
「マリオットボンヴォイのポイントが少しずつ貯まってきた。でも、これで家族分の特典航空券って本当に取れるんだろうか」
そう思ったことはありませんか。ホテルのポイントなので宿泊に使うイメージは湧くのですが、いざ「飛行機に使う」となると、移行レートやボーナスの条件が絡んできて急に難しく感じます。しかも家族分となると必要量が一気に膨らむので、「どうせ届かないだろう」と計算する前に諦めてしまう方も多いはずです。
ただ、ここには知っているかどうかだけで必要ポイント数が2〜3割変わる分岐点がいくつかあります。逆に言うと、何も考えずに手持ちを全部移行してしまうと、本来もらえたはずのボーナスをまるごと捨てることになります。実際、私も最初の1回はこれをやって数千マイルを取り逃しました。
この記事では、私(妻・娘3人=中学生1人・小学生2人の5人家族の父)が家族分の座席を押さえる目線で、マリオットポイントの「出口」を4つに整理して実額で比較します。単なる移行手順の説明ではなく、同じポイント数でどこまで飛べるかを最大化するための判断ガイドです。
目次
この記事でわかること
- マリオットポイントの出口4つと、家族で使うときの実額比較
- 60,000ポイント単位のボーナスが、必要ポイント数を左右する理由
- ANA・JAL・ユナイテッド航空、移行先で変わる「効率」の差
- 開催中のポイント購入セールを使った、端数埋めの損益分岐
【結論】「60,000の倍数に揃える」が最大の裏技、移行先はユナイテッドが効率No.1
先に結論からお伝えします。
- 移行は必ず60,000ポイント単位で行う。中途半端な数で動かすとボーナスが1マイルも付きません。ここが一番大きく、そして一番よくある取りこぼしです。
- 効率だけで選ぶならユナイテッド航空マイレージプラス。ANA・JALのボーナスが60,000ポイントあたり5,000マイルなのに対し、ユナイテッドだけは10,000マイルと倍です。しかもユナイテッドのマイルでANA便に乗れます。
- 端数は「買い足して」60,000に揃える価値がある。2026年9月10日までのポイント購入セールを使うと、足りない分だけ買い足すことで、実質1マイルあたり1円を切るケースが出てきます。
- ただし全量を買って作るのは割高。あくまで「あと少しで倍数に届く」ときの端数埋めに限定するのが正解です。
要するに、マリオットポイントは貯まった数をそのまま使うのではなく、60,000の倍数という「器」に合わせて調整してから使うポイントです。この発想を持つだけで、家族分の座席がぐっと現実的になります。

家族分の原資を一気に作るなら入会特典が最短
マリオットボンヴォイのポイントは日々のカード決済で貯まりますが、家族5人分となると決済だけで積み上げるのは時間がかかります。入会特典でまとまった数を先に確保しておくと、この記事で解説する「60,000の倍数」に届くスピードがまったく変わります(2025年8月改定後の現行スペック)。
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全体像:マリオットポイントには「出口」が4つある
まず地図を持ちましょう。家族で飛ぶことを目的にしたとき、マリオットポイントの使い道は大きく4つに分かれます。
マリオットボンヴォイ ポイント
│
├─ 出口A:ANAマイルへ移行 ────── ANA特典航空券(国内線・国際線)
│ 60,000P → 25,000マイル
│
├─ 出口B:JALマイルへ移行 ────── JAL特典航空券(国内線・国際線)
│ 60,000P → 25,000マイル
│
├─ 出口C:ユナイテッド航空へ移行 ─ ANA便を含むスターアライアンス特典
│ 60,000P → 30,000マイル(ボーナスが倍)
│
└─ 出口D:マイルにしない ──────── ポイント宿泊に充当し、航空券は現金
5連泊で5泊目無料
多くの方が出口AかBしか検討しないのですが、家族分の座席を数で押さえたいなら出口Cが効きます。そして意外なことに、出口Dが最も合理的になる場面も少なくありません。順に見ていきます。
STEP1:ボーナスの構造を知る|60,000という数字がすべて
マリオットポイントから航空会社マイルへの移行は、基本レートが3ポイント=1マイル(3対1)です。これだけ見ると、正直あまり良いレートではありません。
ところがここに、一度に60,000ポイントを移行するごとにボーナスマイルが加算されるという仕組みが乗ります。
| 移行するポイント数 | 基本分 | ボーナス | 合計マイル | 実質レート |
|---|---|---|---|---|
| 30,000ポイント | 10,000 | 0 | 10,000マイル | 3.00P=1マイル |
| 50,000ポイント | 16,666 | 0 | 約16,666マイル | 3.00P=1マイル |
| 60,000ポイント | 20,000 | 5,000 | 25,000マイル | 2.40P=1マイル |
