
ハワイにポイントで泊まれると思って予約を進めたら、最後の画面で「リゾートフィー」が別に出てきた。そんな話を聞いて、モヤっとしたことはありませんか?同じ「無料宿泊」でも、ホテルチェーンによってフィーの扱いは正反対です。
この記事は宿泊記ではなく、2026年11月1日時点の公式サイトの情報を、5人家族の目線で整理したものです。
【結論】
- マリオットは、無料宿泊特典でもポイント宿泊でも、リゾート料金は会員の負担です(公式の会員規約と特典ページで確認)
- ヒルトンは、全額ポイントで予約した宿泊と、プロモーションの無料宿泊ではリゾートフィーを払わないと公式規約にあります。ポイント+マネーは規約に記載がなく、未確認です
- ハイアットは「全額ポイントや無料宿泊なら免除」という報告が一致していますが、公式規約は取得できていません。予約画面で確認が必要です
- フィーは1室・1泊ごとにかかる前提で、報告値のレンジ(1泊50〜65ドル)で試算すると、7泊のフィーは3〜4人(1室)で350〜455ドル、5人(2室)で700〜910ドル(いずれも税別)です
マリオットのハワイ家族向けホテルと、ヒルトンのハワイの大型リゾートを、先に置いておきます。
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目次
詳しく:リゾートフィーとは何か、ポイント宿泊ではどうなるか
リゾートフィー(リゾート料金)は、客室料金とは別に、1泊ごとに請求される施設利用料です。ホテルによって、デスティネーションフィーやファシリティフィーなど呼び名が違いますが、考え方は同じです。プールやWi-Fi、ビーチ用品、文化体験などの名目で設定されることが多く、ハワイのリゾート系ホテルでは珍しくありません。
家族旅行で厄介なのは、「1室あたり・1泊あたり」で数えられる点です。人数が増えて2室に分かれると、フィーも2倍になります。しかも、客室料金がポイントで済んでも、フィーだけは現金で払うことになる場合があります。
確認できた範囲を、先に一覧にします。
| チェーン | 全額ポイント/無料宿泊でのリゾートフィー | 確認度 |
|---|---|---|
| マリオット | 免除されない。会員の負担 | 【公式確認】会員規約・無料宿泊特典ページ |
| ヒルトン | 全額ポイント、またはプロモーションの無料宿泊は免除。ポイント+マネーは記載なし | 【公式確認】英語版の会員規約(ポイント+マネーは【未確認】) |
| ハイアット | 免除との報告が多数。ポイント+現金は請求との報告 | 【報告のみ】公式規約は未取得 |
この記事では、確認度を3つに分けて書きます。「公式確認」は2026年11月1日に公式の規約・ページの文言を確認したもの、「報告のみ」は旅行ブログや掲示板などの公開情報で、公式の原文を確認できていないもの、「未確認」は記載を見つけられなかったものです。
ヒルトンの英語版規約は、公式サイトに直接つながらなかったため、閲覧用の中継サービス経由で取得しました。ホテルごとの現行フィー額は、各ホテルの公式ページを取得できず、すべて「報告値」になります。確定額として読まないでください。
マリオット:無料宿泊特典でも「リゾート料金は会員負担」
マリオットの無料宿泊特典のページには、次の趣旨の記載があります。
- 一部のホテルでは別途リゾート料金が適用されます
- 駐車料金などの付随料金や、リゾート料金が必須のプロパティでのリゾート料金などは、すべてお客様の負担です
さらに会員規約では、アワード交換による滞在に含まれるものを「客室料金・客室税・サービス料・該当する場合の追加宿泊者料金」としています。リゾート料金は、このリストの外で会員負担になります(規約§3.2.f)。無料宿泊特典のサーティフィケート(年間75泊のチョイス特典)も、規約§4.3.d.iiiで、リゾート料金は会員の負担です。
つまり、「無料宿泊特典=宿泊にかかる費用がゼロ」ではありません。無料になるのは客室料金の部分で、リゾート料金や駐車場代は別に払う前提で考えるのが安全です。オールインクルーシブ型のリゾートは料金に含まれる例外とされていますが、ハワイで該当する例は確認していません。
ここで、特典の使い方の条件も整理しておきます。
- 無料宿泊特典の上限は最大75,000P相当です
- 不足分は、手持ちのポイントを足すトップオフで最大25,000Pまで補えます
- 1回の予約で使えるのは1室までです
- 現金との併用はできません
5人家族で2室に分かれるなら、別々に2回予約することになります。「現金で足りない分を払う」という形にはできず、フィーも別の負担として残ります。特典の使い方の全体像はマリオット無料宿泊特典の使い方に、カードの特典の仕組みはマリオットアメックスの紹介プログラムの解説にまとめています。
なお、プラチナなどの上級会員資格でフィーが免除になるかは、マリオットの公式ページで免除の記載を確認できませんでした。断定せず、予約画面で確認する項目として残します。
