
「ウミガメのANAのA380、フライングホヌでハワイに行きたい。でも特典航空券で、5人家族の席は並ぶの?マイルは足りるの?」と、予約画面の前で手が止まったことはありませんか?
この記事は搭乗記ではなく、2026年10月28日に確認したANA公式の情報を5人家族に当てはめた、計算と判断のフローです。試算はすべて「想定モデル」で、条件を書いています。
【結論】
- フライングホヌ(A380)は特典航空券でも乗れます。エコノミー・プレミアムエコノミー・ビジネス・ファーストとも特典の設定があります(席数は便ごとに限られます)
- 5人合計の必要マイル(日本⇔ハワイ・往復・想定モデル)は、エコノミーでロー175,000/レギュラー200,000/ハイ325,000マイル。燃油特別付加運賃は特典でも別に必要です
- 5人の席を固める公式の手段は、エコノミーの3席または4席をベッドにする「COUCHii」。特典でも申し込めますが、5人にぴったり合う「2名2席」の設定はなく、組み合わせは酸素マスクの数でも制限されます
- ANA公式が運航スケジュールを載せているのは2026年10月25日〜2027年3月27日まで。2027年3月28日以降は未発表です
まずは「いつなら何マイルか」を決める材料と、ビジネスクラスで行く場合の記事を先に置いておきます。
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目次
詳しく:フライングホヌが飛ぶ日はいつ?2026年冬〜2027年3月27日の運航日
最初に確認したいのは、日程の制約です。ANA公式のA380ページには、2026年10月25日〜2027年3月27日の冬ダイヤのスケジュールが載っています(ANA公式・2026年10月28日確認)。
成田=ホノルル線の便は、次のとおりです。
| 便 | 運航日(ANA公式の運航情報) |
|---|---|
| NH184/NH183 | 毎日 |
| NH182/NH181 | 10月25日〜11月5日・11月21日〜12月16日は火・金・日 11月6日〜11月20日・12月17日〜1月10日は毎日 1月11日〜3月18日は火・金・日 3月19日〜3月26日は毎日 3月27日〜4月中旬は火・金・日(2026年8月20日更新の記載) |
読み方のポイントは、日によって「A380が使われる成田=ホノルル便の本数」が変わりうることです。NH184/183に加えてNH182/181が飛ぶ日は選べる便が増え、飛ばない日は選択肢が少なくなります。同じ便名でも、実際にA380かどうかは予約画面の機材表示で確認してください。便の本数が多い日ほど5人分の空席を探しやすいかどうかは、公式に根拠がないので、断定しません。
時刻は書きません。同じANA公式でも夏ダイヤ版と冬ダイヤ版で表記が違うためです。予約の直前に公式の時刻表で見てください。
2027年3月28日以降は「未発表」
公式のスケジュールは3月27日まで。それ以降のA380の運航日・便数は、2026年10月28日時点で公式に掲載されていません。ANAのA380ページとルートの案内ページには、「2027年ウィンターダイヤにおける成田〜ホノルル線の運航便名変更について」というお知らせへのリンクもあります。中身は私は確認できていないので、このお知らせの内容は書きません。2027年3月28日以降に乗りたい人は、予約前にANA公式のA380ページで、最新の掲載状況を見てください。
なお、羽田=ホノルル線(NH186/185)は今回の公式A380ページの掲載対象ではありません。「フライングホヌ狙いなら成田便」と考えるのが、公式ページどおりの整理です。
座席配置:5人で並べる?エコノミー・プレエコ・COUCHii
次に、5人の席の話です。ANA公式のA380ページによると、座席数は計520席です。
| クラス | 席数 |
|---|---|
| ファースト | 8 |
| ビジネス | 56 |
| プレミアムエコノミー | 73 |
| エコノミー | 383 |
2019年の就航時の報道(Travel Watch)では、エコノミーは1階、ビジネスとプレミアムエコノミーなどは2階に配置され、プレミアムエコノミーは2-3-2の7席並びで2階の最後方(20〜30列)とされています。ここは報道ベースの情報で、現行の座席配置は公式のシートマップで確認してください。
エコノミーの横の並びは、検索結果では「3-4-3」と書かれた情報も見かけます。ただ、ANA公式の本文には列構成の記載がなく、座席の図は画像のみです。ですので、この記事では何席並びと断定せず、「公式シートマップで確認」と書きます。
親子が別フロアになる可能性のある組み合わせ
「親2人はプレミアムエコノミー、子ども3人はエコノミー」という混成案を考える人もいるはずです。上の報道(2019年時点)のとおりなら、この組み合わせは親子が別のフロアになる可能性があります。現行の配置は公式のシートマップで確かめてください。小学生を含む5人家族だと、ここは数字より先に判断したいところです。
