
「子連れで海外に行きたい。でも、いきなりハワイは長すぎるし高すぎる…」と悩んでいませんか?
そんな家族にとって、いちばん現実的な候補が韓国・ソウルです。羽田・成田から直行便でおよそ2時間半前後、時差はゼロ。子どもの生活リズムを崩さずに行ける、日本からもっとも近い「ちゃんとした海外」のひとつです。
しかも韓国は、特典航空券の必要マイルが全方面で最少クラス。マイルがまだ少ない家庭でも、家族全員分を取りやすい行き先です。ただし、ANAとJALのどちらで取るかで、5人家族なら数万マイル単位で差が出ることがあります。この記事では、両社の公式チャートを並べて「いつ・どちらで取るべきか」を整理し、ホテルポイント、入国手続き、子連れで楽しめるスポットまでまとめます。
目次
この記事でわかること
- 韓国が「子連れ海外デビュー」に向いている理由
- ANAとJALの必要マイル比較(公式チャートで確認した数字)
- 繁忙期はJAL、閑散期はANAが有利になる仕組みと、5人家族の総額試算
- マイルとは別にかかる現金(燃油サーチャージ)の目安
- K-ETA・電子入国申告書など、出発前の手続き
- ソウルで子どもが喜ぶ定番スポットと、ホテルポイントの使い方
【結論】韓国は「JALの固定マイル」と「ANAの閑散期」を使い分ける

先に結論です。
年末年始・GW・夏休みなどの繁忙期に行くならJAL、ローシーズンに行くならANAが有利。どちらも取れないときは、現金の航空券と比べてから決める。
理由はシンプルで、ANAは季節で必要マイルが変わり、JALのエコノミーは季節で変わらないからです。
| 往復・エコノミー(大人1人) | ローシーズン | レギュラー | ハイシーズン |
|---|---|---|---|
| ANA(日本⇔韓国) | 12,000マイル | 15,000マイル | 24,000マイル |
| JAL(ソウル・基本マイル) | 15,000マイル | 15,000マイル | 15,000マイル |
※ANAは2025年6月24日以降の予約・発券分の往復必要マイル。JALは片道7,500マイルの基本マイル数を往復に換算。いずれも2026年9月26日に各社公式サイトで確認。
ハイシーズンだと、ANAは大人1人24,000マイル、JALは15,000マイル。1人あたり9,000マイルの差です。家族5人なら45,000マイルの差になります。逆にローシーズンは、ANAの方が1人3,000マイル少なく済みます。
マイルを使う前に、現金の相場を見ておく
韓国線は航空券が比較的安い路線です。家族の人数を入れて現金の価格を先に確認しておくと、「この時期はマイルを使うほどでもない」という判断がしやすくなります。
では、ひとつずつ見ていきましょう。
なぜ韓国は「子連れ海外デビュー」に向いているのか
フライト約2時間半・時差ゼロ
羽田・成田からソウルまでは、直行便でおよそ2時間半前後。国内線で東京から沖縄へ行くのと大きく変わらない感覚です。子どもが機内で飽き始める前に着陸体勢に入るので、「長時間フライトが不安で海外に踏み切れない」という家庭には最適な距離感です。
そして何より効くのが時差がないこと。到着した日の夜も、いつもの時間に寝て、いつもの時間に起きられます。台湾(時差1時間)やハワイ(時差19時間)と比べても、子どもの体調管理はいちばんラクです。
羽田⇔金浦(キンポ)なら都心から都心へ
ソウルには、市街地に近い金浦(キンポ)空港と、大規模な国際空港である仁川(インチョン)空港があります。ANA・JALとも、主に羽田⇔金浦と成田⇔仁川の路線を持っています(運航状況は各社公式でご確認ください)。
子連れにおすすめなのは、断然羽田⇔金浦です。どちらも都心に近い空港なので、「家を出てからホテルに着くまで」の総移動時間が短くなります。子連れ旅行でいちばん体力を削るのはフライトそのものではなく、その前後の移動と待ち時間です。空港までの移動手段の選び方は、こちらで詳しくまとめています。
食事と街歩きのハードルが低い
ソウルは地下鉄網が発達していて、主要な観光地には地下鉄で移動できます。食事も、焼肉・チキン・のり巻き(キンパ)など、子どもが食べやすいメニューが多いのが助かるポイントです。辛い料理のイメージが強いですが、辛くないメニューも普通に選べます。
ANAとJALの必要マイルを徹底比較
ここが本題です。数字は2026年9月26日に各社の公式ページで確認したものです。
ANAマイルで取る場合
