
ANAで赤ちゃんや小さな子どもと飛ぶことが決まったものの、「ベビーベッドは頼めるの?」「ベビーカーはどこまで使える?」「申し込みはいつまで?」と、調べるほど疑問が増えていませんか?
ANAの子連れサービスは便利ですが、国内線と国際線で申込期限や条件が違い、期限を過ぎると使えないものが少なくありません。この記事では、私(妻と娘3人〔中学生1人・小学生2人〕の5人家族の父)が、ANA公式の「小さなお子様連れのお客様」ページ(国内線・国際線)を2026年10月19日時点で読み込み、サービスと期限を一覧にしました。
【結論】
- 予約と同時に動くのが正解。ベビーベッドは国際線が出発48時間前まで・国内線が24時間前まで、エアポートサポートは国際線が72時間前まで・国内線が24時間前までの要予約です
- 国際線のほうが申込期限が早い。同じ感覚で直前に電話すると間に合いません
- 運賃は幼児(2歳未満・座席なし)が大人の10%、座席を使う場合や2〜11歳は小児運賃で大人の75%(国際線・路線やクラスで異なる場合あり)
- ベビーカー預けは無料。ただし機内持ち込みは規定サイズ以下に限られます
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目次
全体像|ANA子連れサービスを使う順番
サービスは「出発前・空港・機内・到着後」の流れで使います。申込が必要なものを先に押さえるのがコツです。
【予約時】座席指定ができる運賃で予約(ベビーベッド申込の前提条件)
↓
【出発72〜24時間前まで】ベビーベッド・エアポートサポートを申込
↓
【出発24時間前まで】乳幼児食・お子様食(国際線)を申込
↓
【空港】ベビーカー貸出(当日申し出・事前予約不可)/預け無料
↓
【機内】おむつ交換台付き化粧室・おもちゃ・粉ミルクの調乳
↓
【到着後】エアポートサポートで到着ロビーまで案内(要予約)
詳しく:国内線と国際線で何が違う?早見表

公式ページを並べると、サービスの中身は似ていますが、申込期限と対象が違うことが分かります(2026年10月19日時点)。
| 項目 | 国内線 | 国際線 |
|---|---|---|
| エアポートサポート(3歳以下を同伴する大人1名旅行が対象) | 電話で要予約(出発24時間前まで) | 要予約(出発72時間前まで) |
| ベビーベッド | 要予約(出発24時間前まで)・体重10kgまで | 要予約(出発48時間前まで)・体重10kgまで・ファーストクラスは利用不可 |
| ベビーカー貸出 | 専用カウンターで貸出(数に限りあり) | チェックイン時に申し出(事前予約不可・数に限りあり) |
| 乳幼児食・お子様食 | 公式ページに記載なし | 要予約(出発24時間前まで・ANAウェブサイト) |
| アレルギー対応ミール | 公式ページに記載なし | 要予約(日本出発便は24時間前まで・日本到着便は48時間前まで) |
| 紙おむつ | メリーズM・Lを機内に用意(数に限り) | メリーズM・Lを機内に用意(数に限り) |
| 粉ミルク | 持参のミルクは客室乗務員が調乳 | 機内に用意あり(数・種類に限り)・持参のミルクも調乳 |
| ANAオリジナルのおもちゃ・記念品 | 機内に用意 | 機内に用意 |
ここで特に大事なのは、ベビーベッドとエアポートサポートの期限が国際線のほうが早いことです。国際線を取ってから「国内線と同じ感覚で前日に電話しよう」と考えていると、申込期限を過ぎてしまいます。
ベビーベッドを使うときの落とし穴
ベビーベッドは「座席を使わない赤ちゃん」向けの貸出で、機内に取り付けるタイプです。公式の条件はこうなっています。
- 対象は体重10kgまで(国際線のベッドサイズは縦72cm×横27cm×高さ17cm)
- 座席指定ができる運賃で予約する必要がある(安い運賃だと対象外のことがある)
- 台数・設置場所に制限があり、席が選べても必ず付くとは限らない
- 国際線はファーストクラス(全機種)では利用不可。国内線のDHC-8-400(Q400)や提携航空会社の一部便も対象外
申込は搭乗日の6日後以降(国際線)や明後日以降(国内線)の予約なら、LINEのANAメッセージサービスで手続きできます。国際線は「国際線ベビーベッド」、国内線は「国内線ベビーベッド」と送信します。直前の場合は電話窓口(ANAあんしんご予約デスク)です。これから予約を検討している段階でも、ベビーベッドの空席確認ができるのも便利なポイントです。
また、ベビーベッドを申し込むと、専用のガーゼタオルも用意されます。
ベビーカーの扱い|預け無料・持ち込みは条件つき
