
「冬休みか夏休みに、家族で東南アジアへ行きたい。でも家族分のマイルを考えると、どの航空会社で取ればいいのか分からない…」とモヤっとしていませんか?
そんな家族に検討してほしいのが、マレーシアの首都クアラルンプールです。時差は日本のマイナス1時間で、子どもの体内時計がほとんど狂いません。ビザは90日以内なら不要で、都会の観光とホテルのプールを一度に楽しめる、子連れ海外の入門にも向く行き先です。
そしてマイル的にいちばん大事なのが、ANAとJALで必要マイルの仕組みがまったく違うこと。ANAはシーズンで変動し、JALは基本マイル数ならシーズンの区別がありません。繁忙期ほどこの差が大きくなります。
この記事では、家族でクアラルンプールへ行くときのANA・JALの必要マイル数、5人家族でどれだけ差が出るか、マリオット系ホテルの選び方、子連れで迷いやすい入国手続き(MDAC)までを、ANA・JALの公式ページの数字をもとに整理します。
目次
この記事でわかること
- ANAとJALのクアラルンプール行き特典航空券の必要マイル数(公式チャート2026年10月17日確認)
- 年末年始・GW・夏休みにJALの基本マイル数が有利になる理由と、5人家族での差(最大100,000マイル)
- JALの「基本マイル数」の席が埋まったときの落とし穴(特典航空券PLUS)
- マリオット系ホテルでクアラルンプールに泊まるときの考え方
- 子連れで必須のMDAC(デジタル入国カード)と、ビザ・パスポートの注意点
【結論】繁忙期に家族で行くならJALの基本マイル数が本命、閑散期はANAと互角
先に結論をまとめます。
- ANAの自社運航便は、エコノミーが往復30,000マイル(ロー)/35,000マイル(レギュラー)/50,000マイル(ハイ)。シーズンで大きく変わります
- JALは日本発着の基本マイル数で片道エコノミー15,000マイル。往復なら30,000マイルで、シーズンによる変動はありません
- つまり5人家族のエコノミー往復は、ANAが150,000/175,000/250,000マイル、JALが150,000マイル。ハイシーズンはJALが100,000マイル少ない計算です
- ただしJALは基本マイル数の席が埋まると「特典航空券PLUS」で追加マイルが必要になります。繁忙期は席が早く埋まるので、予約開始日の確保が勝負です
- ホテルはJW マリオット クアラルンプールなどマリオット系が候補。必要ポイント数と客室の定員は、予約前にアプリで人数を入れて確認してください
マイルを使う前に、家族の人数分の現金の航空券がいくらになるのかも把握しておくと、「この時期はマイル」「この時期は現金」という判断がしやすくなります。
マイルを使う前に、クアラルンプール行きの現金運賃を調べておく
家族の人数分の航空券を検索して現金運賃を把握しておくと、「この時期はマイル」「この時期は現金」という判断がしやすくなります。
では、ひとつずつ見ていきましょう。
クアラルンプールへの行き方|マイルが使える便と使えない便
ANA・JALとも自社運航便の対象都市
ANAの国際線特典航空券のゾーン表では、クアラルンプールはアジア2(Zone 4)に入っています。シンガポール、バンコク、ホーチミン、ハノイ、ジャカルタなどと同じ区分です。JALの必要マイル表にもクアラルンプールが載っています。
ただし、羽田・成田のどちらから何便飛んでいるか、冬ダイヤの時刻は季節で変わります。この記事では断定せず、予約の前に各社の公式サイトで最新のダイヤを確認する前提で進めます。
ZIPAIRは2026年10月20日に成田から就航
もうひとつの選択肢が、ZIPAIRです。Aviation Wireによると、成田-クアラルンプール線が2026年10月20日に開設され、毎日1往復(週7往復)の予定です。現金運賃で行く手もありますが、この記事のマイルの計算とは別枠になります。
乗り継ぎがある旅程や、空港での動線が心配な方は、こちらの記事も参考にしてください。
子連れ国際線 乗り継ぎ完全ガイド|必要時間の目安・空港動線・あえて経由便を選ぶ判断基準
ANAマイルでクアラルンプールへ|必要マイル数
ANAの自社運航便は、クアラルンプールがアジア2(Zone 4)。日本(Zone 1)発着の往復必要マイル数は次のとおりです。
| クラス | ローシーズン | レギュラー | ハイシーズン |
|---|---|---|---|
| エコノミー | 30,000 | 35,000 | 50,000 |
| プレミアムエコノミー | 46,000 | 51,000 | 71,000 |
