
家族分の航空券を取るとき、シンプルとスタンダードで1人3,000円前後違う。「マイルが増えるならスタンダードでもいいかな」と、運賃画面で手が止まったことはありませんか?同じ便・同じ座席でも、運賃種別で搭乗マイルの積算率は変わります。人数分になると、差額は数万円。この記事は搭乗記ではなく、2026年11月3日時点の公式サイトの情報を、5人家族の目線で整理したものです。
【結論】
- 搭乗マイルは「区間マイル×運賃の積算率(%)」で決まります。国内線はANAが100・80・70・50%など、JALが100・75・50%。国際線は予約クラスで150〜30%です(2026年11月3日時点)
- ANA国内線のシンプル(70%)からスタンダード(80%)に上げても、増えるマイルで運賃差は回収できません。羽田-那覇で1マイルあたり約30円の上乗せです(1マイル1〜2円は想定)
- ステイタスやカードのボーナスは、会員本人の搭乗分だけが対象です。家族それぞれに会員番号と、必要ならカードが要ります
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目次
詳しく:搭乗マイルの計算式と、積算率・ボーナス・FLY ONの関係
まず計算式をそろえておきます。細かい表を見る前に、ここだけ押さえておくと後がラクです。
- フライトマイル=区間マイル×運賃(予約クラス)の積算率
- ボーナスマイル=ステイタスやカードによる上乗せ(本人のみ)
- ANAのボーナス計算式は、公式の説明では「区間基本マイル×予約クラス・運賃種別ごとの積算率×フライトボーナスマイル積算率」です
- JALのボーナスは「フライトマイル×ボーナス積算率」で、フライトマイルは区間マイルに運賃の積算率をかけたものです
つまり、運賃の積算率が下がると、フライトマイルもボーナスマイルも同じ割合で減ります。「ステイタスがあるから運賃は何でもいい」とは言えず、むしろボーナスも元のフライトマイルに連動するので、積算率の影響は意外と大きいです。
もう1つ、JALにはFLY ONポイントがあります。これはステイタス用のポイントで、マイルとは別物です。公式の説明では、FLY ONポイントは「フライトマイル×換算率」(日本国内線は2倍、JAL便の日本発着アジア・オセアニア線などは1.5倍、それ以外の国際線は1倍)に、運賃で決まる搭乗ボーナスポイントを足して計算します。国内線の搭乗ボーナスは、フレックスなどが400ポイント、セイバー系が200ポイント、プロモーションなどは0ポイントです。
この記事では、ANAのプレミアムポイント(PP)やSFC修行、特典航空券への影響には深入りしません。そのあたりは、ANA国内線の新運賃とPP・SFC修行の関係を家族試算でまとめた記事に任せて、ここでは「積算率と、運賃を安くした分のマイルの減り方」に絞ります。
なお、マイルの価値は人によって違います。本記事の円換算は、すべて「1マイル=1〜2円と仮定した想定」です。
ANA国内線の運賃別積算率(2026年5月19日以降の搭乗分)
ANA国内線の積算率は、2026年5月19日以降の搭乗分から新しい運賃体系になりました。エコノミークラスの積算率は次のとおりです(ANA公式「国内線フライトマイル」・2026年11月3日取得)。
| 積算率 | 対象運賃(エコノミー) |
|---|---|
| 100% | フレックス、Biz、ANAカード優待割引、島民割引、フレックス(国際線接続専用)、フルフレックス |
| 80% | スタンダード、株主優待割引 |
| 70% | シンプル |
| 50% | セール、個人包括旅行運賃(APIT)、ユース、シニア、包括団体旅行運賃(IITA) |
| 30% | 包括旅行割引運賃(ITE) |
ファースト(プレミアム)クラスは、フレックス系150%、スタンダード・株主優待130%、シンプル120%、セール100%です。有料でファーストクラスにアップグレードした場合は、元の運賃の積算率に一律で50%が加わります(例:スタンダードの80%が130%)。マイルでアップグレードしたときや、積算対象外の航空券と併用したときは加算されません。