COUCHii:エコノミーの3〜4席をベッドにする公式サービス
5人で席を固めるための、ANA公式が用意した手段が「COUCHii(カウチーアイ)」です。ANA公式の案内(2026年10月28日確認)の要点は次のとおりです。
- エコノミーの3席または4席のレッグレストを上げて、ベッドのように使うサービス。専用の寝具と専用シートベルトがつく
- 対象はA380の成田=ホノルル線のANA便名のみ
- エコノミーの特典航空券も対象。航空券の購入後に、予約確認画面から申し込む
- 受付は、航空券の購入後〜出発の48時間前まで
- 申込後は、座席変更・利用人数の変更はできない(変更するなら解約して再申込)
- マイルやアップグレードポイントによるアップグレード、プレミアムエコノミーへの変更はできない
- 大人の同伴がない乳幼児は利用できず、大人1名につき乳幼児2名まで
- 酸素マスクの数の制限で、利用できない人数の組み合わせがある
座席の機内位置(何列目か)は、公式の本文に記載がありません。なので、位置について私は書きません。
マイルUPとの関係は、国際線のマイルアップグレード記事で整理しています。COUCHiiはマイルでのアップグレード対象外なので、「エコノミーで取ってからマイルでビジネスに上げる」とは別の話です。
COUCHiiの料金(1区間・1組・2026年9月15日購入分から)
ANA公式の料金表は、次のとおりです(単位は円)。利用人数には、大人・子ども・席を使う幼児を含みます。
| 人数・席数 | ロー | ハイ | ピーク |
|---|---|---|---|
| 4名4席 | 24,000 | 40,000 | 40,000 |
| 3名3席 | 18,000 | 30,000 | 30,000 |
| 3名4席 | 33,000 | 60,000 | 127,000 |
| 2名3席 | 30,000 | 54,000 | 124,000 |
| 2名4席 | 46,000 | 90,000 | 242,000 |
| 1名3席 | 50,000 | 94,000 | 239,000 |
| 1名4席 | 96,000 | 164,000 | 357,000 |
ピーク日(成田発)には、12月25日〜12月27日、4月27日〜5月2日、8月5日〜8月8日などが含まれます。ロー・ハイの日付は公式の「シーズナリティ」のページで確認してください(私は取得していません)。
5人の組み合わせ案(想定モデル・往復は2区間分)
公式の表にある組み合わせだけで考えると、5人は次の形になります。計算は、表の金額を足しただけです。往復の列は、料金表が「1区間」単位であることから、往路・復路の両方で申し込み、かつ両区間ともローの料金になる日だと仮定した単純な2倍です。実際の申込方法や、往路と復路で料金区分が違う場合の金額は、ANAの案内で確認してください。
| 案 | 内訳 | 1区間(ロー) | 往復で使う場合(両区間ローと仮定した2倍) |
|---|---|---|---|
| A | 4名4席+1名は通常席 | 24,000円 | 48,000円 |
| B | 3名3席+2名3席 | 18,000+30,000=48,000円 | 96,000円 |
ピーク日は、Aが1区間40,000円、Bが1区間30,000+124,000=154,000円と、大きく変わります。表に「2名2席」の設定はなく、2名は3席か4席になる点が、5人家族の地味な落とし穴です。
また、分かれた申込どうしの席が隣り合うか、5人が1つの申込で済むかは、公式の本文から確認できていません。「4人はベッド化、1人は通常席」「3人と2人に分ける」といった形が実際に成立するかは、申込前にANAへ電話で確認する前提にしてください。酸素マスクの制限があるので、表にあっても通らない組み合わせがありえます。
エコノミーで子連れの座席選びの一般論は、子連れ国際線のおすすめ座席の記事に任せます。この記事は、A380と特典の話に絞ります。
必要マイル:5人家族の合計を計算する(想定モデル)
ここからは、数字です。ANA公式の特典航空券の必要マイル数(日本⇔ハワイ・2025年6月24日以降の予約・発券分の改定後・ANA公式・2026年10月28日確認)は、1人あたりの往復で次のとおりです。
| クラス | ロー | レギュラー | ハイ |
|---|---|---|---|
| エコノミー | 35,000 | 40,000 | 65,000 |
| プレミアムエコノミー | 53,000 | 58,000 | 88,000 |
| ビジネス | 80,000 | 85,000 | 135,000 |
| ファースト | 120,000 | 140,000 | 240,000 |