| 120,000ポイント | 40,000 | 10,000 | 50,000マイル | 2.40P=1マイル |
※ANA・JALをはじめとする多くの提携航空会社の場合。
見ていただきたいのは、50,000ポイントと60,000ポイントの差です。ポイント数の差はわずか1.2倍なのに、得られるマイルは約16,666マイルと25,000マイルで1.5倍の開きが出ます。差分の10,000ポイントが、実質8,334マイルに化けている計算です。
つまり、50,000ポイント持っている状態で「そろそろ移行しようかな」と動くのは、最ももったいない選択ということになります。私が最初にやってしまった失敗がまさにこれで、あと少し待つ(あるいは埋める)だけで結果が大きく変わることを知りませんでした。
ボーナスが付かない航空会社もある
ただし、この5,000マイルボーナスは全提携先で一律ではありません。アメリカン航空・デルタ航空・アビアンカ航空については2022年10月末で、大韓航空については同年12月にボーナスの対象外となっています。
日本の家族旅行で主に使うANA・JAL・ユナイテッド航空は、いずれも現在ボーナスの対象です。ここは安心して構いません。
STEP2:移行先で効率が変わる|ユナイテッド航空だけ待遇が違う
さて、ここからが本題です。同じ60,000ポイントでも、移行先によって手元に残るマイル数が変わります。
| 移行先 | 60,000ポイント移行時 | 実質レート | 主な使い道 |
|---|---|---|---|
| ANAマイレージクラブ | 25,000マイル | 2.40P=1マイル | ANA国内線・国際線特典 |
| JALマイレージバンク | 25,000マイル | 2.40P=1マイル | JAL国内線・国際線特典 |
| ユナイテッド航空マイレージプラス | 30,000マイル | 2.00P=1マイル | ANA便を含むスターアライアンス特典 |
ユナイテッド航空だけは、60,000ポイントごとのボーナスが10,000マイルに設定されています。マリオットボンヴォイとユナイテッド航空の提携関係によるもので、他社の倍という破格の待遇です。結果として、同じ60,000ポイントで5,000マイル多く受け取れます。
「でも、ユナイテッドのマイルなんて日本で使い道あるの?」と思われるかもしれません。これがあるんです。
ユナイテッドのマイルでANA便に乗れる
ユナイテッド航空とANAは同じスターアライアンス。ユナイテッドのマイルで、ANAが運航する便の特典航空券を発券できます。乗る飛行機はいつものANA、座席もサービスもANAそのもので、マイルの出どころが違うだけです。
しかも家族持ちにとってありがたい特徴が3つあります。
- 燃油サーチャージがかからない。ANAマイルで国際線特典を取ると燃油サーチャージが別途必要ですが、ユナイテッドのマイルではこれが不要です。家族5人分となると、この差は数万円規模になります。
- 誰の分でも発券できる。ANAマイルは特典航空券を使える対象が家族登録した親族に限られますが、ユナイテッドにはその制限がありません。
- マイルの有効期限が実質なし。2019年に有効期限が廃止されているため、家族の旅行時期に合わせてじっくり貯められます。
国内線については必要マイル数が区間距離で決まる固定チャートになっていて、お盆でも年末年始でも必要数が変わりません。詳しくは「ユナイテッド航空マイルでANA国内線に乗る裏技」で区間別の必要マイル数までまとめています。
ではANA・JALへの移行は不要かというと、そうではない
効率だけならユナイテッド一択に見えますが、注意点があります。ユナイテッド航空は提携社特典の必要マイル数チャートを公開していません。国際線については実際に検索してみないと必要マイル数が分からず、日程や路線によって変動します。
一方、ANA・JALは必要マイル数が公表されていて、家族の予定から逆算して計画が立てられます。「いつまでに何マイル貯めればいいか」を決めたい方には、この予測可能性は大きな価値です。
私の整理はこうです。
- 国内線を家族分・繁忙期に取りたい → ユナイテッド航空(固定チャートが効く)
- ハワイなど国際線を計画的に狙いたい → ANAまたはJAL(必要数が読める)
- とにかく効率よくマイルを増やしたい → ユナイテッド航空
ANAとJALのどちらを軸にするか迷っている方は、「ANAマイルとJALマイル、家族はどっちを優先すべきか」で5人家族換算の試算を出していますので、あわせてどうぞ。
STEP3:端数を「買って」60,000に揃える|9月10日までの購入セールが使える
ここが本記事の核心です。
「60,000の倍数が正解なのは分かった。でも今54,000ポイントしかない」——この状態が、実は一番おいしい局面です。
なぜなら、マリオットボンヴォイにはポイントを購入できる仕組みがあり、しかも今まさに増量セールが開催されているからです。
開催中のポイント購入セールの条件