ヒルトン:全額ポイントなら免除、ポイント+マネーは未確認
ヒルトンの会員規約(英語版)には、リゾートフィーがかかるホテルについて、次のような趣旨の記載があります。
- Reward stays(特典宿泊)のうち、全額ポイントで予約したものは、リゾートフィーを払わない
- プロモーションの無料宿泊特典(free night reward certificate)で予約した宿泊も、同様に払わない
マリオットとは、ここがまったく逆です。ヒルトンのポイントをためて泊まる家族にとっては、フィーが「0」で見積もれるのは大きな安心材料です。
一方で、ポイント+マネー(Points & Money)の場合の扱いは、規約の取得範囲に記載が見つかりませんでした。「請求される」とも「免除される」とも書けません。ここは未確認なので、最終の予約確認画面でフィーの欄を見て判断してください。
もう1つ、紛らわしい機能があります。規約には、ポイントで支払う別の仕組み(Pay with Points)があり、そこではリゾートフィーなどが対象になるか対象外になるかを、ヒルトンが決めるとされています。全額ポイントで予約する特典宿泊とは別の話なので、混同しないようにしてください。
ヒルトンの比較は、ヒルトン vs マリオット 家族のポイント宿泊でも整理しています。ハワイ島のワイコロアは、ヒルトン・ワイコロア・ビレッジの記事で個別に扱っています。
ハイアット:免除との報告が一致するが、公式規約は未取得
ハイアット(ワールド オブ ハイアット)は、リゾートフィー・デスティネーションフィー・ファシリティフィーの扱いについて、複数の海外の旅行ブログや掲示板が、次のように引用しています。
- 無料宿泊特典や、全額ポイントの特典宿泊では、各種フィーは免除される
- ポイント+現金(Points + Cash)の予約では、免除されないとの報告がある
- 一部のタイムシェア系の会員制施設などは対象外とされる
- 最上位のグローバリスト会員の特典は「対象の料金で支払ったとき」の免除で、サービス料などは別との引用がある
ただし、ハイアットの公式規約のページを今回は取得できませんでした(アクセスが拒否されました)。「記載がない」のではなく、「公式の原文を確認していない」ということです。報告が一致していても、公式で確認した情報として書くわけにはいきません。予約する際は、最終の確認画面で、リゾートフィーの欄が「0」になっているかを確認してください。
マリオットとの比較はハイアット vs マリオット 家族向け比較にあります。
ワイキキ・ハワイ島の代表ホテルのフィー(報告値のレンジ)
ここからは、ホテルごとの1泊のフィー額です。すべて公式ページを取得できなかったため、報告値です。時期・情報源によって数字が混在していて、確定額は書けません。
| ホテル | 報告されているフィー(1室・1泊・税別) | 確認度・注意 |
|---|---|---|
| シェラトン・ワイキキ | 52ドル(過去は42ドルとの記載) | 旅行会社の抜粋(2026年10月21日取得)。公式未取得 |
| モアナ サーフライダー | 54ドル(2025年8月1日から、との表示)。51.03/63.70/42ドルなども混在 | 予約サイトの表示や検索抜粋のみ。公式未取得 |
| ハイアット リージェンシー ワイキキ | 52〜65ドルの報告が混在(52/57.81/65ドル) | 公式未取得。ハイアットの規約も未取得 |
| ヒルトン・ハワイアン・ビレッジ | 55〜65ドルの報告が混在 | 公式未取得。報告値に幅あり |
| ヒルトン・ワイコロア・ビレッジ | 2026年8月1日から50ドル(リゾート・アメニティ・チャージ)との報告 | 旅行会社の掲載のみ。全額ポイントでの扱いも個別には未確認 |
シェラトン・ワイキキの詳細はシェラトン・ワイキキを家族でポイント宿泊する記事、ヒルトン・ハワイアン・ビレッジはヒルトン・ハワイアン・ビレッジの家族向け記事にあります。
この表を見て分かるのは、現行とされる報告値は、どのホテルも50〜65ドル前後に収まることです(過去額や混在値の42ドルなどは除く)。次の章で、この幅を使って試算します。
最新の額は、予約の最終画面か、ホテルの公式ページの料金内訳で確認してください。確認の順番は、次のとおりです。
- 予約サイトで日付と人数を入れ、最終確認画面まで進む(確定ボタンは押さない)
- 「リゾートフィー」「デスティネーションフィー」「ファシリティフィー」などの行を探す
- 「ポイントで支払う分」と「現金で支払う分」が分かれているか確認する
なお、ハワイの宿泊税などがフィーにも課されるかは、公式で確認できていません。以降の試算はすべて税別で、州・郡の税が別にかかる可能性があります(有無・率は未確認)。税込の総額は作っていません。
7泊の総額:人数別(3人・4人・5人)でフィーはいくら変わる?