小児(2歳以上12歳未満)は、大人と同じマイルです。想定モデルの子ども3人(中学生1人・小学生2人)は、中学生が12歳以上でも大人と同じ計算になるため、5人とも同じ数字で計算できます。
| クラス(5人・往復・想定モデル) | ロー | レギュラー | ハイ |
|---|---|---|---|
| エコノミー | 35,000×5=175,000 | 40,000×5=200,000 | 65,000×5=325,000 |
| プレミアムエコノミー | 53,000×5=265,000 | 58,000×5=290,000 | 88,000×5=440,000 |
| ビジネス | 80,000×5=400,000 | 85,000×5=425,000 | 135,000×5=675,000 |
| 混成案(親2人=プレエコ、子3人=エコノミー) | 106,000+105,000=211,000 | 116,000+120,000=236,000 | 176,000+195,000=371,000 |
ファーストは8席だけの個室型で、ホノルル線でファーストがあるのはフライングホヌのみ、特典の設定もあります。ただ、5人家族の主役にはなりにくいので、表からは外しました。ビジネスで5人行く場合の組み立ては、ANAビジネスでハワイに家族で行く記事に任せます。
片道の設定もあります。エコノミーは1人あたりロー17,500/レギュラー20,000/ハイ32,500マイルで、5人ならそれぞれ87,500/100,000/162,500マイルです。「往路だけA380」のように分けて考える余地は、表の上ではあります。ただ、往復の特典は往路と復路を同時に予約・発券する仕組みなので、実際の動かし方は次の節で整理します。
どの期間がロー・レギュラー・ハイか
ANA公式のシーズン区分(日本・ハワイ線)のうち、A380の公式掲載期間(2027年3月27日まで)にかかる部分は次のとおりです。キャンペーン等で変更されることがあります。
| 期間 | 区分 |
|---|---|
| 2026年8月24日〜12月18日 | レギュラー |
| 2026年12月19日〜12月31日 | ハイ |
| 2027年1月1日〜1月3日 | ハイ |
| 2027年1月4日〜1月5日 | レギュラー |
| 2027年1月6日〜2月28日 | ロー |
| 2027年3月1日〜3月31日 | レギュラー |
年末年始をまたぐ日程は、ハイの影響が大きく出ます。エコノミーで5人325,000マイル、レギュラーとの差は125,000マイルです。往路と復路でシーズンが違う場合の往復の扱いは、私は公式で確認できていないので、数字を出さず、予約画面での確認をお願いします。2027年の春以降の区分は、2027年版の特典シーズンカレンダーにまとめています。
予約の動き方:355日前の朝9時(往復は復路基準)と、空席が見つからないとき
特典航空券の予約開始は、搭乗日の355日前(出発日を含まず)の午前9時(日本時間)です。ANA公式(2026年10月28日確認)では、往復の場合は復路の搭乗日の355日前から予約でき、往路と復路は同時に予約・発券します。国際線の最終期限は、第一区間の出発の96時間前です。
2026年10月28日時点で355日先は、2027年10月中旬です(復路の搭乗日基準なので、往復なら「帰りの日」がここまでに入る日程が、今まさに予約できる範囲です)。ここで言えるのは、冬ダイヤ(2027年3月27日まで)の便は、すでに予約が開いているということです。一方で、2027年3月28日以降の便は、予約ができても、A380が飛ぶかどうかが公式に未掲載です。
動き方は、公式の仕組みから次の順で考えます。
- 行きたい日程を決め、復路の搭乗日から355日前をカレンダーで数える(朝9時に画面を開ける日)
- 5人が同じ便で取れる日を探す。5人分が同じ日に出るかは、私は公式に根拠がないので「出方」は断定しません
- 取れなければ、空席待ちに入れる。空席待ちは片道につき1便のみ、預かり期限は第一区間出発の14日前で、取れたときだけメールで通知されます。往復で空席待ちした場合、片道だけの発券はできません
- 幼児を含む予約・小児のみの予約は、ウェブ不可で電話になります(今回の想定モデルでは該当しません)
空席待ちの使い方と、5人が同時に取れないときの分け方の損得は、特典航空券のキャンセル待ちの記事で詳しく扱っています。
家族の使い方:特典利用者登録・小児と幼児の扱い
ANA公式(2026年10月28日確認)では、会員本人以外が特典航空券を使うには「特典利用者登録」が必要です。登録は最大10名まで、続柄の証明書類を求められる場合があります。家族のマイル合算は、「ANAカードファミリーマイル」または「ANAマイレージクラブ ファミリーアカウントサービス」への登録が必要です。国際線での家族・親族の範囲の細かい定義は、このページに載っていません。名字が違う場合などは、ANAの利用条件で確認してください。
年齢の扱いは次のとおりです。年齢は第一区間の搭乗日で判断されます。
