
「ANAアメックスの年会費が上がるらしい」——そんな話を聞いて、更新のお知らせをあらためて見直したくなっていませんか?
2026年9月2日、ANAアメックス(一般・ゴールド・プレミアム)が2009年の発行開始以来17年ぶりに全面刷新されます。デザインが変わるだけの話かと思いきや、実際には年会費・特典・保険と、家族の家計に直結する部分がまとめて動きます。しかも「一般カードは据え置き」「ゴールド・プレミアムは値上げ」と券種によって結論が違うため、SNSやニュースの見出しだけを追うと自分のカードがどうなるのか分かりにくいというのが正直なところだと思います。
結論から言うと、今回の改定で家族が向き合うべき論点は3つに絞れます。①新規入会は新年会費+キャンペーンの組み合わせで判断する必要がある(旧年会費での申込受付は2026年9月1日で終了)、②既存会員は11月請求分から新年会費に切り替わるため9〜10月が判断の期限、③プレミアム保有世帯は11月1日から海外旅行保険が利用付帯に変わる、という3点です。この記事では、公式発表・複数の独立した報道で確認できた数字だけを使い、家族マイラーの視点で整理しました。
目次
この記事でわかること
- 年会費改定の全体像(一般・ゴールド・プレミアム・家族カード)
- 家族が9月1日までに、または11月までに判断すべき3つの分岐点
- 新特典(利用ボーナスマイル・ラウンジ・ダイニングCB)を家族利用で回収できるか
- 今のうちに確認・実行しておきたいことの期日つきチェックリスト
- 公式でもまだ明言されていない「わかっていないこと」の正直な整理
※本記事の数値は、アメックス公式特設ページ・ANAHDプレスリリース(2026年8月19日付)・ANA公式キャンペーンページの一次情報にもとづき、2026年8月28日時点で確認できた内容を整理したものです。制度の詳細は今後変更・追記される可能性があるため、申込前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
私自身はANA SFC(スーパーフライヤーズカード)を保有し、家族でANAマイルを貯めながら旅行しているANA派ですが、ANAアメックス本体(一般・ゴールド・プレミアム)は保有していません。この記事は、家族カードとしてANAアメックスを検討する立場で、公式情報をもとに整理したものです。
【結論】ANAアメックス改定2026年9月:家族への影響ひとめ表

先に全体像をまとめます。
| 項目 | 変更内容 |
|---|---|
| 年会費(一般) | 7,700円で据え置き(デザイン変更のみ) |
| 年会費(ゴールド) | 34,100円→42,900円(+8,800円の値上げ) |
| 年会費(プレミアム) | 165,000円→187,000円(+22,000円の値上げ) |
| 新特典 | 利用ボーナスマイル・羽田T2ラウンジ同伴無料・ダイニングCB20% |
| 改悪点 | プレミアムの海外旅行保険が自動付帯→利用付帯(2026年11月1日〜) |
| 新規入会キャンペーン | 2026年9月2日〜11月4日、最大242,000/128,000/38,000マイル相当 |
「値上げ改定」なのか「据え置き」なのか、答えは券種によって変わります。 一般カードを使っている家庭には直接の値上げはありません。一方でゴールド・プレミアムを持つ家庭には明確な負担増があり、そのぶん特典も拡充されるという構図です。まずはここを正しく押さえておくことが、この先の判断すべてのベースになります。
値上げの一方で見落とせないのが、家計の別軸をどう補うかです。年会費が上がる分、日常の支出からマイルの原資を積み増しておくという選択肢もあります。

値上げ分は、カードの外側で埋めるという選択肢もあります
ゴールド・プレミアムの年会費が上がっても、ANAアメックス自体をやめる必要はありません。日々のネットショッピングやサービス申込をポイントサイト経由にするだけで、カード年会費とは無関係にマイルの原資を積み増せます。値上げ分を「埋め合わせる仕組み」を先に持っておくと、判断に余裕が生まれます。
※登録は無料です。紹介コードは入会時のみ入力可能で、入会後には適用できません。獲得ポイント数・条件は時期により変動するため、最新の内容は登録後の案件ページでご確認ください。当サイト経由の登録で運営者に紹介ポイントが入ります。
年会費改定の全体像|一般・ゴールド・プレミアム・家族カード
家族カードまで含めた正確な数字を、券種別に整理します。
| 券種 | 改定前(〜2026年9月1日申込) | 改定後(2026年9月2日〜) | 家族カード |
|---|---|---|---|
| ANAアメックス(一般) | 7,700円 | 7,700円(変更なし) | 2,750円(変更なし) |
| ANAアメックス・ゴールド(SFCゴールド含む) | 34,100円 | 42,900円(+8,800円) | 17,050円→21,450円(+4,400円) |