ベビーカーは次の3つで考えると迷いません。
- 自分のベビーカーはカウンターで預ける(預けるのは無料。付属のアクセサリーははずす)
- 借りるなら空港の貸出ベビーカー(搭乗口まで使える。数に限りがあり、事前予約はできない)
- 機内に持ち込みたい場合は、折りたたんだサイズが機内持ち込みの規定サイズ以下のときだけ
3つ目の注意点として、機内持ち込みは1人1個までです。ベビーカーを持ち込むと、ハンドバッグやカメラなどの身の回り品以外は機内に持ち込めなくなります。国内線では、預けたベビーカーを到着後に優先返却する取り組みもあり、「プレミアムカスタマー」「プレミアムクラス搭乗のお客様」の手荷物に次いで返却されます。
機内で使えるサービス|おむつ・ミルク・離乳食・おもちゃ
機内の化粧室には、おむつ交換台が付いています(提携航空会社運航の一部便を除く)。ANAが機内に用意しているのは、メリーズのMとLサイズです。ただし数に限りがあるため、公式も「自分で用意するのがおすすめ」としています。
食事まわりは、国際線のほうが選択肢が多い構成です。
- 乳幼児向けのお食事(BBML)は、主に離乳食期向けで、瓶詰めのピューレやスープなどが中心(要予約)
- お子様向けのお食事(CHML)も事前に申し込み(要予約)
- 生後12カ月以上〜2歳未満向けのベビーフードは、機内で客室乗務員に相談する形(数に限りあり)
- アレルギー対応ミールは別の申込窓口になっていて、日本到着便は48時間前までと、通常のお子様食より期限が早い
アレルギーのあるお子さん連れの場合は、通常の機内食より早く動くのが鉄則です。
子どもの年齢と運賃のルール
国際線の公式ページでは、年齢と運賃の関係が次のように整理されています(路線・クラスによって設定がない場合や割引率が異なる場合あり)。
| お子様の年齢 | 座席 | 適用運賃 |
|---|---|---|
| 生後8日〜2歳未満 | 同伴者と一緒に座る | 幼児運賃(大人運賃の10%) |
| 生後8日〜2歳未満 | 座席を使う | 小児運賃(大人運賃の75%) |
| 満2〜12歳未満 | 1人で座る | 小児運賃(大人運賃の75%) |
| 満5〜12歳未満(同伴なし) | ANAジュニアパイロットの受付条件を確認 | 大人運賃 |
そのほか、押さえておきたいルールです。
- 大人1名につき2歳未満のお子様は2名まで同伴できます。ただし、1名は座席を確保し、小児運賃を適用します。2名を連れる場合はチャイルドシートが必要です
- ANAはチャイルドシートの貸し出しをしていません。自分で用意して装着します
- 国際線では、5歳未満のお子様は12歳以上の付添い人と同じ搭乗クラスで旅行する必要があります
座席の注意点(詳細は別記事へ)
幼児連れは非常口座席を指定できません。また、酸素マスクの数の制限があるため、他の幼児連れと同じ座席列には座れません(複数の場合は前後の列か、通路を挟んで並びの列に)。
国際線では、座席を確保する幼児(小児運賃の2歳未満)は、ファーストクラスや、一部機材のビジネスクラスを利用できません。ビジネスクラスで子連れ旅行を考えている場合は、機材ごとの条件を予約前に確認しておくと安心です。
機材ごとの座席の選び方はANA国内線 子連れのおすすめ座席で、列番号まで整理しています。
運賃の種類で変わること|安い運賃は座席指定が条件にならないことも
ベビーベッドの申込には「座席指定ができる運賃」で予約することが前提です。価格だけで安い運賃を選ぶと、後から「ベビーベッドが使えない」「事前の座席指定ができない」となることがあります。
国内線の運賃別の座席指定タイミングはANAシンプルの座席指定×子連れ|5人家族が並んで座るにはで整理しています。子連れ旅行では、数千円の運賃差より「並んで座れる」「ベビーベッドが使える」ほうが、体力的にも気持ち的にも効きます。
よくある失敗と回避策
子連れでANAを使うときに、つまずきやすい点を4つにまとめます。
- 国際線のベビーベッドを前日に申し込もうとする:国際線は出発48時間前までです。予約したその日に申込む習慣をつけると安全です
- 安い運賃で予約してベビーベッドが使えなかった:座席指定ができる運賃を選びます
- エアポートサポートの対象を勘違いする:対象は「大人1名で旅行し、3歳以下のお子様を1名以上同伴するお客様」で、荷物の運搬やお子様のケアが目的のサービスではありません
- 紙おむつを機内頼みにする:機内のおむつは数・種類に限りがあるため、必要な分は自分で持っていくのが基本です
よくある質問(FAQ)
Q1. ベビーカーは機内に持ち込めますか?