2026年8月24日時点で確認できる内容は次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 期間 | 2026年8月4日22時 〜 2026年9月10日12時59分(日本時間) |
| 増量率 | 会員ごとに異なるオファー形式。30〜50%増量の報告あり |
| 通常価格 | 1,000ポイントあたり12.50米ドル |
| 年間購入上限 | 通常150,000ポイント → セール期間中は200,000ポイントに引き上げ |
| 注意 | 新規入会者は入会から30日経過後でないと購入できません |
増量率は全員一律ではなく、ログインして自分のオファーを確認する必要があります。「40%と書いてあるブログを見たのに自分は30%だった」ということが普通に起こる形式なので、必ずご自身のアカウントで確認してください。
米ドル建てのため、円換算額は為替で動きます。2026年8月24日時点のレート(1ドル=約158円台)で計算すると、1,000ポイントあたり約1,984円が基準になります。
端数埋めの実額シミュレーション
では、54,000ポイント持っている方が5,000ポイント購入した場合を計算してみます(増量40%のオファーだった場合)。
- 購入費用:5,000ポイント分=62.50米ドル=約9,921円
- 付与ポイント:5,000 × 1.4=7,000ポイント
- 移行前の保有:54,000+7,000=61,000ポイント
これで60,000ポイントの移行が可能になります。買い足す前と後で、得られるマイルはこう変わります。
| 移行先 | 買い足し前(54,000P移行) | 買い足し後(60,000P移行) | 増えたマイル | 増分1マイルあたりの費用 |
|---|---|---|---|---|
| ANA/JAL | 18,000マイル | 25,000マイル | +7,000マイル | 約1.42円 |
| ユナイテッド航空 | 18,000マイル | 30,000マイル | +12,000マイル | 約0.83円 |
ユナイテッド航空への移行なら、1マイルあたり0.83円で12,000マイルを買い足したのと同じ結果になります。国内線の特典航空券が片道6,000〜9,500マイルの水準であることを考えると、これは十分に元が取れる水準です。
これが「必要ポイント数を抑えて家族で飛ぶ」の実態です。正確に言えばポイント数を減らしているのではなく、同じ着地点に届くための総コストを最小化しているのですが、体感としては「あと少しなのに届かない」を1万円弱で解決できる、という感覚に近いです。
ただし「全部買う」のは割高になります
ここは正直にお伝えします。同じ計算を、60,000ポイントを丸ごと購入で作るケースに当てはめると、印象がまったく変わります。
- 43,000ポイント購入(40%増量で60,200ポイント付与):537.50米ドル=約85,300円
- ANA/JALへ移行 → 25,000マイル = 1マイルあたり約3.41円
- ユナイテッド航空へ移行 → 30,000マイル = 1マイルあたり約2.84円
1マイル3円超えとなると、素直に航空券を買ったほうが安いケースがほとんどです。当サイトではマリオットポイントの価値をおおむね0.7円/ポイントとして試算していますが(詳細は「マリオット ポイント宿泊 vs 現金 損益分岐点」)、増量込みでも購入単価は約1.42円/ポイントなので、単純な購入は宿泊価値ベースで見ると倍額を払っていることになります。
したがって、購入は次の条件がそろったときだけに絞るのが正解です。
- 手持ちが60,000の倍数にあと1万ポイント以内まで来ている
- 使う予定の特典航空券がすでに具体的に決まっている
- 移行先がユナイテッド航空(ボーナスが倍なので端数埋めの効きが最も大きい)
買い足すより先に、貯まる仕組みを作るほうが安く済みます
ポイント購入は「あと少し」を埋めるには有効ですが、原資そのものを買うと割高になります。マリオットボンヴォイのポイントは100円の決済で3ポイント貯まるため、生活費の決済を寄せるだけで60,000ポイントの器が自然に埋まっていきます(2025年8月改定後の現行スペック・条件達成時)。
ご紹介プログラム限定の入会特典(最大111,000ポイント)を受け取る
※ご紹介プログラム経由。年会費82,500円(税込)。2026年10月5日(月)までの申込+入会後6ヶ月以内に合計150万円以上の利用が条件。時期により変動。
STEP4:そもそもマイルにしない出口Dも検討する
ここまで移行の話をしてきましたが、家族旅行のトータルコストで見ると、マイルに換えないほうが安く済む場面があります。
マリオットボンヴォイには、ポイント宿泊で5連泊すると5泊目が無料になる特典があります。4泊分のポイントで5泊できるので、実質20%引きです。これは2026年8月時点でも継続しています。
家族旅行の費用構造を思い出してください。5人家族の場合、航空券は5人分かかりますが、ホテルは部屋数で決まります。ここが効きます。