ANAの国際線特典航空券では、韓国は「韓国・ロシア1(Zone 2)」に区分されています。日本発着の往復必要マイルはこちらです。
| ANA 日本⇔韓国(往復) | ローシーズン(L) | レギュラー(R) | ハイシーズン(H) |
|---|---|---|---|
| エコノミー | 12,000 | 15,000 | 24,000 |
| プレミアムエコノミー | 設定なし | 設定なし | 設定なし |
| ビジネス | 36,000 | 41,000 | 50,000 |
ポイントは、2025年6月の改定でハイシーズンだけが大きく上がったことです。エコノミーのハイシーズンは改定前の18,000マイルから24,000マイルになりました。一方、ローシーズンとレギュラーシーズンのエコノミーは据え置きです。
ANAのシーズン区分(日本・韓国・アジア発着)は、2026年〜2027年でこうなっています。
| シーズン | 2026年 | 2027年 |
|---|---|---|
| ハイ(H) | 1/1〜1/4、4/29〜5/10、7/18〜8/23、12/21〜12/31 | 1/1〜1/4、2/4〜2/6、4/29〜5/9、7/16〜8/23、10/1〜10/7、12/20〜12/31 |
| レギュラー(R) | 2/14〜3/31、7/1〜7/17、8/24〜12/20 | 2/7〜3/31、4/1〜4/11、7/1〜7/15、8/24〜9/30、10/8〜11/30 |
| ロー(L) | 1/5〜2/13、4/1〜4/28、5/11〜6/30 | 1/5〜2/3、4/12〜4/28、5/10〜6/30、12/1〜12/19 |
※シーズン期間はキャンペーンなどで変更になる場合があります。
注目は2027年の春休みです。3月はレギュラーシーズン、4月上旬もレギュラーで、ローシーズンは4月12日から。学校の春休みはほぼレギュラーに当たるので、ANAでもJALと同じ15,000マイルで行ける計算になります。
JALマイルで取る場合
JALの国際線特典航空券は、ソウル線の基本マイル数がエコノミー片道7,500マイル(往復15,000マイル)、ビジネス片道18,000マイル(往復36,000マイル)です。エコノミーとビジネスはシーズンで基本マイル数が変わりません。
ただし注意点が1つあります。JALは「特典航空券PLUS」という仕組みで、基本マイル数の席が埋まっている場合、追加のマイルを払えば予約できるようになっています。つまり「15,000マイルで取れる」のは基本マイルの席が残っているときだけ。繁忙期は基本マイルの席から先に埋まるので、早めの空席照会がすべてです。
5人家族の総額試算(エコノミー往復)
では、家族全員分でどのくらい変わるのか。シミュレーション例として、大人2人・子ども3人(全員座席あり)で計算してみます。国際線特典航空券では、子どもも座席を使う場合は大人と同じマイル数が必要です。
| シミュレーション(5人・往復) | ANA | JAL(基本マイル) | 差 |
|---|---|---|---|
| ローシーズン | 60,000マイル | 75,000マイル | ANAが15,000少ない |
| レギュラーシーズン | 75,000マイル | 75,000マイル | 同じ |
| ハイシーズン(年末年始・GW・夏休み) | 120,000マイル | 75,000マイル | JALが45,000少ない |
家族旅行はどうしても学校の長期休みに集中します。ここがANAとJALの一番大きな違いです。「休みが取れるのが繁忙期だけ」という家庭ほど、JALマイルの価値が高くなるわけです。
逆に、平日に休みを取れる家庭や、未就学児だけの家庭ならANAのローシーズンが最強です。
なお、座席を使わない膝上の幼児は、JALの場合「同伴する大人が同じ特典を使うなら、大人の必要マイルの10%」と公式に案内されています。子どもの年齢別ルールはこちらで整理しています。
家族分の特典航空券をまとめて取るときの優先順位(誰の口座から取るか、家族の範囲など)は、こちらの記事が詳しいです。
マイルとは別にかかる現金|燃油サーチャージの目安
特典航空券はマイルで取れますが、燃油サーチャージや空港使用料などの税金は現金です。韓国線はこの現金負担が小さいのも魅力です。
ANAの場合、2026年9月1日〜10月31日購入分の燃油特別付加運賃は、日本⇔韓国で1人片道6,500円です(ANA公式で2026年9月26日に確認)。5人家族で往復すると、燃油サーチャージだけで65,000円。これに空港使用料などの税金が加わります。