押さえておきたい注意点が3つあります。
- 特典航空券・無償航空券・チャーター便は積算対象外です(2026年5月19日以降)
- 積算は会員本人名義の搭乗分のみで、ボーナスマイルは対象便のフライトマイルを登録した場合に限られます
- 2026年5月18日までの搭乗分は旧体系で、株主優待は75%でした。旧体系と新体系の対応表は公式には載っていないので、「旧SUPER VALUE=新シンプル」と決めつけるのはやめておきます
ちなみに、5月18日以前と5月19日以降のフライトは、同時には予約できないとされています。新運賃のシンプル・スタンダード・フレックスの違い(座席指定や変更条件)は、運賃の違いと家族で選ぶ正解運賃の記事で詳しく解説しています。
JAL国内線の積算率とFLY ONポイントのズレ
JAL国内線の積算率は、ANAより段階が少なめです(JAL公式「マイル積算率(国内線)」・2026年11月3日取得)。
| 積算率 | 運賃 |
|---|---|
| 100% | フレックス、JALカード割引、ビジネスフレックス、離島割引、特定路線離島割引 |
| 75% | 株主割引、セイバー、往復セイバー、スペシャルセイバー |
| 50% | 個人包括旅行運賃などの旅行商品系、プロモーション、当日シニア割引、スカイメイト、JALカードスカイメイト |
ANAとJALを並べると、ANAは「スタンダード80%・シンプル70%」、JALは「セイバー系75%」と、割引運賃の積算率の置き方が違います。100%の運賃(フレックスなど)はどちらも同じです。
ここでJALのややこしいところが、マイルとFLY ONポイントの動き方が違う点です。仮に羽田-那覇の区間マイルが984マイルだとして(ANAのチャート値を仮置きしたもので、JALの区間マイルは未確認です)、エコノミー片道を計算してみます。
| 運賃 | 積算率 | マイル | FLY ONポイント |
|---|---|---|---|
| フレックス | 100% | 984 | 984×2+400=2,368 |
| セイバー | 75% | 738 | 738×2+200=1,676 |
マイルは25%減(984→738)ですが、FLY ONポイントは搭乗ボーナスの差も加わるので、約29%減(2,368→1,676)と減り方が大きくなります。JALのステイタスを狙う人は、この「ポイントのほうが大きく差がつく」点も頭に入れておくと良いです。
また、JALカード会員にはツアープレミアム(年間登録手数料2,200円・JALカード会員限定)があります。パッケージツアーやスペシャルセイバーなどの対象運賃で、区間マイルの100%がたまる仕組みです(通常は50〜75%)。ただし、対象運賃や条件は公式で確認してください。
他社運航のコードシェア便や、国際線に含まれる日本国内区間では、表示されるマイルや積算が異なる場合があります。公式にも「表示数と実際の積算数に誤差が出ることがある」と注記されています。
国際線の予約クラス別積算率(ANA・JAL)
国際線は、運賃種別ではなく予約クラス(アルファベット)で積算率が決まります。ここで1つ大事な注意があります。ANAとJALではクラス記号の割り振りが違います。たとえばJは、ANAではビジネス150%、JALではビジネス125%です。必ず航空会社ごとの表で見てください。
ANA国際線(2026年11月3日取得)
| クラス | 予約クラス | 積算率 |
|---|---|---|
| ファースト | F、A | 150% |
| ビジネス | J | 150% |
| ビジネス | C、D、Z | 125% |
| ビジネス | P | 70% |
| プレミアムエコノミー | G、E | 100% |
| プレミアムエコノミー | N | 70% |
| エコノミー | Y、B、M | 100% |
| エコノミー | U、H、Q | 70% |
| エコノミー | V、W、S、T | 50% |
| エコノミー | L、K | 30% |
O、I、R、Xは積算対象外です。
JAL国際線(2026年11月3日取得)
| クラス | 予約クラス | 積算率 |