- 航空券:人数に比例して増える(5人なら5倍)
- 宿泊費:部屋数に比例(5人でも2部屋で収まることが多い)
つまり、ポイントは「人数倍で効かない宿泊」に充て、航空券は現金やセールで押さえるほうが、総額が下がるケースがあるということです。特に沖縄・北海道のように航空券のセールが頻繁にある路線では、この判断が効きます。
逆に、ハワイのように航空券が高額かつ人数分まるごとかかる路線では、マイルに移行する価値が跳ね上がります。ANA国際線のハワイ路線はビジネスクラスのハイシーズン往復で135,000マイル水準(2025年改定後)と重量級ですが、そのぶん現金価格も高いためです。
判断はシンプルにこう考えてください。
航空券が高くて人数分かかる旅行=マイルに移行。宿が高くて航空券が安い旅行=ポイント宿泊。
我が家(5人家族)の場合:60,000マイルでどこまで飛べるか
実際に手を動かすときのイメージが湧くよう、我が家の考え方を数字で共有します。
マリオットポイント120,000ポイント(=60,000ポイント × 2回移行)をユナイテッド航空へ移行すると、60,000マイルになります。これで5人家族がどこまで行けるかを整理したのが次の表です。
| 行き先・区間 | 必要マイル(5人分) | 60,000マイルで足りるか |
|---|---|---|
| 東京〜大阪 往復 | 6,000×2×5=60,000 | ちょうど到達 |
| 東京〜福岡 片道 | 7,000×5=35,000 | 到達(25,000マイル残る) |
| 東京〜沖縄 片道 | 8,000×5=40,000 | 到達(20,000マイル残る) |
| 東京〜沖縄 往復 | 8,000×2×5=80,000 | 不足(あと20,000マイル) |
※ユナイテッド航空の国内線区間距離別チャートに基づく試算です。必要マイル数は改定されることがあるため、発券前にユナイテッド航空の公式サイトで実際の数値をご確認ください。
この表を見て、私が実際に採った方針は「往復ではなく片道に使う」でした。復路は日程の自由度が高いのでセール運賃を狙い、往路の混雑期だけをマイルで確実に押さえる、という分け方です。家族5人だと「全員分の座席が同じ便で取れるか」が最大のハードルなので、混む方向だけを先に確定させておくと精神的にとても楽になります。
そしてもう一つ正直に書いておくと、120,000ポイントをカード決済だけで貯めるのは楽ではありません。100円で3ポイントの還元率なら、単純計算で400万円の決済が必要になります。だからこそ、入会特典でまとまった数を先に確保しておくことの意味が大きくなります。我が家も、決済でコツコツ積むぶんと入会時にまとめて得たぶんの合計で、ようやく60,000の倍数が見えてきたという感覚です。
なお、移行そのものの手順や氏名一致・上限といった実務面は「マリオットポイント→ANA/JALマイル移行 完全ガイド」に詳しくまとめてありますので、実際に動く前に一読をおすすめします。
注意点・よくある失敗
失敗1:中途半端な数で移行してしまう
繰り返しになりますが、これが最大の取りこぼしです。59,000ポイントの移行と60,000ポイントの移行では、得られるマイルが約19,666マイルと25,000マイルで5,000マイル以上違います。移行画面に数字を入れる前に、必ず「60,000の倍数になっているか」を確認してください。
失敗2:移行の反映を待たずに発券計画を立てる
マイルの積算には時間がかかります。利用者の実績ベースでは、ANAで約2週間、JALで約1週間が目安とされています。特典航空券は座席在庫の争奪戦なので、「移行が終わってから探す」では出遅れます。先に空席を確認して、狙う便を決めてから移行を始めるのが順序として正解です。
失敗3:連続で移行申請を出してしまう
マリオットボンヴォイでは、1回の申請での移行上限が240,000ポイントで、連続して移行申請を行う場合は48時間の間隔を空ける必要があります。「120,000ポイントを2回に分けて今日中に移そう」とすると弾かれることがあるので、日程に余裕を持たせてください。
失敗4:家族のポイントを合算できると思い込む
マリオットポイントは会員個人に紐づきます。家族それぞれのアカウントに分散したポイントを合算して60,000にする、という運用は基本的にできません。家族で貯めるなら、あらかじめどのアカウントに集約するかを決めておくのが鉄則です。ここを決めずに貯め始めると、「合計すれば60,000あるのに、どのアカウントも倍数に届かない」という最悪の形になります。
失敗5:ポイント購入を「増量率が高いから」だけで判断する
50%増量という数字はインパクトがありますが、増量後の単価が使う場面での価値を上回っていたら、増量率が何%でも損です。判断すべきは増量率ではなく、「買い足した結果として増えるマイル1マイルあたりいくらか」です。この記事の計算式をそのまま自分の保有数に当てはめて確かめてください。
FAQ
Q1. マリオットポイントは何ポイントから移行できますか?
