
「この冬は子どもに本物の雪を見せたい。でも家族全員分の航空券を現金で買うと、それだけで10万円を軽く超える…」と悩んでいませんか?
冬の北海道は、マイルの使い道としてかなり優秀な行き先です。国内線なので燃油サーチャージがかからず、現金の負担は空港の施設使用料程度。そして何より、同じ「冬」でも時期によって必要マイルが大きく変わるのがポイントです。
結論を先に言うと、1月の三連休明けから2月末まではANAがローシーズン。一方で、年末年始と3月中旬以降の春休みはANAがハイシーズンになるため、JALの基本マイルの方が少なく済みます。この記事では、ANAとJALの公式チャートを並べて「いつ・どちらで取るべきか」を整理し、5人家族の総額試算、幼児のルール、ホテル選び、雪の欠航対策までまとめます。
目次
この記事でわかること
- 冬の北海道でANAとJALの必要マイルがどう変わるか(2026年10月3日に公式で確認した数字)
- 1〜2月はANA、年末年始と春休みはJALが有利になる理由と、5人家族の総額試算
- 「札幌に入って函館から帰る」ような、北海道らしい旅程の組み方
- 2歳未満の幼児・小児のマイルのルール
- ホテルポイントで泊まれる北海道のホテルと、5人家族の部屋割りの考え方
- 雪の欠航に備えて、出発前にやっておくこと
【結論】冬の北海道は「ANAのローシーズン」と「JALの固定マイル」を使い分ける

先に結論です。
1月7日〜2月末に行くならANA、年末年始(12月24日〜1月6日)と春休み(3月12日〜31日)に行くならJALの基本マイルが第一候補。どちらも取れないときは、現金の航空券やパッケージと比べてから決める。
東京⇔札幌(新千歳)の片道で比べると、こうなります。
| 東京⇔札幌 片道(大人1人) | ANAローシーズン | ANAレギュラー | ANAハイシーズン | JAL基本マイル |
|---|---|---|---|---|
| 必要マイル | 7,000 | 8,500 | 10,500 | 8,500(季節共通) |
※ANAは301〜800マイル区間、JALはEゾーンの数字。いずれも2026年10月3日に各社公式サイトで確認。JALは基本マイルの席が埋まると「特典航空券PLUS」で必要マイルが増えます。
ANAのローシーズンなら、大人1人の往復で14,000マイル。JALの基本マイル(往復17,000マイル)より3,000マイル少なく済みます。逆に年末年始のANAは往復21,000マイルなので、JALの基本マイルが取れればそちらの方が1人4,000マイル少ない計算です。
マイルを使う前に、家族分の現金相場を見ておく
北海道線は時期によって現金の航空券が安く出ることもあります。家族の人数を入れて価格を先に確認しておくと、「この日程はマイルを使うべきか」の判断が早くなります。
では、ひとつずつ見ていきましょう。
ANAの国内線特典航空券|冬は「ロー」と「ハイ」がはっきり分かれる
北海道の主要路線は、ほぼ同じマイル数
ANAの国内線特典航空券は、区間の距離(基本区間マイレージ)とシーズンで必要マイルが決まります。うれしいのは、東京から札幌・旭川・函館・釧路・帯広・女満別などは、すべて同じ「301〜800マイル区間」に入っていることです。
| ANA国内線 片道1区間 | ローシーズン | レギュラー | ハイシーズン |
|---|---|---|---|
| 301〜800マイル区間(東京⇔北海道の主要空港) | 7,000 | 8,500 | 10,500 |
つまり、札幌に行っても旭川に行っても必要マイルは変わりません。スキー場や動物園など、行きたい場所に一番近い空港を選べるのがANAで北海道に行くときの強みです。
冬のシーズン区分(2026〜2027年)
ここが一番大事なところです。ANA公式のシーズンチャートを冬に絞ると、こうなっています。
| 期間 | シーズン | 片道(301〜800マイル区間) |
|---|---|---|
| 2026年12月1日〜12月23日 | ロー | 7,000 |
| 2026年12月24日〜2027年1月6日 | ハイ | 10,500 |
| 2027年1月7日〜2月28日 | ロー | 7,000 |
| 2027年3月1日〜3月11日 | レギュラー | 8,500 |
| 2027年3月12日〜3月31日 | ハイ | 10,500 |
※シーズン期間は変更になる場合があります。予約時に公式で確認してください。
見てのとおり、1月7日から2月末までの約2か月がまるごとローシーズンです。雪がしっかり積もっていて、スキーにも雪遊びにもいちばん向いている時期がローシーズンというのは、家族にとってかなりありがたい設定です。