同じ時期のハワイ(1人片道35,800円)と比べると5分の1以下。家族の人数がそのまま掛け算になる費用なので、この差は大きいです。
燃油サーチャージは搭乗日ではなく購入(発券)日の額が適用されます。11月以降の購入分は額が変わる可能性があるので、年末年始のソウル旅行を考えているなら、発券のタイミングも含めて検討してください。
ホテルはポイントで泊まる|ソウルの選び方
ソウルにはマリオット系列・ヒルトン系列などの外資系ホテルがあり、ホテルポイントで泊まる選択肢も十分あります。マリオット系列なら、JWマリオット・ホテル・ソウル、ウェスティン朝鮮ソウル、コートヤード・バイ・マリオット・ソウル・タイムズスクエアなどが代表例です。
必要ポイント数はホテルと日付で変動するため、この記事では具体的な数字は書きません。予約前に必ず各ホテルの公式サイト・アプリで、泊まりたい日の必要ポイントを確認してください。
家族で泊まるときに見落としやすいのが定員です。5人家族の場合、1室に泊まれないホテルが多く、2室に分けるかコネクティングルームを探すことになります。そうなると必要ポイントも2室分です。ホテルの定員・ベッド・添い寝ルールの見方は、こちらで解説しています。
家族の誰かが貯めたポイントを1つの口座にまとめたい場合は、マリオットとヒルトンで譲渡ルールが違います。
出発前の手続き|K-ETAと電子入国申告書
韓国へ行く前に確認しておきたいのが入国手続きです。
- K-ETA(電子旅行許可):日本を含む対象国・地域は一時免除中で、免除期間は2026年12月31日までと案内されています。つまり、現時点では事前申請は不要です
- 電子入国申告書:K-ETAが免除されていても、入国時の申告は別途必要とされています。家族の人数分が必要です
「K-ETAが要らない=何もしなくていい」ではない点に注意してください。免除期間は延長・終了の可能性があるので、出発前に必ず駐日本国大韓民国大使館などの公式情報を確認しましょう。年明け以降に旅行する場合は特に重要です。各国の渡航認証・入国カードは、こちらでまとめています。
子どものパスポートがまだない場合は、申請から受け取りまで時間がかかります。先に手続きを進めておきましょう。
ここは注意|韓国家族旅行3つの落とし穴
① ハイシーズンのANAは「高くて取れない」の二重苦
ANAのハイシーズンは必要マイルが24,000マイルに上がるだけでなく、家族5人分の座席が揃うこと自体が難しくなります。年末年始にANAで取るなら、予約開始(搭乗日の355日前)を狙うくらいの気持ちが必要です。JALも基本マイルの席は早く埋まるので、どちらを使うにしても早めの行動が前提です。
② 「マイルを使うほどでもない」時期がある
韓国線は、LCCを含めて現金の航空券が比較的安い路線です。時期によっては、現金で買った方がマイルの価値を守れることがあります。目安として、「その時期の現金価格 ÷ 必要マイル数」で1マイルあたりの価値を出してみてください。1マイル1円台前半しか出ないなら、マイルはハワイや欧州のような長距離のためにとっておく、という判断もありです。
③ 5人家族は「1室に入らない」前提で計画する
先ほども触れましたが、ソウルのホテルは1室の定員が大人2〜3人程度のところが多く、5人で1室はハードルが高めです。ポイントで泊まる場合も現金で泊まる場合も、最初から2室またはファミリールームで探す方が時間を無駄にしません。
ポイントで泊まれないときの「現金の相場」を押さえておく
ポイント宿泊の空きがない日や、2室目だけ現金にしたい場合に備えて、ソウルのホテル料金の相場を人数条件つきで確認しておくと判断が早くなります。
ソウルで子どもが喜ぶ定番スポット
ソウルは都市観光のイメージが強いですが、子連れで楽しめる場所もたくさんあります。
- ロッテワールド:蚕室(チャムシル)にある屋内型のテーマパーク。天候に左右されにくいので、雨の日や寒い冬の予備プランとして優秀です
- エバーランド:ソウル郊外(龍仁)にある大型テーマパーク。動物エリアもあり、1日たっぷり遊べます。移動時間があるので、旅程の中日に入れるのがおすすめです
- COEXアクアリウム:江南エリアの大型商業施設内にある水族館。ショッピングモールと一緒に回れるので、親の買い物と子どもの楽しみを両立できます
- Nソウルタワー:南山の上にある展望タワー。ロープウェイで上がれるので、子どもには乗り物としても楽しめます