| ビジネス | 80,000 | 85,000 | 95,000 |
※1人あたりの往復マイル。ANA公式「ANA国際線特典航空券 シーズン・必要マイルチャート」(2026年10月17日確認)。
ここで見てほしいのは、エコノミーのハイシーズンが50,000マイルで、ローシーズンの30,000マイルから20,000マイルも上がる点です。家族が動く時期ほど、ANAは高くなる仕組みです。
家族が気になるハイシーズンの期間
ANAのシーズン表で、アジア方面のハイシーズンは次の期間です。
- 2026年:12月21日〜12月31日
- 2027年:1月1日〜1月4日、2月4日〜2月6日、4月29日〜5月9日、7月16日〜8月23日、10月1日〜10月7日、12月20日〜12月31日
年末年始・GW・夏休みが、きれいにハイシーズンに入っています。一方、2027年1月5日〜2月3日はローシーズンで、学校がある時期とはいえ、冬休み明けの連休や学校行事に合わせられるなら狙い目です。
なお、燃油サーチャージや空港税は別途かかります。マイルの数字だけで総額を判断しないようにしてください。
JALマイルでクアラルンプールへ|基本マイル数はシーズン変動なし
JALの国際線特典航空券は、日本発着の片道で必要マイルが示されています。クアラルンプールの基本マイル数は次のとおりです。
| クラス | 片道の基本マイル数(1人) |
|---|---|
| エコノミー | 15,000 |
| プレミアムエコノミー | 25,000 |
| ビジネス | 40,000 |
※JAL公式「JAL国際線特典航空券 必要マイル数」(更新日2026年4月16日、2026年10月17日確認)。
エコノミーなら往復30,000マイルで、ANAのローシーズンと同じ数字です。そして、この表にシーズンの区別はありません。年末年始も夏休みも、基本マイル数の席が取れれば同じマイル数で行けます。
落とし穴:基本マイル数の席が埋まると「特典航空券PLUS」
JALには、重要な注意点があります。一番マイル数の少ない「基本マイル数」の席に空きがない場合は、予測残席に応じて変動する追加マイルを払う「特典航空券PLUS」で予約する仕組みです。
繁忙期ほど基本マイル数の席は早く埋まります。JALの特典航空券は搭乗日の約360日前から予約できるので、年末年始や夏休みを狙うなら、予約開始日に空席を確認するのが家族旅行では現実的な動きです。
家族特典発券のコツは、こちらの記事で詳しくまとめています。
子どものマイル数
JALの小児と、座席が必要な幼児は大人と同じマイル数です。座席を使わない幼児だけは、同伴する大人が同じ特典種別を利用する場合に限り、大人の必要マイルの10%で利用できます。年齢ごとの違いはこちらでまとめています。
子供のマイル単独利用|0歳・幼児・小児で必要マイルはこう変わる
5人家族ならどれだけ違う?(シミュレーション)
我が家と同じ5人家族(大人2人+子ども3人・全員座席あり)で、エコノミーを往復した場合のシミュレーションです。
| 時期 | ANA(自社運航) | JAL(基本マイル数) | 差 |
|---|---|---|---|
| ローシーズン | 150,000マイル | 150,000マイル | なし |
| レギュラー | 175,000マイル | 150,000マイル | JALが25,000マイル少ない |
| ハイシーズン | 250,000マイル | 150,000マイル | JALが100,000マイル少ない |
100,000マイルの差は、ANAのローシーズンで家族3人分を超える往復に相当します。逆に言えば、ローシーズンなら、ANAでもJALでもマイル数は同じです。そうなると、手持ちのマイルがどちらにあるか、そして空席が取れるかで決めてかまいません。
ただし、この表のJALはあくまで基本マイル数の席が取れた場合です。PLUSになれば、追加マイル分、差は縮まります。「ハイシーズンはJALを第一候補に、ANAは2番手」という順番がちょうどいいと思います。
ホテルポイントで泊まる|クアラルンプールのマリオット系ホテル
JW マリオット クアラルンプールとエレメント
マリオット公式サイトで確認できたクアラルンプールのマリオット系ホテルは、たとえば次の2つです。
- JW マリオット クアラルンプール:ブキッビンタン地区の中心部にある738室のホテルで、フルサービスのスパもあります
- エレメント バイ マリオット クアラルンプール:ファミリールームとスイートがあるホテルです