| ANAアメックス・プレミアム(SFCプレミアム含む) | 165,000円 | 187,000円(+22,000円) | 4枚まで無料(変更なし) |
※金額はすべて税込。SFCゴールド・SFCプレミアムの年会費もANAアメックスと同一区分で改定されます。
ここで家族が注目すべきなのは、負担増の出方が券種によってまったく違うという点です。
- プレミアムは本会員の年会費のみ+22,000円。家族カードは従来どおり4枚まで無料のまま変わりません。家族5人分の決済を1口座に集約する構造自体は維持されます。
- ゴールドは本会員+8,800円に加えて、家族カードも1枚あたり+4,400円。夫婦で本会員+家族カード1枚を持っている家庭なら、年間の負担増は合計13,200円になる計算です。
家族カードの持ち方によって値上げの体感がこれだけ変わる、というのは意外と見落とされがちなポイントだと思います。
既存会員(2026年9月1日までに保有・申込済みの方)の新年会費請求開始は、2026年11月ご請求分からです。ただし公式の早見表では「前回の年会費請求月が2025年8〜10月だった場合、2026年は旧年会費のまま据え置かれ、新年会費への切り替えは2027年の同月から」という案内もあります。家族カード(ゴールド)は本会員とは別に、家族カード自体の年会費請求タイミングが基準になるため、本会員とズレるケースがある点も覚えておくとよいと思います。
家族で判断すべき3つの分岐
情報が多いので、家族として意思決定が必要な論点を3つに絞りました。
①9月1日までの旧年会費申込 vs 9月2日以降の新規入会キャンペーン
新規入会・追加カード発行を検討している家庭は、ここが最初の分かれ道です。
- 9月1日までに申し込む:旧年会費(ゴールド34,100円・プレミアム165,000円)でスタートできますが、9月2日開始の新規入会キャンペーンの対象外になります。
- 9月2日13:00以降に申し込む:新年会費が適用される代わりに、条件達成時で最大 一般38,000マイル/ゴールド128,000マイル/プレミアム242,000マイル相当のキャンペーンが対象になります(キャンペーン期間は2026年9月2日〜11月4日)。ANA公式のキャンペーンページには、一般カードの例として「入会後合計75万円以上利用で29,500マイル相当」という条件も示されています。
旧年会費の安さを取るか、新規入会キャンペーンの大きさを取るかという二択です。値上げ幅(ゴールド年+8,800円、プレミアム年+22,000円)を、獲得できるマイルの価値と比べて判断することになります。なお、9月2日13:00のキャンペーン開始前に申し込んだ場合はキャンペーン対象外になるとANA公式が明記しているため、狙う場合は開始時刻をまたぐタイミングに注意が必要です。
②既存会員は11月請求分から新年会費——9〜10月が判断の期限
すでにANAアメックスを保有している家庭にとっては、こちらが本題です。新年会費の請求は2026年11月分から始まります(前回請求月が2025年8〜10月の場合は2027年まで据え置き)。つまり、継続するか、ダウングレードするか、解約するかを見極める期限は、実質的に9〜10月ということになります。
新特典(利用ボーナスマイル・ラウンジ同伴無料・ダイニングCB)が値上げ分に見合うかどうかは、次の見出しで具体的に見ていきます。
③プレミアムの海外旅行保険が11月1日から利用付帯に
プレミアムカード保有世帯にとって、もっとも実生活に影響する変更がこれです。プレミアムの海外旅行傷害保険は、2026年11月1日の改定で自動付帯から利用付帯へ切り替わります。補償内容そのものに変更はありませんが、旅行代金をそのカードで決済していないと保険が適用されなくなるという条件つきの保険に変わる、という点が重要です。
これまで「持っているだけで保険が付く」という感覚で使っていた家庭は、11月1日以降は航空券・ツアー代金の決済先を意識的にプレミアムカードにそろえる必要があります。特に家族旅行では、誰がどのカードで決済したかによって保険の対象範囲が変わる可能性があるため、家族特約の適用条件については公式サポートへの確認をおすすめします(本記事執筆時点では家族カード会員への適用条件は公式に明記が見当たりませんでした)。
年会費が上がり、保険の条件も変わるとなると、「本当にこのカード1枚に集約し続けていいのか」と迷う家庭も出てくると思います。旅行の決済を1枚に依存させたくない場合、貯めた資産をマイルへ振り替えられる別ルートを持っておくのも一案です。
保険の条件変更に備えて、決済の分散も検討材料に
保険の付帯条件が変わるタイミングは、決済先カードを見直すいい機会でもあります。旅行の決済を複数のルートに分けておきたい場合、ポイントサイト経由で日々のネットショッピングやサービス申し込みを組み合わせておくと、カードの保険条件とは別枠でポイント原資を積み増せます。
