
「ANAマイルでANA国内線に乗ろうとしたら、お盆や年末年始は片道なのに往復分くらいのマイルを要求された…」「家族の分の特典航空券、ANAだと家族登録が面倒で結局あきらめた」——こんな経験、ありませんか?
実はその国内線、ANAマイルではなく「ユナイテッド航空のMileagePlus(マイレージプラス)マイル」で取った方が安くて、しかも家族の誰の分でもサクッと発券できることがあります。陸マイラーの間では古くから知られた裏技ですが、家族持ちにこそ刺さるメリットが多いわりに、意外と知られていません。
この記事では、私(妻・娘3人=中学生1人・小学生2人の5人家族の父)が実際にこのルートを使ってきた目線で、ユナイテッド航空マイルでANA国内線に乗る方法を、必要マイル数・予約手順・家族で使うときの強み・2026年の改悪点まで一気に解説します。結論から言うと、「繁忙期・家族分・無期限ストック」の3点で、ANA国内線はUAマイルの方がラクなケースが多いです。
この記事でわかること
- ユナイテッド航空マイルでANA国内線に乗るときの必要マイル数(2026年の区間距離別チャート)
- ANAマイルで取るより「お得になる人/ならない人」の見分け方
- 家族の誰の分でも発券できる、UAマイル最大の強み
- UAマイルの現実的な貯め方(マリオット経由が家族持ちの主役)
- 2026年5月の改悪点と、やってはいけない予約パターン
【結論】ANA国内線は「繁忙期・家族分・ストック」でUAマイルが効く

先に結論をまとめます。ユナイテッド航空マイルでANA国内線に乗る価値があるのは、次の3つのどれかに当てはまる人です。
- お盆・年末年始・GWに国内線特典を取りたい人。ANAマイルは季節で必要数が跳ね上がりますが、UAマイルは区間距離で固定。繁忙期ほど差が開きます。
- 配偶者や子どもの分を発券したい人。UAは特典航空券の搭乗者に家族登録が一切不要。会員本人以外でも、名前を入れるだけで誰でも発券できます。
- マイルを焦らず貯めて使いたい人。UAマイルは有効期限が実質なし(2019年に有効期限が廃止)。家族の遠征用にコツコツ貯めても失効しません。
そして、その肝心のUAマイルを家族持ちが現実的に貯める入口が、当ブログでもおなじみのマリオットボンヴォイ・アメックス・プレミアム・カード。マリオットポイントが貯まり、それをUAマイルへ好条件で移行できるので、ホテルにも国内線にも化ける万能ポイントになります。
⇒ 紹介リンクから入会キャンペーンを確認する(マリオットボンヴォイ・アメックス・プレミアム)
※年会費・特典・入会条件を確認してから判断すると後悔が減ります。
カードそのものの中身(年会費82,500円の損益分岐など)が気になる方は、先にマリオットアメックスプレミアムの損益分岐レビューを読んでおくと、この後の話がスッと入ってきます。
全体像:UAマイルでANA国内線は「貯める→移行→united.comで予約」
流れを図にすると、こうなります。

ポイントは、ANAのサイトではなく「united.com(ユナイテッドの公式サイト)」でANA便を予約するという点。発券元がUAになるだけで、乗るのはいつものANA国内線です。座席も機内サービスもANAそのもの。マイルの出どころが違うだけ、と考えてください。
STEP1:必要マイル数は「区間距離」で4段階(2026年版)
ユナイテッド航空マイルでANA国内線に乗るとき、必要マイル数は出発地〜到着地の直線距離(statute mile)で決まります。2026年時点の片道チャートは次のとおりです。
| 区間距離(直線) | 必要マイル(片道・エコノミー) | 該当する主な路線の目安 |
|---|---|---|
| 〜300マイル | 6,000マイル | 東京〜大阪、東京〜名古屋 など近距離 |
| 301〜800マイル | 7,000マイル | 東京〜札幌、東京〜福岡、大阪〜沖縄 など |
| 801〜1,000マイル | 8,000マイル | 東京〜沖縄 など |
| 1,001マイル〜 | 9,500マイル | 一部の長距離・乗継区間 |
ここで効いてくるのが、この必要数は「季節で変わらない」という点です。ANAマイルの国内線特典はローシーズン/レギュラー/ハイシーズンで必要マイル数が変動し、繁忙期は1.3〜1.5倍ほどに増えます。一方UAは、お盆だろうが年末年始だろうが東京〜沖縄はいつでも片道8,000マイル。繁忙期に旅行せざるを得ない子育て世帯にとって、これは地味に大きい差です。