リゾートフィーは、1室・1泊ごとに発生します。計算式は次のとおりです。
7泊 × 室数 × 1泊のフィー = フィー総額
1泊のフィーは、先ほどの報告値の幅から、50ドルと65ドルの2通りで置きます。
※以下は想定モデルです(税別・為替は1ドル150円の仮置き)
| 人数 | 想定する部屋 | フィーがかかる室泊 | フィー総額(税別・ドル) | 円換算(1ドル150円・税別) |
|---|---|---|---|---|
| 3人 | 1室(添い寝・定員は各ホテルで要確認) | 7室泊 | 350〜455ドル | 約52,500〜68,250円 |
| 4人 | 1室(定員4名の部屋の場合・要確認) | 7室泊 | 350〜455ドル | 約52,500〜68,250円 |
| 5人 | 2室(5名定員の部屋は限られるため) | 14室泊 | 700〜910ドル | 約105,000〜136,500円 |
この表は、報告値のレンジにもとづく想定で、公式で確認した確定額ではありません。為替も仮置きです。
家族の人数が増えて部屋が2つになると、フィーが2倍になる。ここが、地味に効いてきます。定員の確認は、ホテルごとに必要です。ハワイ5人家族の特典航空券とホテルの総額の記事では、航空券側の費用を整理しているので、あわせて見ると全体の総額がつかめます。
次に、5人・2室・7泊のとき、チェーンごとに「ポイントだけで済むか」を並べます。
| チェーン・使い方 | フィー(5人・2室・7泊・税別) | 補足 |
|---|---|---|
| マリオット 無料宿泊特典 | 700〜910ドル(約105,000〜136,500円)を別払い | 1回の予約は1室まで。2室なら2回に分けて予約 |
| ヒルトン 全額ポイント | 0ドル(公式規約) | ポイント+マネーは未確認。駐車場代などは別 |
| ハイアット 全額ポイント/無料宿泊 | 0ドル(報告のみ・公式未確認) | ポイント+現金は請求との報告 |
ここで比べているのはフィーだけです。必要なポイント数は、3社とも日程や需要で変わるため、今回は公式の予約画面で実測していません。「フィーがかからないから、ヒルトンやハイアットのほうが得」とは言えない点に、注意してください。
我が家(5人家族)の場合:計算の前提
ここは体験談ではなく、計算の前提の話です。私は妻と娘3人(中学生1人・小学生2人)の5人家族の父で、ハワイでは5人1室は難しいと考え、2室で泊まる前提で見積もっています。5名定員の客室を持つホテルは限られます。ホテルごとの定員の整理は、先ほどのホテル個別の記事に任せます。
2室・7泊で14室泊。フィーが50〜65ドルなら700〜910ドルで、約105,000〜136,500円(税別・仮置き)です。無料宿泊特典を使うなら、その約10万円超は、予約の時点で現金の支出として見込んでおきます。
ポイント価値で見直す:フィー込みの実質1ポイント価値
フィーが別払いだと、「1ポイントの価値」の見え方が変わります。考え方は次のとおりです。
実質の円/ポイント =(同じ日の現金の宿泊料金 − 別払いのフィー)÷ 使うポイント
仮の例で計算します(実際の料金・ポイントではありません)。
- 同じ日、同じ客室の現金料金が1泊60,000円
- 使うポイントが75,000P
- フィーが52ドル(1ドル150円で7,800円)
フィーを無視すると60,000 ÷ 75,000 = 0.80円/Pです。フィーを引くと(60,000 − 7,800)÷ 75,000 = 約0.70円/Pになります。フィーの分だけ、実質の価値は下がります。
一方、同じ条件でフィーが0円のホテルなら、0.80円/Pのままです。ただし、これは「必要ポイントが同じ」と置いたときの話で、実際には3社でポイントの必要数が違います。見るべきは、「現金の料金」「必要ポイント」「フィー」の3つを同じ日付でそろえることです。