ただし、学校が休みになる年末年始と3月中旬以降の春休みはハイシーズン。家族旅行が一番集中する時期ほど、ANAは必要マイルが上がります。
「札幌に入って函館から帰る」もOK
ANAの国内線特典航空券は、往路の目的地と復路の出発地が違う往復も使えます。ANA公式にも「東京⇒札幌、(車・鉄道などで移動)、函館⇒東京」という旅程例が載っています。
北海道は広いので、同じ空港に戻る必要がないのは大きなメリットです。たとえば「新千歳から入って札幌で雪遊び、JRで函館に移動して夜景を見て、函館空港から帰る」といった旅程が、往復の特典航空券として組めます。
JALの国内線特典航空券|基本マイルは季節で変わらない
東京⇔札幌は片道8,500マイル
JALの国内線特典航空券は、距離に応じてA〜Gの7つのゾーンに分かれています。北海道の主な路線はこちらです(2026年10月1日更新の公式早見表)。
| JAL国内線 片道 | 基本マイル数 | PLUS利用時(最大) |
|---|---|---|
| 東京⇔札幌・旭川・釧路・帯広・女満別(Eゾーン) | 8,500 | 〜43,500 |
| 東京⇔函館(Dゾーン) | 7,500 | 〜35,500 |
ポイントは、基本マイル数がシーズンで変わらないことです。年末年始でも春休みでも、基本マイルの席が残っていれば東京⇔札幌は片道8,500マイルで取れます。
ただし「基本マイルの席」は早い者勝ち
1つだけ注意点があります。JALは、基本マイルの席が埋まると「特典航空券PLUS」で必要マイルが上がる仕組みです。東京⇔札幌なら最大43,500マイルまで上がることがあり、こうなるとマイルで取る意味がほとんどなくなります。
繁忙期は基本マイルの席から先に埋まります。JALの特典航空券は搭乗日の360日前の午前0時(日本時間)から予約できるので、年末年始や春休みにJALで行くなら、行き先が決まった時点で早めに空席を見ておくのが鉄則です。ANAは搭乗日の355日前の午前9時からなので、予約開始のタイミングも少しずれています。
5人家族の総額試算(東京⇔札幌・往復)
では、家族全員分でどのくらい変わるのか。シミュレーション例として、大人2人・子ども3人(全員座席あり)で計算してみます。国内線特典航空券では、座席を使う子どもは大人と同じマイル数が必要です。
| シミュレーション(5人・往復) | ANA | JAL(基本マイル) | 差 |
|---|---|---|---|
| 1月7日〜2月末(ANAロー) | 70,000マイル | 85,000マイル | ANAが15,000少ない |
| 3月1日〜11日(ANAレギュラー) | 85,000マイル | 85,000マイル | 同じ |
| 年末年始・3月12日以降(ANAハイ) | 105,000マイル | 85,000マイル | JALが20,000少ない |
ここが冬の北海道のいちばん面白いところです。同じ冬でも、1〜2月ならANAが1万5,000マイル得、年末年始と春休みならJALが2万マイル得と、勝ち負けがひっくり返ります。
「冬休みしか動けない」という家庭はJALの基本マイル、「1月の三連休や2月の週末に休みを足せる」という家庭はANAのローシーズン。家族の休み方で、どちらのマイルを貯めるべきかが変わるわけです。
家族分の特典航空券を誰の口座から取るか、家族のマイルをどうまとめるかは、こちらの記事で詳しく整理しています。
幼児・小児のマイルのルール
小さい子がいる家庭は、年齢のルールも押さえておきましょう。ANAの国内線特典航空券では、次のように案内されています(2026年10月3日にANA公式で確認)。
- 幼児(2歳未満):座席を使わない場合、大人1人につき1名まで、大人のひざの上で無料。ただし航空券は必要なので、特典利用者登録をしたうえで、同伴する大人と同時に予約・発券します
- 座席を使う幼児:大人と同じマイル数が必要。ANAウェブサイトでは予約できず、ANA国内線予約センターで申し込みます
- 小児(2歳以上12歳未満):大人と同じマイル数が必要
JALも、小児と座席が必要な同伴幼児は大人と同じマイル数です。年齢は最初の区間の搭乗日時点で判定されるので、誕生日が近い子は注意してください。
また、ANAで家族の分を取るときは、事前に特典利用者登録(最大10名)が必要です。無料の幼児も登録の対象なので、忘れずに済ませておきましょう。年齢別のルールは、こちらの記事でANA・JALを並べてまとめています。
冬の北海道は荷物がかさばります。スキーウェアや子どもの防寒具で預け荷物が増えがちなので、手荷物のルールも事前に確認しておくと安心です。
ホテルはポイントで泊まる|北海道の選び方