プールの広さやキッズ向け設備、必要ポイント数については、今回の調査で公式の数字を確認できていません。家族で泊まるときは、マリオットのアプリで人数を入れて、客室の定員と必要ポイントを確認してから決めてください。ヒルトン・ハイアット系も、今回の調査では確認できていないので、書かないでおきます。
5人家族は、1室に収まらず2室になる前提で計算しておくと安心です。
家族のホテルポイントを1つのアカウントにまとめる方法と、そのルールは、こちらにまとめています。
家族のホテルポイントを1つに集める方法|マリオット・ヒルトンの譲渡ルールと「年10万ポイントの壁」
2室目・前泊は現金も選択肢に
ポイント宿泊は、繁忙期ほど空きが少なくなります。「1室はポイント、2室目は現金」「到着日だけ空港近くのホテルに現金で泊まる」と組み合わせると、日程の自由度がぐっと上がります。
ただし、マリオット系ホテルを現金で泊まるときは、旅行予約サイトではなく公式サイトやアプリから予約するのがおすすめです。公式の直接予約なら宿泊実績とポイントが付きますが、旅行予約サイト経由では付かないためです。
前泊のホテルやマリオット系以外のホテルは、現金料金を比べて決める
到着日だけ泊まる空港近くのホテルや、マリオット系以外のホテルは、家族の人数を入れて一度に現金料金を比べられます。マリオット系を現金で泊まるなら、宿泊実績とポイントが付く公式予約がおすすめです。
子連れクアラルンプールで迷いやすい入国手続き
MDAC(デジタル入国カード)は到着3日前から・無料
マレーシアには、MDAC(Malaysia Digital Arrival Card)という電子の入国カードがあります。ポイントは3つです。
- 登録は無料。入国の3日前からオンラインで登録します
- 登録はマレーシア入国管理局の公式サイト(imigresen-online.imi.gov.my/mdac)から行います
- 在マレーシア日本国大使館は、入力後に手数料の支払いを求める偽サイトへの注意を呼びかけています。入国時に手数料を払う必要はありません
子ども1人ひとりの登録が必要かどうかは、今回の調査では公式の記載を確認できませんでした。出発前に家族全員分を用意しておくつもりで、公式サイトと航空会社の案内で確認してください。登録後のメールやPDFは、紙に印刷して持っていくと安心です。
渡航認証や電子入国カードを家族の人数分そろえる考え方は、こちらでまとめています。
子連れ海外の渡航認証・入国カード完全ガイド|ESTAは家族の人数分・グアムは無料という抜け道
ビザは90日以内なら不要・パスポートの残存期間に注意
日本人は、観光で滞在が90日以内ならビザは不要です。ただし、在マレーシア日本国大使館の2026年版「安全の手引き」では、パスポートの残余有効期間が6か月以上ないと入国を拒否されると注意喚起されています。
子どものパスポートは有効期間が5年のものが多く、「うっかり半年を切っていた」が起こりやすいです。出発の数か月前に、家族全員の期限を並べて確認しておきましょう。
旅行保険は「家族全員が補償されるか」を確認
海外で子どもが熱を出すのは、家族旅行あるあるです。クレジットカードの付帯保険は、家族特約で子どもまで補償されるか、利用付帯か自動付帯かで大きく変わります。
子連れ海外旅行の保険はクレカで足りる?「家族特約」で子供が補償される条件
子連れクアラルンプールの過ごし方
天候は「午後のスコール」を前提に予定を組む
クアラルンプールは赤道に近く、一般に1年を通して高温多湿で、午後にスコールが来やすいと言われます。屋外の観光は午前中に、午後は屋内施設やホテルのプールに回す、という組み方が子連れでは向いています。
細かい気温や降水量は、出発前に気象機関の最新情報で確認してください。
現地アクティビティと通信は事前に準備
子どもの年齢制限や対象身長、キャンセル条件はアクティビティごとに違います。出発前に日本語で内容を確認して予約しておくと、当日慌てません。空港からホテルへの送迎も、5人家族+大きな荷物だと普通のタクシーに収まらないことがあるので、大型車を事前に予約しておくと安心です。
クアラルンプールのアクティビティや空港送迎は出発前に予約しておく
現地ツアーや大型車の空港送迎などを日本語で検索・予約できます。対象年齢やキャンセル条件は、商品ページで確認してから申し込むのが安心です。
現地アクティビティの予約サイトの使い方は、こちらで詳しく紹介しています。
現地のスマホ回線は、東南アジア対応のeSIMを用意しておくと、到着してすぐ配車アプリや地図が使えて便利です。
東南アジアeSIM比較|タイ・ベトナム・マレーシア周遊は1枚で足りる?
よくある質問(FAQ)
Q1. クアラルンプールの特典航空券は、子どもも大人と同じマイル数ですか?