ハピタスに無料登録する(紹介特典あり)
紹介コード:QYMTVB(会員登録後の「友達紹介」画面で入力する場合はこちら)
※登録は無料です。獲得ポイント数・条件は時期により変動するため、最新の内容は登録後の案件ページでご確認ください。当サイト経由の登録で運営者に紹介ポイントが入ります。
新特典を家族利用で回収できるか
改定後、ゴールド・プレミアムには3つの新特典が加わります。値上げ分に見合うかどうかを、家族利用の観点で見ていきます。
1. 利用ボーナスマイル
- ゴールド:年間400万円(税込)以上の利用で15,000マイル
- プレミアム:年間600万円(税込)以上の利用で30,000マイル
家族の教育費・住宅ローン・生活費の支払いをこのカードに集約している家庭であれば、射程に入る金額感だと思います。ただし、これは家庭ごとの年間カード利用額次第であり、「家族なら誰でも届く」水準ではありません。ご自身の年間利用額を一度計算してから判断することをおすすめします。なお2026年は移行期間として、2026年中の達成分は2027年3月末までに付与されるとされています。
2. 羽田T2「POWER LOUNGE PREMIUM」同伴者1名まで無料
国際線出発エリアのラウンジで、ブッフェ・フリードリンクが利用でき、同伴者1名まで無料・回数制限なしという条件です。家族旅行のたびに使えるなら実用的な特典ですが、家族カード会員自身がこの特典の対象になるかどうかは公式に明記が見当たりませんでした。本会員が同伴者を連れて入る前提で設計されている可能性があるため、家族カード会員個人での利用可否は公式でご確認ください。
3. ダイニングキャッシュバック
ポケットコンシェルジュ経由の飲食店利用で20%キャッシュバック、年間上限はゴールド2万円・プレミアム4万円です。外食の頻度が高い家庭ほど回収しやすい特典と言えます。
変わらず残る主要特典
| 項目 | 一般 | ゴールド | プレミアム |
|---|---|---|---|
| 継続ボーナスマイル | 1,000 | 2,000 | 10,000 |
| 搭乗ボーナスマイル | +10% | +25% | +50% |
| ANA航空券購入還元 | 100円=2.5マイル相当 | 100円=3マイル相当 | 100円=4.5マイル相当 |
| プライオリティ・パス | なし | 年2回 | 回数無制限 |
一般カードは、ポイント移行コース(年6,600円)に加入していないとマイル還元の仕組みが機能しない点は改定後も変わりません。この基本設計を理解した上でANAアメックス全体を比較したい場合は、ANAカードの選び方を家族目線で比較した記事もあわせてご覧ください。
【今のうちに確認・実行すべきこと】期日つきチェックリスト
- [ ] 現行カードの年会費請求サイクルを確認する(各自の次回更新月まで)。値上げ幅より先に「いつから新年会費になるのか」を把握しておくと慌てません
- [ ] 9月2日13:00の新規入会キャンペーン内容を公式で確認する(キャンペーン期間:2026年9月2日〜11月4日)。新規入会・家族の追加カード発行を検討している場合は特に重要です
- [ ] 既存会員向け「50,000マイルが当たるドリームキャンペーン」への応募を検討する(応募期間:2026年8月19日〜11月18日、抽選300名)
- [ ] プレミアムカード保有世帯は、海外旅行保険の家族特約の適用条件を公式サポートに確認する(2026年11月1日から利用付帯に変更)
- [ ] 家族カード保有者は、追加カードの利用ボーナス合算可否・ラウンジ利用可否を公式サイトまたはカスタマーサービスで確認する
- [ ] ANA SFC(スーパーフライヤーズカード)の制度改定と混同しない。こちらは別トピックとしてANA SFCの特典改定で整理しています
ANAアメックス以外の選択肢も含めて考える
ここまで見てきたとおり、ゴールド・プレミアムは値上げされる一方、家族カードの構造や新特典には引き続き魅力があります。「このまま続ける」「ダウングレードする」「別ルートに切り替える」——どの判断も一長一短です。
ANAマイルの貯め方そのものを見直したい場合は、ANAマイルとJALマイル、家族はどっちを優先すべきか比較した記事や、ANAマイルとの相性がよいアメックス・ゴールド・プリファードのレビューも判断材料になると思います。
また、「ANAマイルに交換する原資が足りない」「移行手数料が気になる」という場合、マリオットボンヴォイのポイントをANAマイルへ交換するルートを組み合わせる家庭もあります。マリオットボンヴォイ・アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードは、家族カード1枚目無料という構造で、ANAアメックスとは違う角度からマイル原資を補強できます(2025年8月改定後の現行スペック・条件達成時)。カードの全体像はマリオットボンヴォイ・アメックス・プレミアムの解説記事にまとめています。