北海道には、ホテルポイントで泊まれる外資系ホテルもあります。代表的なところでは、こんな選択肢があります。
- ウェスティン ルスツリゾート(マリオット系列):ルスツのスキーリゾートにあるホテル。スキー目的の家族旅行で候補になります
- パーク ハイアット ニセコ HANAZONO(ハイアット系列):ニセコのHANAZONOリゾート内のラグジュアリーホテル。必要ポイントは多めなので、「ポイントが十分に貯まった年に1回だけ」という使い方が現実的です
- ANAクラウンプラザホテル札幌(IHG系列):札幌市内の観光や、雪まつりなどの街なかのイベントを楽しむ拠点に
必要ポイント数はホテルと日付で変動するため、この記事では具体的な数字は書きません。予約前に、必ず各ホテルの公式サイト・アプリで泊まりたい日の必要ポイントを確認してください。ハイアットとANAクラウンプラザについては、それぞれこちらで詳しく調べています。
5人家族は「1室に入るか」を最初に確認する
家族で泊まるときに見落としやすいのが定員です。5人家族の場合、1室に泊まれないホテルも多く、2室に分けるかコネクティングルームを探すことになります。そうなると、ポイントで泊まる場合も2室分が必要です。ホテルの定員や添い寝ルールの見方は、こちらで解説しています。
家族のそれぞれが貯めたホテルポイントを1つの口座に集めたい場合は、マリオットとヒルトンで譲渡ルールが違います。
ここは注意|冬の北海道家族旅行3つの落とし穴
① 雪による欠航・遅延は「起きる前提」で組む
冬の北海道で一番気をつけたいのが、雪による欠航や遅延です。大雪の日は空港の除雪で出発が遅れたり、欠航が出たりします。
子連れの場合は、最終日の帰りの便をギリギリの時間にしない、翌日に予備日を確保しておく、といった余裕のある組み方が安心です。欠航したときの振替や宿泊費の扱い、カードの遅延補償が「本会員1人分」で止まる落とし穴は、こちらでまとめています。
② 特典航空券は「足りない分を現金で補えない」
ANAの国内線特典航空券は、必要マイルに達していない場合、不足分を現金やANA SKY コインで補うことはできないと公式に案内されています。5人家族だと、「あと数千マイル足りなくて1人だけ取れない」ということが起こりがちです。
家族の誰かの分だけ現金の航空券にするか、早めにマイルを貯めておくか。家族全員分のマイルが揃っているかを、予約開始前に確認しておくのがコツです。
③ 冬のレンタカーは「雪道の運転経験」で判断する
北海道はレンタカーが便利ですが、冬は路面の凍結や吹雪で視界が悪くなることがあります。雪道の運転に慣れていない場合は、空港からスキー場やホテルまでの送迎バス、JR、ツアーの送迎を使う方が安全です。子どもを乗せて慣れない雪道を走るのは、思っている以上に神経を使います。
マイルの席が揃わないときは、北海道パッケージと比べる
家族5人分の特典航空券が揃わない日程や、マイルが少し足りない場合は、航空券とホテルがセットになった国内パッケージも候補です。人数と日程を入れて総額を比べてから決めると、後悔が減ります。
パッケージツアーの子ども料金は、年齢区分や「添い寝」「ベッドなし」で総額が変わります。比べる前にこちらも読んでおくと判断しやすいです。
冬の北海道で子どもが喜ぶ過ごし方
冬の北海道は、スキーだけが楽しみ方ではありません。子どもの年齢や体力に合わせて選べます。
- スキー・スノーボードのレッスン:初めての子は、スキー場のキッズレッスンに入れると親も滑る時間が取れます。対象年齢は施設ごとに違うので事前に確認を
- 雪遊び・そり:スキーをしない小さな子でも、雪原で遊ぶだけで大はしゃぎです。スノーシューで雪の森を歩く体験も人気があります
- 動物園・水族館:旭川の旭山動物園など、冬ならではの展示を楽しめる施設もあります。開催時期や内容は公式サイトで確認してください
- 札幌の街なか観光:雪まつりなどの冬のイベントの時期は、札幌の街自体が見どころになります。寒さ対策をしっかりして、こまめに屋内で休憩を
- 函館の夜景と朝市:「札幌から入って函館から帰る」旅程なら、最終日に函館の朝市で海鮮を楽しむのもおすすめです
人気の体験は、冬休みや週末にすぐ埋まります。現地で当日探すより、出発前に予約しておく方が、寒い中で並んだり空きを探したりする時間を減らせます。子連れの場合、待ち時間を減らすことがそのまま体力の温存につながります。
北海道の雪遊び・体験ツアーは出発前に予約しておく
北海道の現地アクティビティやツアーを比較・予約できます。子どもの参加年齢やキャンセル条件は、商品ページで確認してから保護者の方が申し込んでください。
空港までの移動も、冬は時間に余裕を持っておきたいところです。家から空港までの移動手段の選び方は、こちらで詳しくまとめています。