|---|---|---|
| ファースト | F、A | 150% |
| ビジネス | J、C、D、I | 125% |
| ビジネス | X | 70% |
| プレミアムエコノミー・エコノミー | W、R、Y、B | 100% |
| プレミアムエコノミー・エコノミー | E、H、K、M | 70% |
| エコノミー | L、V、S | 50% |
| エコノミー | O、Z、G、Q、N | 30% |
JALは、個人包括旅行運賃(パッケージツアーなど)や団体包括旅行運賃などで搭乗した場合、ビジネス70%、プレミアムエコノミー・エコノミー50%と別の扱いになる注記があります。ツアーで国際線に乗るときは、この点にも注意が必要です。
また、国際線の区間マイルは1月1日に改定される路線があり、予約時の表示数と、搭乗日に積算される数が異なる場合があるとされています。
ステイタス・カードのボーナス率|加算されるのは本人だけ
ここがいちばん家族で誤解しやすいところです。ステイタスやカードによる上乗せは、会員本人の搭乗分だけです。妻や子どもたちが同じ便に乗っても、自分のステイタスやカードがなければボーナスは付きません。「私のSFCで家族全員に上乗せ」とはなりません。
ANAのボーナス率
ANAステイタスのフライトボーナス率は次のとおりです(ANA公式・2026年11月3日取得。2026年11月3日時点の表示で、今後変更される可能性があります)。
| ステイタス | ゴールド/プレミアムカード等なし(初年度→2年目以降) | ANAゴールド/ANAカード プレミアム/SFCゴールド・プレミアム保有(初年度→2年目以降) |
|---|---|---|
| ダイヤモンドサービス | 115% → 125% | 120% → 130% |
| プラチナサービス | 90% → 100% | 95% → 105% |
| ブロンズサービス | 40% → 50% | 45% → 55% |
スーパーフライヤーズ会員(SFC)は、レギュラーカード35%、ゴールドカード40%、カード プレミアム50%です。ANAカード自体のフライトボーナスは、一般10%、ワイド25%、ゴールド25%、プレミアム50%とされています(ANAグループ便をマイル積算条件運賃で搭乗した場合)。国内のコードシェア便でもANA便名なら対象ですが、国際線の他社運航コードシェア便は対象外です。
ステイタスとカードの両方があっても、高いほうだけが適用され、合算はされません。2028年4月以降のSFC(PLUS/LITE)や、JALの2027年以降の制度でボーナス率がどうなるかは、公式で確認できた範囲では記載がないため、ここでは書きません。SFCの判定条件などは、ANA SFC改定とJMBプレミアへの改称をまとめた記事と、年300万円に入る決済・入らない決済のQ&Aが参考になります。
JALのボーナス率
JALのFLY ONステイタスに応じた搭乗時のボーナス(マイルUPボーナス)は次のとおりです(JAL公式・2026年11月3日取得)。
| ステイタス | ボーナス積算率 |
|---|---|
| JMBクリスタル | 55% |
| JMBサファイア | 105% |
| JGCプレミア | 105% |
| JMBダイヤモンド | 130% |
| JALグローバルクラブ(JGC) | 35% |
FLY ONのサービスとJGCのサービスは重複せず、有利なほうが適用されます。「JGCプレミア」は2027年1月1日搭乗分から「JMBプレミア」に改称されますが、改称後のボーナス率は確認できていないので、ここでは触れません。
JALカードの搭乗ボーナスは、公式ページで確認できたのは「ご搭乗ごとにフライトマイルの最大25%プラス」までです。カード種別ごとの率は、各カードの公式ページで確認してください。券種の違いは、JAL系カード全種類の比較記事にまとめています。
ちなみに、家族カード会員にボーナスが付くかについて、公式ページには記載を見つけられませんでした(未確認)。ここは断定せず、気になる人はカード会社に確認するのが安全です。
子ども・幼児はマイルが付く?