ポイントの基準値の考え方は、マリオットのポイント宿泊と現金の損益分岐の記事で整理しています。フィー込みで計算すると、損益分岐の線は少し動きます。
現金で泊まる日は、フィーの扱いも含めて料金を比べる
ポイントが足りない日や、現金のほうが割安に見える日は、Expediaなどの予約サイトで同じ日程・同じ部屋数の料金を並べて比べられます。表示料金にリゾートフィーが含まれているか、現地払いとして別に書かれているかを、料金の内訳で確認してから比べてください。なお、予約サイト経由の宿泊は、マリオット・ヒルトン・ハイアットのポイント加算や会員特典の対象外になる場合があります。
※料金は日付・人数・部屋数で変わります。5人は2室前提で、2室分の合計を同じ条件で比べてください。本文で触れたフィーの免除(ヒルトンの全額ポイント宿泊など)は、各チェーン公式でのポイント予約が前提です。
予約前チェックリストと判断フロー
最後に、予約前に確認する項目をまとめます。
- チェーンの規約:マリオットなら会員負担、ヒルトンなら全額ポイントで免除、ハイアットは報告ベースで予約画面確認
- 支払い方法:全額ポイントか、ポイント+マネー/ポイント+現金か(後者は免除されない可能性)
- 最終画面のフィー欄:金額・名称(リゾート/デスティネーション/ファシリティ)・課税の扱い
- 部屋数:5人なら2室。マリオットの無料宿泊特典は、2回に分けて予約
- 駐車場代:レンタカーを借りるなら別途。公式の額は未確認のため、予約時に確認
- ホテルの現行額:フィーは改定されることがあります(ワイコロアは2026年8月1日からと報告)
判断の順番は、次のとおりです。
- マリオットの特典で泊まる → フィーを現金で見込む(5人2室7泊なら報告値で約10万円超、税別・仮置き)
- ヒルトン、ハイアットで全額ポイント → フィーは見込まない。ただしハイアットは予約画面で確認
- どのチェーンでも → 同じ日の「現金料金・必要ポイント・フィー」をそろえて、円/ポイントを出す
ハワイの旅行全体の組み立ては、ハワイ家族旅行のマイルとホテルのピラー記事が入口になります。ポイントを誰の名義で使うかは、ポイント宿泊の名義の考え方も参考になります。
よくある質問(FAQ)
Q1. ポイント+現金で泊まっても、リゾートフィーは免除されますか?
A. ヒルトンのポイント+マネーは、規約に記載が見つからず未確認です。ハイアットのポイント+現金は、免除されないとの報告があります(公式未確認)。マリオットは、そもそも無料宿泊特典でも会員負担です。最終画面で確認してください。
Q2. 上級会員(プラチナ・ダイヤモンドなど)なら、フィーは免除されますか?
A. 確認できていません。マリオットの公式ページには免除の記載を見つけられず、ヒルトンは全額ポイントなら会員資格を問わず免除との報告です。ハイアットのグローバリスト特典は、条件が二次情報の引用のみです。断定せず、予約画面で確認してください。
Q3. フィーに税金はかかりますか?
A. 有無・率とも、公式で確認できていません。この記事の試算はすべて税別で、税込の総額は出していません。
Q4. 駐車場代は、ポイント宿泊でも別ですか?
A. マリオットは、特典ページで駐車料金などの付随料金は会員負担としています。ヒルトンとハイアットは、公式で確認できていません。レンタカーを使うなら、予約時に確認してください。
まとめ:マリオットの特典は「フィー込み」で考える
- マリオットの無料宿泊特典でも、リゾート料金は会員負担。5人2室7泊は、報告値で約10万円超を別に見込む(税別・仮置き)
- ヒルトンは、全額ポイントならフィーなし(公式規約)。ポイント+マネーは未確認
- ハイアットは、免除との報告が一致するが、公式規約は未取得。予約画面で確認する
- どのチェーンでも、同じ日の現金料金・必要ポイント・フィーをそろえて、実質の円/ポイントで決める
フィーの額も、規約の扱いも、時期によって変わります。最終的な内容は、各ホテルの予約画面と公式サイトでご確認ください。
参考になれば幸いです。良いマイルライフを!