まとまった単位での移行が前提の仕組みですが、いずれにせよボーナスが付くのは60,000ポイント単位です。それ未満で移行するとレートは3ポイント=1マイルのまま据え置きになるため、少額移行はおすすめしません。詳しい最低単位は移行画面で確認できます。
Q2. 購入したポイントもボーナス対象の移行に使えますか?
購入したポイントは通常のポイントとしてアカウントに加算されるため、移行の対象になります。ただし前述のとおり、購入で原資そのものを作ると単価が跳ね上がります。あくまで倍数に届かせるための端数埋めとお考えください。
Q3. ANAとユナイテッド航空、両方に分けて移行するのは得ですか?
基本的におすすめしません。60,000ポイントずつに分けられるだけの残高があれば別ですが、たとえば90,000ポイントを「ANAに60,000+ユナイテッドに30,000」と分けると、後者の30,000ポイントにはボーナスが1マイルも付きません。倍数を割ってまで分散させないのが原則です。
Q4. 増量セールは今後もありますか?
マリオットボンヴォイのポイント購入セールは年に複数回開催される傾向がありますが、開催時期・増量率・上限はその都度変わります。今回のように年間購入上限が引き上げられる回もあれば、そうでない回もあります。確実なのは「今出ている条件」だけなので、期間内に自分のオファーを確認するのが最も安全です。
Q5. マリオットのポイントに有効期限はありますか?
一定期間ポイントの獲得・利用といった動きがないと失効する仕組みがあります。カード決済を継続していれば通常は問題ありませんが、しばらく動かしていないアカウントがある方は要注意です。失効対策の詳しい手段は「マリオットポイント→ANA/JALマイル移行 完全ガイド」内でも触れています。
「60,000の倍数」に最短で届く現実的なルート
この記事の計算はすべて「まとまったポイントがある」前提です。その原資を作る手段として最も効率が良いのが入会特典で、入会時点でゴールドエリート資格も付きます。宿泊にもマイルにも化ける汎用資産として押さえておく価値があります(2025年8月改定後の現行スペック・条件達成時)。
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まとめ:ポイントは「数」ではなく「器」で考える
最後に要点を整理します。
- 移行は60,000ポイント単位が絶対。50,000ポイントで動かすと実質レートが2.40対1から3.00対1に悪化し、1回で5,000マイル以上を捨てることになります。
- 効率最優先ならユナイテッド航空。60,000ポイントあたりのボーナスがANA・JALの5,000マイルに対して10,000マイルと倍で、そのマイルでANA便に乗れます。燃油サーチャージ不要・搭乗者の制限なしという家族向けの利点も揃っています。
- 計画性を優先するならANA・JAL。必要マイル数が公表されているので、家族の予定から逆算できます。
- 端数埋めの購入は「あと1万ポイント以内」限定。2026年9月10日12時59分までのセールなら、ユナイテッド航空への移行と組み合わせて1マイルあたり0.83円という水準も狙えます。ただし全量購入は1マイル3円前後になるので避けてください。
- 航空券が人数分かかる旅行はマイル、宿が主役の旅行はポイント宿泊。5泊目無料と組み合わせると総額が下がります。
マリオットポイントで一番よくないのは、貯まった数をそのまま何となく移行してしまうことです。「今いくつ持っているか」ではなく「60,000という器にどう合わせるか」で考え始めた瞬間から、家族分の座席は現実的な目標に変わります。
我が家もまだ道半ばですが、この考え方に切り替えてから、少なくとも「取りこぼした」という後悔だけはなくなりました。参考になれば幸いです。良いマイルライフを!