- ソウル子ども大公園:動物園や遊具のある広い公園。入場料がかからない(一部施設を除く)ので、予算を抑えたい日に
テーマパークの入場券は、現地の窓口で当日買うより、事前にオンラインで買っておく方が並ぶ時間を減らせます。子連れの場合、並ぶ時間を減らすことがそのまま体力の温存につながります。
ソウルのテーマパーク・体験は出発前に予約しておく
ロッテワールドやエバーランドなどの入場券、現地ツアーを日本語で検索・予約できます。対象年齢やキャンセル条件は、商品ページで確認してから申し込むのが安心です。
現地アクティビティの予約サイトの使い方は、こちらで詳しく紹介しています。
現地での通信手段(eSIM)は、家族の使い方に合わせて選ぶのがおすすめです。
我が家(5人家族)の場合
我が家(私・妻・娘3人=中学生1人・小学生2人)は、全員が座席を使う5人家族です。この記事の試算をそのまま当てはめると、子どもの休みに合わせやすい時期ほどANAとJALの差が大きくなります。
我が家で韓国を計画するなら、次のように考えます。
- 年末年始・夏休み:JALの基本マイル(5人で75,000マイル)を第一候補。ANAのハイシーズン(5人で120,000マイル)は使わない
- 春休み(3月〜4月上旬):ANAもレギュラーシーズンなので、マイルが多く残っている方の口座で取る
- ホテル:5人で1室は難しいので、2室を前提に探す。ポイントで1室、現金で1室という組み合わせも候補
韓国は必要マイルが少ないぶん、「マイルが中途半端に余っている」家庭にもちょうどいい行き先です。ただし、長距離路線で使った方が1マイルあたりの価値が高くなることも多いので、「近場でマイルを使うか、長距離のために貯めるか」は家族の次の旅行計画とセットで決めるのが後悔しないコツです。
よくある質問(FAQ)
Q1. 韓国行きの特典航空券は、何マイルあれば家族で行けますか?
A. シミュレーションとして、大人2人・子ども3人(全員座席あり)のエコノミー往復なら、ANAのローシーズンで60,000マイル、JALの基本マイルで75,000マイルです。ANAのハイシーズンは120,000マイルになります(2026年9月26日に各社公式で確認した数字です)。
Q2. ANAとJAL、韓国に行くならどちらがおすすめですか?
A. 行く時期で変わります。年末年始・GW・夏休みなどのハイシーズンは、エコノミーの基本マイルが季節で変わらないJALが有利です。ローシーズンはANAの方が1人3,000マイル少なく済みます。
Q3. 韓国に行くのにK-ETAは必要ですか?
A. 日本を含む対象国・地域は一時免除中で、免除期間は2026年12月31日までと案内されています。ただし電子入国申告書は別途必要とされています。免除期間は変更される可能性があるので、出発前に公式情報を確認してください。
Q4. 子どもも大人と同じマイル数が必要ですか?
A. 国際線特典航空券では、座席を使う子どもは大人と同じマイル数が必要です。座席を使わない膝上の幼児は、JALの場合、同伴する大人が同じ特典を使えば大人の必要マイルの10%で利用できます。
Q5. マイル以外にどのくらい現金がかかりますか?
A. ANAの場合、2026年9月1日〜10月31日購入分の燃油サーチャージは日本⇔韓国で1人片道6,500円です。5人家族の往復で65,000円に、空港使用料などの税金が加わります。購入時期によって額が変わるので、発券前に公式で確認してください。
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まとめ:韓国は「時期でANAとJALを使い分ける」のが正解

家族で韓国に行くときのポイントをまとめます。
- フライト約2時間半・時差ゼロで、子連れ海外デビューにいちばん向いている
- エコノミー往復は、ANAが12,000〜24,000マイル(季節で変動)、JALが15,000マイル(基本マイル・季節共通)
- 繁忙期はJAL、閑散期はANA。5人家族のハイシーズンなら45,000マイルの差になる
- 燃油サーチャージはANAで1人片道6,500円(2026年9〜10月購入分)と、長距離路線よりかなり安い
- K-ETAは2026年12月31日まで免除中。ただし電子入国申告書は必要
必要マイル数・燃油サーチャージ・入国ルールはいずれも改定されることがあります。発券・予約の前に、必ず各社の公式サイトで最新情報を確認してください。

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