家族旅行では、子どもの搭乗分のマイルも気になりますよね。確認できた範囲では次のとおりです。
- ANAの小児:公式の説明では、小児割引を適用した場合の積算率と搭乗ポイントは、ベースとなる各種運賃に準じます。細かい扱いは、予約画面や会員ページで確認してください
- ANAの幼児(2歳未満):会員規約に「座席を占有せずに旅行する場合は、マイルは積算されません」とあります(座席を占有する場合は大人と同じ基準)。規約は改定されることがあるため、予約前にANA公式の会員規約で最新の条文を確認してください
- JAL:JALカード公式コラム(2021年公開)によると、フライトマイルは座席を購入して搭乗した場合のみたまり、国内線の膝上幼児はマイルが付かないとされています。JALの公式規約ページでの確認はできていないので、最新はJAL公式でご確認ください
年齢ごとの運賃ルールは子供の飛行機代は何歳から払うのかをまとめた記事、特典航空券側の年齢ルールは子供のマイル年齢別ルールの記事で整理しています。
損益分岐:積算率を上げる運賃は得か
ここからが、この記事の本題です。「マイルが増えるぶん、高い運賃でも元が取れるのでは?」を、数字で確かめます。
前提は3つです。
- マイルの価値は1〜2円と仮定(想定)。実際の価値は使い道で大きく変わります(根拠は1マイルは何円かをまとめた記事で詳しく計算しています)
- 運賃は、ANA公式の「〜」表示の開始価格(2026年9月17日時点。購入日で変わる目安)の差
- 公式の運賃額で比べられたのはANA国内線のシンプル・スタンダード・フレックスの3種類のみ。JALの運賃額はANAとJALの国内線運賃を比べた記事に任せます
シンプル(70%)→スタンダード(80%)に上げる場合
エコノミー・羽田発・1人片道で、10ポイントぶんの追加マイルと運賃差を比べます。
| 区間 | 追加マイル(+10%分) | 運賃差(開始価格) | 1マイルあたりの追加運賃 |
|---|---|---|---|
| 羽田-新千歳 | 51マイル | 3,630円 | 約71円 |
| 羽田-福岡 | 約57マイル | 3,520円 | 約62円 |
| 羽田-那覇 | 約98マイル | 2,970円 | 約30円 |
1マイルを2円と見積もっても、いちばん条件の良い那覇で30円。積算率が10ポイント上がるぶんのマイルでは、運賃差は回収できません。スタンダードを選ぶ理由は、座席指定や変更条件(それぞれ上の記事を参照)であって、マイルではない、というのが整理した結果です。
フレックス(100%)とシンプル(70%)の差
羽田-那覇の片道で見ると、フレックスの開始価格は60,610円、シンプルは12,540円で、差は48,070円。積算率の差30ポイントぶんのマイルは約295マイル(984×30%)なので、1マイルあたり約163円になります。マイルのためだけにフレックスを選ぶ理由は、ほぼありません。
国際線(ANA・羽田-ホノルル)の逆算
国際線は運賃額が未確認なので、逆算で考えます。羽田-ホノルルの片道100%は3,831マイル、往復で7,662マイルです。予約クラス別の1人往復の積算マイルは次のとおり(ANA公式のチャート値×2)。
| 予約クラス(ANA) | 積算率 | 往復の積算マイル(1人) |
|---|---|---|
| Y・B・M | 100% | 7,662 |
| U・H・Q | 70% | 5,362 |
| V・W・S・T | 50% | 3,830 |
| L・K | 30% | 2,298 |
100%と50%の差は、1人往復で約3,830マイル。1〜2円と見ると約3,800〜7,700円です。「積算率の高い運賃クラスに上げる追加料金が、1人往復でこの金額以内なら積算で取り返せる。超えるなら回収できない」が目安になります。
ただし、国際線は安いクラスほど、変更可否や特典航空券への影響などの条件も違う場合があります(詳細は未確認なので断定しません)。マイルだけで選ばないのが無難です。
3人・4人・5人の人数別早見表
では、人数をかけたらどうなるか。羽田-那覇・往復で、シンプルからスタンダードに上げた場合を比べます。
