家族旅行

【2026-2027年末年始】家族の海外航空券はいつ買う?9月時点でいま効く3つのレバー

「今年の年末年始こそ、家族で海外に行きたい」——そう思って検索窓に「年末年始 航空券 いつ買う」と打ち込んだものの、出てくるのは「早めに買いましょう」「8〜9月がねらい目です」といった記事ばかり。特典航空券の空席カレンダーを開けば、年末年始のところだけ見事に「×」が並んでいる。そこで手が止まっていませんか。

私も毎年ここでモヤっとします。5人家族(妻・娘3人=中学生1人・小学生2人)で動くと、航空券は一発で5人分。1人あたり数万円の差が、そのまま10万円以上の差になって家計に返ってきます。だからこそ「いつ買うのが正解なのか」を、感覚ではなく順番で決めたい。

先に言ってしまうと、2026年9月6日時点で、2026〜2027年の年末年始に向けて残っているレバーは3つしかありません。「早く買え」というアドバイスは、正直もう半年以上遅れて届いています。この記事では、その3つのレバーを効く順に並べ直して、5人家族の父として実際にどう判断しているかまで書きます。

目次

この記事でわかること

  • 2026年9月時点で年末年始の航空券に対して「まだ効く」3つのレバーと、その優先順位
  • 年末年始の便がいつから売られていたのか(ANA・JALの予約開始日を今日の日付に当てて逆算)
  • 燃油サーチャージが「搭乗日」ではなく発券日で決まるという、家族の総額に直撃する仕組み
  • マイルで取るか現金で買うかを、感覚ではなく数式で判断する方法
  • 我が家(5人家族)が今年の年末年始をどう組み立てているか(発券前の検討プロセス)

【結論】いつ買うべき?2026年9月時点で残っているレバーは3つだけ

結論から言うと、いまから年末年始の家族海外旅行の航空券コストに影響を与えられる手段は、次の3つに絞られます。

#レバー効き方期限のイメージ
日程を1〜2日ずらす出発日・帰国日をピークから外す。金額と席の取りやすさの両方に効く席が残っているうちだけ
発券日を意識する(燃油サーチャージ)燃油は発券した日のルールで決まる。現行料金が確定しているのは2026年10月31日発券分まで2026年10月31日
マイルで取るか現金で買うかを選び直す年末年始は現金運賃が高い=同じマイルでも1マイルあたりの価値が上がりやすい空席が出ているうち

逆に言うと、「もっと早く買っておけばよかった」の部分はもう取り返せません。ここを引きずって固まるより、残った3つを順番に潰したほうが、総額を下げられる可能性は高くなります。

そしてこの3つのうち、期限が日付ではっきり切られているのは②だけです。日程も特典空席も「相場」の話ですが、燃油サーチャージは「いつ発券したか」という一点で機械的に決まります。だから私は、②を最初に確認します。

まずは「なぜもう手遅れ寄りなのか」を、数字で押さえておきましょう。ここを理解しておくと、③の判断が一気に軽くなります。

年末年始の航空券は「もう発売から8ヶ月経っている」

多くの「航空券はいつ買う」系の記事が「8〜9月に買え」と書いているのは、国内線の早割を前提にした話です。国際線、しかも最需要期である年末年始では、時間軸がまったく違います。

各社の案内によれば、予約の受付開始はおおむね次のタイミングです。

  • ANA国際線:ご旅程の最終区間の搭乗日の355日前(日本時間午前9時)から受付開始
  • JAL:2024年3月26日以降、国内線・国際線の予約開始を360日前の午前0時に変更

これを、2026〜2027年の年末年始に当てはめて逆算するとこうなります。

旅程ANA(355日前)JAL(360日前・有償)2026年9月6日時点
2026年12月26日(土)出発2026年1月5日に受付開始済2025年12月31日に受付開始済搭乗まで111日/発売から8ヶ月以上
2027年1月4日(月)帰国2026年1月14日に受付開始済2026年1月9日に受付開始済搭乗まで120日

つまり、年末年始の便は「今年の1月」にはもう売り出されていたわけです。特典航空券の初回放出——いちばん席がきれいに空いていて、家族5人分が横並びで取れた可能性が高い瞬間——は、8ヶ月前に終わっています。

これは落ち込む話ではなく、戦い方を切り替える合図です。初回放出を狙う競争からは降りて、「残った枠のなかで最善を取る」「来年の初回放出には必ず間に合わせる」の2本立てに切り替える。この記事の後半は、その2本立てで書いています。