折りたたんだサイズが機内持ち込み手荷物の規定サイズを下回るときだけ持ち込めます。1人1個までのため、ベビーカーを持ち込むと身の回り品以外は機内に持ち込めません。サイズの詳細は、国内線は「手荷物(国内線)」、国際線は「機内持ち込み手荷物のサイズとルール(国際線)」で確認してください。
Q2. ベビーカーの貸し出しは予約できますか?
国際線は事前予約ができず、チェックイン時の申し出になります。数に限りがあり、一部の空港では用意されていません。国内線も数量に限りがあり、お手伝いが必要なお客様専用カウンターで申し出ます。
Q3. 2歳未満の子どもに航空券は必要ですか?
必要です。国内線では、座席を使わない2歳未満のお子様にも航空券が必要です。国内線は生後8日〜1歳が膝の上なら無償、国際線は座席を使わない場合に幼児運賃(大人運賃の10%)がかかります。
Q4. ANAで5〜11歳の子どもだけで乗れますか?
国内線は満5〜7歳でも同伴者なしで搭乗でき、同伴者がいない場合は「お子様のみでのご旅行」のサービスを利用します。国際線は満5〜11歳(メキシコ線は満5歳〜13歳)が一人搭乗でき、ANAジュニアパイロットの条件を確認する必要があります。
Q5. 家族5人でマイルを貯めて行く方法はありますか?
ANAのマイルは家族会員の制度や、ポイントからの交換で貯められます。マイルの貯め方の全体像はANAマイルで家族特典航空券 完全攻略大全を参照してください。
我が家(5人家族)の場合
我が家は娘3人(中学生1人・小学生2人)なので、乳幼児期はもう過ぎています。そのため、ベビーベッドや離乳食、エアポートサポートは、自分で使った体験談ではなくANA公式の案内に基づく整理です。
実感としてあるのは、子どもが小さい時期ほど「予約と同時にやることを決める」ほうがラクということです。特典航空券でも運賃購入でも、予約を確定した日に、座席指定とベビーベッドなどの申込をひとまとめに済ませておくと、直前にバタバタしません。
その特典航空券のマイルをどこで作るか。我が家の柱は、旅行やホテルの支払いをまとめているマリオットボンヴォイアメックスプレミアムです。マリオットボンヴォイのポイントはANAマイルに交換でき、60,000ポイントで25,000マイル(20,000マイル+ボーナス5,000マイル)になります。
カード決済(100円=3ポイント)
↓
マリオットボンヴォイ ポイント(60,000P)
↓ ANAマイルへ交換(3P=1マイル+60,000Pごとにボーナス5,000マイル)
ANAマイル(25,000マイル)
↓
ANA特典航空券(予約と同時に座席指定・ベビーベッド申込)

家族の特典航空券のマイルを、旅行の支払いから作る
マリオットボンヴォイアメックスプレミアムは100円=3ポイント。貯めたポイントは60,000ポイントで25,000 ANAマイルに交換でき、ホテルの無料宿泊にも使えます。年会費は82,500円(2025年8月改定後)です。
※ご紹介プログラム経由。年会費82,500円(税込)。入会特典の内容・適用条件は時期により変動するため、最新情報は公式ページでご確認ください。
まとめ|ANAの子連れサービスは「予約と同時に申し込む」

最後にポイントを振り返ります。
- ベビーベッドとエアポートサポートは事前予約制。国際線は48〜72時間前、国内線は24時間前までが目安です
- 国際線のほうが期限が早いので、同じ感覚で直前に動かない
- 運賃は2歳未満で座席なしなら大人の10%、座席を使う場合や2〜11歳は75%(国際線・路線により異なる場合あり)
- ベビーカーは預けるなら無料、機内持ち込みは規定サイズ以下のときだけ
- 安い運賃だとベビーベッドの前提(座席指定)が満たせないことがある
国内線の運賃選びはANA国内線運賃リニューアルの解説、マイルでのアップグレードはANA国内線はマイルでアップグレードできる?もあわせてどうぞ。
サービスの内容や期限は変更される可能性があります。申込の前に、ANA公式の「小さなお子様連れのお客様」ページで最新情報を確認してください。
参考になれば幸いです。良いマイルライフを!