※以下は4人家族想定のモデル試算です(3人・5人は人数を入れ替えた参考値。全員が各自の会員番号で登録した場合の合計です)。
| 人数 | 追加マイル(往復) | 追加運賃(往復・開始価格差) | マイル価値 1円想定 | 同 2円想定 | 2円想定でも持ち出し |
|---|---|---|---|---|---|
| 3人 | 約590 | 17,820円 | 約590円 | 約1,181円 | 約16,600円 |
| 4人 | 約787 | 23,760円 | 約787円 | 約1,574円 | 約22,200円 |
| 5人 | 約984 | 29,700円 | 約984円 | 約1,968円 | 約27,700円 |
(計算:984マイル×10%=98.4マイル/片道/人。往復×2。運賃差は2,970円/片道/人)
次に、国際線(ANA・羽田-ホノルル・往復)の人数別の積算マイルです。
| 予約クラス(ANA) | 積算率 | 3人 | 4人 | 5人 |
|---|---|---|---|---|
| Y・B・M | 100% | 22,986 | 30,648 | 38,310 |
| U・H・Q | 70% | 16,086 | 21,448 | 26,810 |
| V・W・S・T | 50% | 11,490 | 15,320 | 19,150 |
| L・K | 30% | 6,894 | 9,192 | 11,490 |
5人で100%と50%の差は約19,150マイル。1〜2円なら約1.9万〜3.8万円相当です。人数が増えるほど「積算の差」も「運賃の差」も同じ割合で増えるため、1人あたりの損益分岐は変わりません。ただし、財布から出ていく額の絶対値は大きくなる、ということです。
国内線の表は右端の「持ち出し」が大きいほど、マイル目的での値上げは割に合わないことを示します。国際線の表は運賃額が未確認のため、マイルの量だけを並べています。たとえば4人で100%と50%を比べた差は約15,300マイル(1〜2円想定で約1.5万〜3.1万円相当)で、これより安く上げられるなら積算の面では取り返せる計算です。
これらはいずれも「運賃の開始価格」と「公式チャートの区間マイル」にもとづく目安です。実際の予約画面では、時期や空席状況で運賃が変わり、運賃の差も変わります。大事なのは数字の暗記ではなく、「追加運賃÷追加マイル」で1マイルあたりの単価を出す習慣です。
我が家(5人家族)の場合
私は妻と娘3人(中学生1人・小学生2人)の5人家族の父です。ここでは「我が家なら、こう計算する」という整理をしてみます(実際の搭乗の体験談ではありません)。
5人で羽田-那覇を往復するとして、先ほどのスタンダード80%で考えます。区間マイル984×80%=約787マイル(片道・1人)。往復で1人約1,574マイルです。
- 全員が各自の会員番号で登録した場合、5人往復で約7,870マイル。登録しなければ、積算は0です
- ボーナスは本人1人ぶんだけ。たとえばSFCレギュラー(35%)の本人なら、984×80%×35%=約275マイル(片道)、往復で約551マイル。同じ便に乗る妻と娘3人は、自分のカードやステイタスがなければボーナス0です
- 仮に本人がANAカード一般(10%)なら往復約157マイル、ゴールド(25%)なら往復約394マイルです。いずれも想定モデルの計算です
家族のマイルを1つにまとめたい場合、JALならJALカード家族プログラムが選択肢になります。ただ、合算できるのは「ためたマイル」の話で、ボーナス率が家族に広がるわけではありません。ここは分けて考えるのがポイントです。
結局、5人家族で意識したいのは次の3つです。
- 全員の会員番号を、予約のたびに入れる習慣をつくる。1人でも抜けると、その人の積算はゼロです
- ボーナスは「持っている本人だけ」と割り切って、期待値に入れすぎない
- 運賃は「マイル」ではなく「座席指定・変更条件・総額」で選ぶ。積算率の差は、人数をかけても1マイルあたりの損益は変わりません
特に3つ目は、先ほどの損益分岐の計算結果そのものです。マイルは「おまけ」として受け取るくらいの距離感が、家族旅行にはちょうど良いと私は考えています。