我が家(5人家族)の場合
我が家(私・妻・娘3人=中学生1人・小学生2人)は、全員が座席を使う5人家族です。この記事の試算をそのまま当てはめると、家族の休みが取れる時期によって、ANAとJALのどちらを使うべきかがはっきり分かれます。
我が家で冬の北海道を計画するなら、次のように考えます。
- 年末年始:JALの基本マイル(5人で往復85,000マイル)を第一候補。ANAのハイシーズン(5人で105,000マイル)は使わない。基本マイルの席が残っていなければ、マイルにこだわらず現金やパッケージと比べる
- 1月の三連休明け〜2月の週末:ANAのローシーズン(5人で往復70,000マイル)が最有力。学校を休ませずに行ける日程を探す
- 春休み:3月11日まではANAもレギュラーで、JALと同じ85,000マイル。3月12日以降はJALの基本マイルを優先
- ホテル:5人で1室は難しいので、2室かファミリールームを前提に探す。ポイントで1室、現金で1室という組み合わせも候補
国内線は燃油サーチャージがかからないぶん、マイルを使ったときの「現金の持ち出しの少なさ」がはっきり体感できる行き先です。一方で、ハワイや欧州のような長距離路線の方が1マイルあたりの価値が高くなることも多いので、「近場で使うか、長距離のために貯めるか」は家族の次の旅行計画とセットで決めるのが後悔しないコツです。
よくある質問(FAQ)
Q1. 冬の北海道へ家族で行くのに、何マイルあれば足りますか?
A. シミュレーションとして、大人2人・子ども3人(全員座席あり)が東京⇔札幌を往復する場合、ANAのローシーズン(2027年1月7日〜2月28日)なら70,000マイル、JALの基本マイルなら85,000マイルです。ANAのハイシーズン(年末年始・3月12日以降)は105,000マイルになります(2026年10月3日に各社公式で確認した数字です)。
Q2. 冬の北海道に行くなら、ANAとJALのどちらがおすすめですか?
A. 行く時期で変わります。1月7日〜2月末はANAがローシーズンで、1人往復14,000マイルとJALより少なく済みます。年末年始と3月中旬以降の春休みはANAがハイシーズンになるため、季節で基本マイルが変わらないJALの方が有利です。ただしJALは基本マイルの席が埋まると必要マイルが上がります。
Q3. 2歳未満の子どもにもマイルは必要ですか?
A. ANAの国内線特典航空券では、座席を使わない2歳未満の幼児は、大人1人につき1名まで、ひざの上で無料です。ただし航空券は必要なので、特典利用者登録をして同伴者と同時に予約・発券します。座席を使う場合は大人と同じマイル数が必要です。
Q4. 札幌に着いて、函館から帰ることはできますか?
A. ANAの国内線特典航空券では、往路の目的地と復路の出発地が異なる往復も利用できます。ANA公式でも「東京⇒札幌、函館⇒東京」という旅程例が案内されています。条件があるので、予約時に公式で確認してください。
Q5. マイル以外に現金はかかりますか?
A. 国内線特典航空券に燃油サーチャージはかかりませんが、国内線旅客施設使用料(PFC)の対象空港を発着する場合は、クレジットカードでの支払いが必要です。ANA・JALとも公式で案内されています。
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まとめ:冬の北海道は「家族の休み方」でANAとJALを選ぶ

家族で冬の北海道に行くときのポイントをまとめます。
- 東京⇔北海道の主要路線は、ANAなら片道7,000〜10,500マイル(季節で変動)、JALなら東京⇔札幌が基本8,500マイル(季節共通)
- 2027年1月7日〜2月28日はANAのローシーズン。雪がいちばん楽しい時期に、5人で往復70,000マイル
- 年末年始と3月12日以降の春休みはANAがハイシーズン。JALの基本マイルが取れれば、5人で20,000マイル少なく済む
- ANAは「札幌に入って函館から帰る」ような旅程も往復で組める
- 2歳未満で座席を使わない幼児は、ANA国内線ならひざの上で無料(航空券と特典利用者登録は必要)
- 雪の欠航に備えて、帰りの便と日程には余裕を持たせる
必要マイル数・シーズン区分・幼児のルールはいずれも改定されることがあります。予約の前に、必ず各社の公式サイトで最新情報を確認してください。

家族のマイル不足を、普段の買い物で埋めていく
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この冬の家族旅行先に迷ったら、まずはカレンダーを開いて「ANAのローシーズンに休みを足せるか」から考えてみてください。参考になれば幸いです。良いマイルライフを!