JAL国際線特典では、小児と座席が必要な幼児は大人と同じマイル数です。座席を使わない幼児は、同伴する大人が同じ特典種別を利用する場合に限り、大人の10%で利用できます。ANAの年齢ごとの扱いは、上の「子供のマイル単独利用」の記事にまとめています。
Q2. JALの基本マイル数は、本当にシーズンで変わりませんか?
JAL公式の必要マイル表では、クアラルンプールのエコノミーにシーズン別の列はありません。ただし、基本マイル数の席が埋まると「特典航空券PLUS」で追加マイルが必要になります。実際の必要マイル数は、JALのWebサイトの空席照会で日付ごとに確認してください。
Q3. 年末年始にクアラルンプールへマイルで行くなら、ANAとJALどちらがいいですか?
ANAの2026年12月21日〜12月31日と2027年1月1日〜1月4日はハイシーズンで、エコノミーは往復50,000マイルです。JALの基本マイル数は往復30,000マイルなので、席が取れるならJALが第一候補です。ただし、取れなければANAも検討に入れてください。
Q4. ANAマイルでJAL便には乗れますか?
ANAマイルでJAL便の特典航空券は取れません。JAL便に乗るにはJALマイルが必要です。反対も同じです。家族のマイルをどちらに集めるかは、早めに決めておくとよいでしょう。
Q5. MDACは子どもにも必要ですか?
今回の調査では、子ども1人ひとりの登録要否について公式の記載を確認できませんでした。入国管理局の公式サイトや航空会社の案内で確認し、迷ったら家族全員分を登録しておくのが安全です。
我が家(5人家族)の場合|クアラルンプールはこう計画する
我が家は私・妻・娘3人(中学生1人・小学生2人)の5人家族です。正直に書くと、クアラルンプールにはまだ家族で行ったことがありません。ここでは「我が家ならこう組む」という計画として書きます。
- 時期:狙うのは夏休みか年末年始。ANAならハイシーズンですが、JALの基本マイル数なら変動なしです。予約開始日(搭乗日の約360日前)に空席を確認します
- 必要マイル:JALのエコノミー往復30,000×5人=150,000マイル。ANAのハイシーズン(250,000マイル)との差100,000マイルは、別の家族旅行にそのまま回せる大きさです
- ホテル:普段マリオットのポイントを貯めているので、JW マリオット クアラルンプールを軸に探します。定員と必要ポイントを確認して、5人なら2室で組みます
- 日程:移動日を除いて中3日。屋外観光は午前、午後は屋内かホテルのプールにして、子どもたちの体力に合わせます
もしJALの基本マイル数の席が取れなかったら、2番手はANAのローシーズンです。学校の都合がつくなら、2027年1月5日〜2月3日にずらすだけで、ANAでも往復30,000マイルまで下がります。
ほかの国と比べて検討したい方は、こちらのピラー記事もどうぞ。
家族でハワイ|ANA・JALマイルの貯め方+ホテルポイント完全ガイド
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- 年末年始の家族の海外航空券はいつ買う?
- 子連れ旅行の急なキャンセル|ANA/JAL特典航空券の払戻・変更ルール
- ANAマイル 国際線・国内線 早見表2026
まとめ|クアラルンプールは「繁忙期に家族でマイルを使いたい」ならJALが本命

最後に要点をおさらいします。
- ANAの自社運航便はエコノミー往復30,000/35,000/50,000マイル(ロー/レギュラー/ハイ)。年末年始・GW・夏休みはハイシーズン
- JALは日本発着の基本マイル数が片道エコノミー15,000マイル、往復30,000マイルでシーズン変動なし
- 5人家族のハイシーズンは、JALの基本マイル数が100,000マイル少ない。ただし席が埋まると特典航空券PLUSで追加マイルが必要になる
- ホテルはJW マリオット クアラルンプールなどのマリオット系が候補。定員と必要ポイントは予約前にアプリで確認
- 入国はMDACを到着3日前から公式サイトで(無料)。パスポートの残存期間は6か月以上を目安に
150,000マイルは一朝一夕には貯まりませんが、家族のマイルを合算し、日々の買い物や旅行予約をポイントサイト経由にするだけでも積み上がり方は変わります。

旅行の予約を、ワンクッション経由するだけで変わる
普段のネットショッピングや旅行予約をポイントサイト経由にするだけで、マイルの種になるポイントが貯まります。登録は数分で、紹介特典もあります。
次の家族旅行の行き先に迷ったら、まずはJALの空席照会でクアラルンプールの基本マイル数の席を探してみてください。参考になれば幸いです。良いマイルライフを!