積算を取りこぼさない登録のコツ
積算率を調べても、登録を忘れたら元も子もありません。ANA公式の注記も踏まえると、次の点を意識すると良いです。
- 搭乗前に会員番号を予約へ登録しておく。搭乗しなければ当然積算されません
- 他のプログラム(提携会社)と二重には登録できません
- 当日の便変更では、自動で積算されない場合があるので、搭乗後に積算結果を確認する
- 積算率の表は更新日の表示がなく、予告なく変更される場合があります。最終確認は公式ページで
JALカードの搭乗ボーナスや、ツアープレミアムを活かすなら、JALカードを持つ家族がいる場合に効きやすいです。ポイントサイト経由での入会を検討する人向けに、案件ページへのリンクを置いておきます。

JALカードをポイントサイト経由で検討するなら
ハピタスのJALカード CLUB-A・CLUB-Aゴールド(VISA)の案件ページで、条件とポイント数を確認できます。ポイント数は時期により変わるため、現在の数字は案件ページでご確認ください。搭乗ボーナスの率は、カード種別ごとにJAL公式でご確認ください。
ハピタスでJALカード CLUB-A(VISA)の案件を確認する
※対象は初めてJALカードを作る方です。JALカードをお持ちの方・過去にお持ちだった方(家族カードを含む)は対象外です。この案件はVISAが対象です。ポイントサイト経由の申込は、JALカードの入会キャンペーンのマイルの対象外です。カード発行後3か月以内の解約や、SNSでJALカードに関する情報を拡散した場合も対象外になります。条件は申し込み前に案件ページでご確認ください。ハピタス未登録の方は、登録画面で紹介コード QYMTVB を入力すると紹介経由の登録になります。
よくある質問
Q. ANAとJALで積算率が高いのはどっちですか?
国内線の100%運賃はどちらも同じです。割引運賃は、ANAがスタンダード80%・シンプル70%、JALがセイバー系75%と段階が違います(2026年11月3日時点の公式表)。
Q. セール運賃や個人包括旅行運賃は50%ですか?
国内線では、ANAのセール・個人包括旅行運賃は50%です。JALも個人包括旅行運賃やプロモーションなどが50%です。
Q. 家族カード会員にもボーナスは付きますか?
公式ページには、家族カードへの適用の記載を見つけられませんでした(未確認)。積算は会員本人名義の搭乗分のみです。ANAカード家族カードの条件は、ANAカード家族カードのデメリットや対象をまとめた記事も参考になります。
Q. 子どもが膝上のとき、マイルは積算されますか?
ANAの規約では、座席を占有しない2歳未満は積算されないとされています。JALはJALカード公式コラム(2021年公開)で、座席を購入した場合のみ積算とされています。
Q. FLY ONポイントとマイルの積算率は同じですか?
運賃の積算率が下がると、マイルもFLY ONポイントも同じ割合で減ります。ただし、FLY ONは国内線が2倍換算で、搭乗ボーナスは運賃で別に決まります。
まとめ
搭乗マイルの積算率は、運賃種別(国内線)や予約クラス(国際線)で決まり、ANAとJALで段階や記号が違います。最後に、この記事のポイントを整理します。
- 国内線はANAが100・80・70・50%、JALが100・75・50%。国際線は150〜30%
- ANA国内線のシンプル→スタンダードは、羽田-那覇で1マイルあたり約30円の追加運賃。1マイル1〜2円という想定では、マイルのためだけに上げるのは割に合いません
- ステイタスやカードのボーナスは本人のみ。家族分は各自の会員番号で登録します
- 表の数値は2026年11月3日時点です。変更されることがあるので、予約前に公式の最新表を確認してください
運賃を選ぶときは、「マイルで元を取る」より、座席指定や変更条件など、旅行の安心感で決めるほうが、結果的に満足度が高いと思います。その上で、貯めたマイルを増やす全体像は、JALマイルを年間10万マイル貯める方法やANAマイル完全ガイドで整理しています。参考になれば幸いです。良いマイルライフを!