入れる」わけではありません。羽田T1のJALラウンジは、2026年10月8日から北ウイングがリニューアルし、南ウイングは2027年5月まで閉鎖される予定です(報道ベース)。待つ場所が変わる点は羽田サクララウンジの北・南の解説、ANAとJALの違いはANAラウンジとJALサクララウンジの家族比較にあります。
② 座席指定:2026年5月19日搭乗分からANA国内線の運賃体系が変わり、運賃によっては座席指定が出発の24時間前からになるなど、並び席を事前に押さえにくくなりました。追加で払う額は運賃の選び方で変わるため、金額にはしていません。運賃ごとの違いはANA国内線運賃の改定の解説とANA国内線運賃リニューアルの家族向け解説で整理しています。
③ 特典の上限(JAL国内線のPLUS):2026年10月1日発券分から、普通席・クラスJ・ファーストの「PLUS」利用時の必要マイルが改定されました。基本のマイル数は据え置きで、PLUSは「基本のマイルで取れないとき」に必要になる上限側の設定です。つまり、基本マイルで取れる日程を選べば影響は出にくい構造です。公式で新旧の比較までは確認できなかったので、具体的なマイル数は書きません。ファーストの例はJAL国内線ファーストの早見表にあります。
対策|やることは3つ(金額より「出口」と「点検」)
大きな金額の話ではないぶん、対策も大げさにしなくて大丈夫です。私なら、次の3つをやります。
①マイルの出口を比べる
nanacoは新レートで1マイル0.8円(1〜2口目)。特典航空券やSKYコインなどほかの出口と、1マイルあたりの価値を並べて比べます。出口を変えれば、この項目の損失は0円にできます。ただし、どちらが上かは路線や日程で変わるので、「出口を比べてから決める」で十分です。
②保有カードの年会費と特典を、年に1回点検する
ANAアメックス保有者は、次の請求月と新年会費を確認し、新しい特典(利用ボーナスマイル、ラウンジ同伴)が自分の使い方で値上げ分に見合うかを見ます。見合わなければ、一般カードへの変更や別のカードも選択肢です。JALカードの3カードを持っている家族は、対象外になる品目と免責を確認し、必要なら別カードの保険で上乗せします。
③SFCは、判定開始前に家族の決済額を月額で確認する
判定期間は2026年12月16日からです。ANAカード・ANA Payで月いくら払っているかを確認し、300万円に届くかを見ます。届かない場合も、300万円未満で退会扱いにはならず、区分がLITEになります。LITEで割り切るか、決済を寄せるかは、SFC LITEを今から修行する意味も含めて判断してください。
我が家(5人家族)の場合|SFC保有・JGC未取得で当てはまる項目は?
我が家は私・妻・娘3人(中学生1人・小学生2人)の5人家族です。私はANA SFCの会員です。JGC(JALグローバルクラブ)は未保有で、検討の対象にとどまります。
この記事の金額は、読者の方が自分の数字に置き換えられるよう、あえて実績ではなく仮定で組みました。そのため、私自身の搭乗回数、nanacoの交換実績、決済額は書いていません。ここでは「どの項目が当てはまるか」だけを整理します。
| 項目 | 我が家への当てはまり |
|---|---|
| SFCのPLUS/LITE判定 | 当てはまる。ANAカード・ANA Payの決済額が300万円に届くかで、2028年4月からの区分が決まる |
| SFC会員のラウンジ同行者ルール | 当てはまる。5人家族だと、本人+同行者1名の枠を超えた分はマイル等が必要 |
| JMBプレミアの特典変更(2028年度〜) | 既存のJGCプレミア会員向けの変更なので、JGC未取得の私は対象外 |
| nanaco・ANAアメックス・JALカード保険 | 出口や保有カード次第(実績はここには書きません) |
私は、SFCの判定がいちばん家計に響きやすい項目だと考えています。
よくある質問とまとめ
Q1. JAL側の改定は、年間いくらの影響になりますか?
金額にできたのは、JALカード(navi/CLUB-A/Suica CLUB-Aゴールド)の携行品損害の免責1事故3,000円だけです。しかも事故が起きた場合に限ります。国内線特典のPLUSや燃油サーチャージは、金額が確認できていないので試算に入れていません。
Q2. SFC LITEになると、年会費は変わりますか?
公式の年会費改定の案内は、2026年10月4日時点で確認できていません。「変わる」「変わらない」のどちらとも言えないので、試算には入れていません。ANAの公式案内を確認してください。
Q3. nanaco交換は、新レートの前に済ませないといけませんか?
一概にそうとは言えません。駆け込みはおすすめしません。差が出るのは、マイルの出口をnanacoにしている場合だけです。年2口で4,000円、年4口で6,000円という差なので、特典航空券などほかの出口と比べてから決めるのが現実的です。
Q4. 試算の仮定を自分の家族に合わせるには?
nanacoは「口数×新レートの差」、ANAアメックスは「新年会費−旧年会費」、JALカード保険は「事故の件数×3,000円」を、ご自分の数字で置き換えます。この記事の表の式がそのまま使えます。
まとめ

- 確認できた金額は年0円〜19,200円(nanacoとANAアメックス年会費の合計・保有カードと使い方で変動)。3年換算では控えめ0円、標準29,600〜38,400円、多め44,400〜57,600円
- JALカード保険は2026年12月1日出発分から1事故3,000円の免責とスマホ・眼鏡・ノートパソコン等の対象外。起きた場合の自己負担として別枠
- 判断を左右するのは、SFCのPLUS/LITE、ラウンジ、座席指定、特典の上限。金額にしない代わりに、式と判断材料を残しました
- 次の確認日は、SFCの判定開始(2026年12月16日)と、JAL国内線の燃油サーチャージの動き(2027年4月に向けて)です
数字を並べると、「大きな損をしている」というより、家族ごとに効く項目が違うことが見えてきます。日付ごとの動きはANA・JALの改悪・改定カレンダーで追っていきます。参考になれば幸いです。良いマイルライフを!
更新履歴
- 2026年10月4日:初版
参考(公式・一次情報)
確認日は2026年10月4日(SFCのANA公式ページのみ2026年10月2日)です。