📌 マイル移行の代替ルートも持っておく:マリオットアメックスプレミアム
ANAアメックスの年会費・保険条件が変わる今、旅行原資をANAマイル一本に依存させない選択肢としてマリオットボンヴォイ・アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードがあります。ポイントはANAマイルを含む複数の航空会社マイルへ交換でき、入会時にゴールドエリート資格が自動付与、家族カードは1枚目無料です(2025年8月改定後・年会費82,500円・条件達成時・時期により変動)。
ご紹介プログラム限定の入会特典(最大111,000ポイント)を受け取る
※ご紹介プログラム経由。年会費82,500円(税込)。2026年10月5日(月)までの申込+入会後6ヶ月以内に合計150万円以上の利用が条件。時期により変動。
我が家(5人家族)の場合
最後に、私・妻・娘3人(中学生1人・小学生2人)の5人家族としての受け止め方を書いておきます。
我が家はANA SFCを軸にANAマイルを貯めているので、今回の改定は他人事ではありません。ただしANAアメックス本体は保有していないため、今回の値上げ・保険条件の変更を直接受ける立場ではなく、あくまで「これから検討するとしたら」という視点になります。
もし今からANAアメックスの家族カードを検討するなら、私が最初に見るのは「11月請求分から新年会費」という時期です。9〜10月の間に、家族カードを含めた年間の利用額を一度洗い出し、利用ボーナスマイル(ゴールド400万円・プレミアム600万円)に届く水準かどうかを確認してから判断すると思います。保険についても、家族旅行の決済先を1枚に集中させる前提で設計されたカードだからこそ、11月以降は「誰のカードで決済したか」を毎回意識する習慣が必要になりそうです。
FAQ
Q1. 一般カードの年会費も上がるのですか?
いいえ。一般カードの年会費は7,700円(税込)で変更ありません。今回の改定はデザイン変更のみで、年会費・特典の変更は伴いません。値上げの対象はゴールドとプレミアムです。
Q2. 今の会員はいつから新年会費になりますか?
2026年11月ご請求分からと案内されています。ただし前回の年会費請求月が2025年8〜10月だった場合は2026年中は旧年会費のままで、新年会費への切り替えは2027年の同月からになります。ご自身の請求月は公式サイトまたはカード会社への確認をおすすめします。
Q3. 家族カードの年会費も一緒に上がりますか?
券種によって異なります。プレミアムの家族カードは引き続き4枚まで無料で変更ありません。ゴールドの家族カードは1枚あたり17,050円から21,450円へ、4,400円の値上げです。一般カードの家族カードは2,750円のまま変更ありません。
Q4. 海外旅行保険はどう変わりますか?
プレミアムカードの海外旅行傷害保険が、2026年11月1日から自動付帯から利用付帯に変わります。旅行代金をそのカードで決済していないと保険が適用されなくなる点にご注意ください。補償内容自体は変更ないとされています。なお、家族特約の適用条件については公式サイトでの確認が必要です。
Q5. 新規入会キャンペーンはいつまでですか?
2026年9月2日13:00から11月4日までです。条件達成時で最大 一般38,000マイル/ゴールド128,000マイル/プレミアム242,000マイル相当が用意されています。9月2日13:00の開始前に申し込んだ場合はキャンペーン対象外になる点にご注意ください。
まとめ

2026年9月2日のANAアメックス改定を整理すると、次のようになります。
- 一般カードは据え置き。値上げの対象はゴールド(+8,800円)とプレミアム(+22,000円)
- 家族カードは券種で扱いが違う。プレミアムは4枚無料継続、ゴールドは1枚+4,400円の値上げ
- 既存会員の新年会費は2026年11月請求分から(請求月次第で2027年まで据え置きの場合あり)
- プレミアムの海外旅行保険は2026年11月1日から利用付帯に変更
- 新規入会キャンペーンは2026年9月2日13:00〜11月4日、最大242,000/128,000/38,000マイル相当
- 家族カードの利用ボーナス合算・ラウンジ利用可否・保険の家族特約条件は、本記事執筆時点で公式に明記が見当たらず未確認。必ず公式サイト・カスタマーサービスでご確認ください
年会費の値上げだけを見ると「改悪」に見えますが、家族カードの無料枠や新特典まで含めて見ると、単純な損得では語れない改定です。9〜10月という判断の期限までに、ご自身の家族の年間利用額と旅行スタイルに照らして判断していただければと思います。
参考になれば幸いです。良いマイルライフを!