⚠️ チャートはユナイテッド航空の方針で予告なく改定されることがあります。発券前に必ずunited.com上で実際の必要マイル数を確認してください(特に後述の直前予約は要注意)。
燃油サーチャージは無料・諸費用は数百円だけ
UAマイルでANA国内線を発券する場合、燃油サーチャージはかかりません(そもそも国内線に燃油サーチャージは付きません)。実際に支払うのは日本国内の旅客施設使用料(PFC)など数百円程度だけ。「マイル+数百円で家族が国内線に乗れる」という感覚です。
STEP2:ANAマイルで取るより得?「区間が長い・繁忙期」ほど有利
「結局ANAマイルとどっちが得なの?」という疑問に、家族目線でざっくり答えます。
- 東京〜大阪(近距離):UAは片道6,000マイル。ANAも閑散期なら近い水準なので、差は小さい。ANAマイルが余っているならANAでOK。
- 東京〜沖縄(中〜長距離):UAは片道8,000マイル固定。ANAはハイシーズンだと片道相当で1万マイル超になることも。繁忙期に家族で沖縄、ならUAが効く。
- お盆・年末年始の帰省や旅行:季節無関係のUAが明確に有利。
逆に、閑散期の近距離区間しか乗らない人や、ANAマイルが大量に余っている人は、わざわざUAに移行するメリットは薄いです。UAマイルは「ANAマイルの弱点(繁忙期高騰・家族発券の面倒さ)を補う2枚目の財布」と捉えるのが、家族にとって一番しっくりきます。
マイルの貯め分けで迷ったら、ANA vs JAL マイルはどっちを貯めるべきかもあわせて読むと、家計全体の方針が立てやすくなります。
STEP3:UAマイルの貯め方|家族持ちは「マリオット経由」が主役
UAマイルは飛行機に乗らないと貯まらない…と思われがちですが、陸マイラーにはホテルポイント経由という王道があります。
マリオット ボンヴォイ → ユナイテッド航空(最重要ルート)
マリオットポイントは40社以上の航空会社マイルに移行できますが、ユナイテッド航空だけは特別待遇です。
- 基本レートはマリオット3ポイント → UA1マイル
- さらに60,000ポイント移行ごとに10,000マイルのボーナス
- つまり60,000マリオットポイント → 25,000UAマイル(実質2.4:1相当)
この「60,000ごとに+10,000ボーナス」は他社マイルにはない厚遇で、UAマイルを最も効率よく仕込めるルートです。25,000UAマイルあれば、東京〜沖縄を家族3人分(片道8,000×3=24,000)まかなえる計算になります。
マリオットポイントの貯め方・移行の細かい手順はマリオットポイントからマイルへの交換(40社対応)に詳しくまとめています。
⇒ マリオットポイントを貯める入口を確認する(マリオットボンヴォイ・アメックス・プレミアム)
※マリオット決済100円=3ポイント。家族の日常決済をまとめると、UAマイルが自然に積み上がります。
その他のルート
- ユナイテッド航空便・スターアライアンス便への搭乗:出張などで乗る機会があれば普通に貯まります。
- マイル購入:キャンペーン時にまとめ買いすると、特典航空券の不足分を埋められることがあります(恒常的な貯め方ではないので補助的に)。
家族持ちの現実解は、マリオットアメックスでマリオットポイントを貯め、必要なときにUAへまとめて移行。これが一番ムリがありません。
注意点・よくある失敗(2026年の改悪を含む)
便利なルートですが、2025〜2026年にかけて改悪が続いています。ここだけは押さえてください。
- 【2026年5月〜】ANA国内線のコードシェア便は発券不可。ANAの便名でも、実際の運航が他社のコードシェア便だとUAマイルで取れません。「ANA運航のANA便」を選ぶのが鉄則です。
- 【2026年5月〜】当日の前倒し変更が不可に。発券後に「1本早い便へ」が空港でできなくなりました。予定はしっかり固めてから発券を。
- 直前予約(出発まで約2週間以内)は必要マイルが大幅増。路線によっては20,000マイル超を要求されるケースも。早めの予約が絶対に有利です。
- 裏ワザ系(エクスカーショニストパーク等)は終了済み。2025年8月に終了し、提携カードの割引特典もANA便には使えません。「昔の攻略法」をうのみにしないこと。
- 空席連動。UAで取れるのはANAの特典枠(セーバー相当)が空いている便だけ。ANA特典航空券で満席なら、UAでも取れません。
FAQ
Q1. ユナイテッド航空のマイルって、有効期限で消えませんか?