- 小児(2歳以上12歳未満):大人と同じマイル
- 幼児(2歳未満)で座席を使う:大人と同じ
- 座席を使わない幼児:大人と同じクラスの10%(特典利用者登録が必要)
細かい年齢ルールは、子どものマイル年齢別ルールの記事に整理しています。
家族5人分のマイルを貯める段階で、ANAカードを新しく作る予定がある方向けの補足です。

ANAアメックス・ゴールドをポイントサイト経由で申し込むという選択肢
ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードは、ポイントサイト「ハピタス」の案件ページを経由して申し込むと、条件を満たした場合にハピタスのポイント(1pt=1円相当)が付きます。ポイント数は時期により変わるため、現在のポイント数はハピタスの案件ページでご確認ください。ポイントサイト経由の申込は、公式の入会キャンペーンや紹介特典と併用できない場合があります。条件を見比べてお選びください。
※対象は初めて申し込む方です。同カードをお持ちの方、過去に同カードを申し込んだことがある方は対象外です。年会費・入会条件は公式サイトで、ポイントの条件は案件ページでご確認ください。特典航空券の予約・発券は、カードとは関係なくANA公式で行います。
諸費用:特典でも燃油は必要。5人往復の見通し
「マイルで行くから無料」とはなりません。ANA公式では、特典航空券でも燃油特別付加運賃は必要で、発券日基準で決まります。2歳以上は大人と同額なので、5人往復では10区間分です。金額は月ごとに変わる可能性があるため、この記事には書きません。最新の金額と家族での計算は、2026年11〜12月発券分の燃油特別付加運賃の記事をご覧ください。
発券手数料は、ANAウェブからの申込なら無料です。日本での発券(電話等)は2,200円で、12歳未満は無料と案内されています。空港税等は特典のページに内訳の記載がなく、発券時に計算されるため、金額は書けません。
判断フロー:5人でフライングホヌを取るか、他の便にするか
ここまでの材料を、判断の順番にまとめます。
- 日程が運航日に合うか:冬ダイヤは2027年3月27日まで公式掲載。それ以降の日程は未発表なので、「乗れる前提」で決めない
- 合計マイルが足りるか:エコノミーのレギュラーで5人200,000マイル、ハイなら325,000マイル。混成案は親子が別フロアになりうる点も含めて考える
- COUCHiiを足すか:足すなら、5人の組み合わせ(4名4席+1名/3名3席+2名3席)の料金と、酸素マスクの制限をANAへ確認してから
- 5人分が取れなければ:空席待ち(出発14日前まで)か、日程・シーズンをずらす。ハワイ側の宿泊は、ポイントで組めるマリオットのハワイ家族旅行も候補になります
- それでも難しければ:羽田発など他の便を検討する。フライングホヌ(A380)だけが目的でなければ、選択肢は広がります
「A380に乗ること自体が旅の目的」なのか、「ハワイに5人で行くこと」が目的なのか。ここを最初に家族で決めると、マイルの使い方がぶれません。
よくある質問
フライングホヌの機体(何号機か)は指定できる?
ANA公式の予約画面に機体を指定する項目があるかは、私は確認できていません。二次情報では、機体は当日の機材繰りで決まるとされています。「特定の塗装の機体に乗れる」とは考えないほうが安全です。
COUCHiiは特典航空券でも使える?
使えます。エコノミーの特典航空券も対象で、航空券の購入後に予約確認画面から申し込みます。ただし申込後の座席変更・人数変更はできません。マイルでのアップグレードやプレミアムエコノミーへの変更もできません。
幼児が一緒の場合は?
座席を使わない幼児は、大人と同じクラスの10%のマイルです。幼児を含む予約は電話になります。COUCHiiは、大人の同伴なしの乳幼児は利用できず、大人1名につき乳幼児2名までです。
空席待ちはいつまで入れられる?
片道につき1便のみで、預かり期限は第一区間出発の14日前です。取れたときだけメールで通知されます。
2027年の春以降もフライングホヌは飛ぶ?
2026年10月28日時点で、ANA公式は2027年3月27日までのスケジュールを掲載しています。3月28日以降の運航日・便数は未発表のため、ここでは判断できません。
まとめ:5人で取るなら「日程・マイル・席」を順に決める
フライングホヌの特典航空券は、5人家族でも狙えます。ただ、運航日(2027年3月27日まで掲載)、5人合計のマイル、COUCHiiの組み合わせという3つの制約を、順に確認する必要があります。エコノミーで5人往復なら、想定モデルでローは175,000マイル、レギュラーは200,000マイル、ハイは325,000マイルです。
まずは家族の日程を決め、復路から355日前の朝9時を数えるところから始めましょう。日程の候補は、冒頭で紹介した2記事で絞れます。
参考になれば幸いです。良いマイルライフを!