A. ユナイテッド航空は2019年にMileagePlusマイルの有効期限を廃止しました。アカウントが有効である限り、マイルは失効しません。家族の旅行用にコツコツ貯めても無駄になりにくいのが強みです。
Q2. 自分の口座のマイルで、妻や子どもの分の航空券を取れますか?
A. 取れます。ANAの家族特典航空券のような「家族登録」は不要で、united.comの予約画面で搭乗者に「新しい旅行者」を追加し、名前(アルファベット)・生年月日・性別を入力するだけ。会員本人以外でも誰でも発券できるのが、家族にとって最大の利点です。
Q3. 予約はANAのサイトでするんですか?
A. いいえ、ユナイテッド航空の公式サイト(united.com)で「マイルを使って予約」にチェックを入れて検索します。発券元がUAになるだけで、乗るのはANAの国内線そのものです。
Q4. 予約したANA便を、ANAアプリやANAのマイレージ番号に紐づけられますか?
A. 予約後にANA側へ会員番号を登録すれば、座席指定などがやりやすくなる場合があります。ただし反映のされ方に癖があるため、座席は予約時にunited.com側でも押さえておくと安心です。
Q5. ファーストクラス(国内線プレミアムクラス)もUAマイルで取れますか?
A. ANA国内線のプレミアムクラスもUAマイルで発券可能ですが、必要マイル数はエコノミーより上がります。家族全員プレミアムだとマイル消費が一気に増えるので、子ども連れなら普通席で機数を稼ぐのが現実的です。
国内線の航空券そのものを現金とマイルで比較したいときは、⇒ 国内航空券を一括検索して相場を確認する(エアトリ)で現金価格を見てから、UAマイルの「実質1マイル=何円か」を計算すると判断がブレません。
我が家(5人家族)の場合:繁忙期の帰省でUAマイルが効いた
我が家は私・妻・娘3人(中学生1人・小学生2人)の5人家族。繁忙期に家族で移動しようとすると、ANAマイルの国内線特典は人数×ハイシーズン価格でみるみる溶けていきます。
そこで私は、マリオットアメックスで貯めたマリオットポイントをUAマイルへ60,000単位で移行し、繁忙期のANA国内線をUAマイルで押さえるようにしました。UAは季節で必要数が変わらず、しかも子ども3人分の名前を入れるだけで一度に発券完了。ANAの家族登録でつまずいていた頃がウソのようにラクになりました。
ポイントは、ANAマイルとUAマイルを「閑散期はANA・繁忙期と家族分はUA」で使い分けること。2つの財布を持っておくと、家族旅行の選択肢がぐっと広がります。
まとめ:UAマイルは「ANA国内線の2枚目の財布」

ユナイテッド航空マイルでANA国内線に乗る裏技を、家族目線で整理しました。
- 必要マイルは区間距離で片道6,000〜9,500マイル+数百円、燃油サーチャージなし
- 季節で変わらないので、繁忙期ほどANAマイルより有利
- 家族登録不要で誰の分でも発券でき、マイルは無期限でストック可
- 2026年5月の改悪(コードシェア不可・当日前倒し不可)と直前予約の高騰には要注意
- 貯め方はマリオット→UA(60,000ごとに+10,000ボーナス)が家族持ちの主役
「閑散期の近距離はANAマイル、繁忙期と家族分はUAマイル」。この2枚使いができると、国内線の家族旅行が一段ラクになります。その入口になるマリオットポイントを効率よく貯めるなら、まずはカードの中身を確認してみてください。
⇒ 入会キャンペーンと特典を確認する(マリオットボンヴォイ・アメックス・プレミアム)
※年会費・特典・条件は時期により変動します。最新内容を公式で確認してから判断しましょう。
参考になれば幸いです。良いマイルライフを!