なお、ANAの必要マイルやシーズン区分の考え方はANAマイルで家族の特典航空券を取る完全ガイド、JAL側はJAL特典航空券を家族分そろえるための実践ガイドにまとめてあります。逆算カレンダーを作るときは、この2本を横に開いておくと早いです。

有償運賃と特典航空券で、予約開始日は同じとは限らない

ここで1つだけ注意点があります。有償運賃の受付開始日と、特典航空券の受付開始日は、必ずしも一致しません。

ANAは国際線特典航空券についても搭乗日の355日前 午前9時(日本時間)からの受付と案内されています。一方でJALの国際線特典航空券の予約開始日については、解説記事によって「330日前」「360日前」と説明が割れており、2026年9月6日時点で私は公式の一次情報を確認できていません。

こういうときに数字を書いてしまうのがいちばん危ないので、この記事では日数を断定しません。JAL便を狙うなら、公式の国際線 予約開始日検索で搭乗希望日を入力して確認してください。来年分の逆算カレンダーを作るときも、ここで実際の日付を出しておくのが確実です。

いま効くレバー①:日程を1〜2日ずらす

3つのレバーのうち、いちばん自由度が高いのが日程です。

2026〜2027年の年末年始のカレンダーは次のようになっています。

  • 2026年12月26日(土):多くの学校が冬休みに入った直後の週末。出国ラッシュの入口
  • 2026年12月27日(日)〜12月30日(水):出国側のピーク帯
  • 2027年1月1日(金):元日
  • 2027年1月3日(日)〜1月4日(月):帰国ラッシュ。1月4日(月)は仕事始めの月曜

この「土日を含む冬休み初日に出て、仕事始め直前に帰る」という最も自然な組み方が、そのまま最も高くて最も席が取りにくい組み方になります。

同じ路線でも、出発日が1日違うだけで運賃が大きく動くことがあります。具体的な金額は日々変動するのでここでは書きませんが、「1日ずらす価値があるかどうか」は必ず検索して確かめてください。特に家族旅行では、その差が人数分だけ積み上がります。

ずらし方のコツは、往路と復路を別々に検討することです。往路をピークから外すのが難しくても、復路だけ1日後ろにずらせることは意外とあります。片道ずつ検索して、高いほうだけを動かす。これは地味に効きます。

子連れだからこそ「1日ずらす」の判断が変わる

ただし、子連れで日程をずらすときは、大人だけの旅行とは別の変数が入ります。

  • 学校の冬休みの範囲:始業式の日から逆算する。中学生と小学生で日程が違う年もあります
  • 時差と帰国翌日:長距離路線からの帰国翌日に始業式、はかなりきついです。我が家は「帰国日と始業式の間に最低1日空ける」を基準にしています
  • 現地の元日休業:レストランや施設が休みになる地域もあります。元日をどこで迎えるかは、金額だけでは決められません
  • 乗り継ぎ便を選ぶかどうか:経由便は総額を下げやすい一方、子連れでは乗り継ぎ時間の設計が難易度を左右します。判断基準は子連れ国際線 乗り継ぎ完全ガイドにまとめました

「安いほうを選んだら、旅行中ずっとしんどかった」は、家族旅行でいちばん避けたい失敗です。日程をずらすかどうかは、金額と体力の両方を並べてから決めてください。

いま効くレバー②:燃油サーチャージは「発券日」で決まる

ここが、この記事でいちばんお伝えしたいところです。

燃油サーチャージは、搭乗する日ではなく、航空券を発券した日のルールで決まります。

つまり、2026年12月に飛ぶ便であっても、2026年10月中に発券すれば「9〜10月発券分」の燃油額が適用され、11月に発券すれば「11月以降のルール」が適用されるということです。ここを知らずに「まだ時間があるから」と発券を先延ばしにすると、日程も座席も何も変えていないのに総額だけが動く、ということが起こり得ます。

2026年9月1日〜10月31日 発券分の燃油サーチャージ(日本発・片道)

各社の発表を報じた業界メディアによると、2026年9月1日から10月31日までの発券分に適用される日本発の片道額は次のとおりです(2026年9月6日時点で確認)。

方面JALANA
韓国・極東ロシア等5,900円6,500円(韓国)
その他東アジア(中国・台湾・香港等)12,400円14,300円
グアム・フィリピン・ベトナム等17,500円19,300円
タイ・シンガポール等26,000円27,300円
ハワイ・インドネシア・インド30,900円35,800円
北米・欧州・中東・オセアニア50,000円55,000円

※上記は各社発表を報じた業界メディアの数字を整理したものです。適用は発券日基準で、時期により変動します。実際に手配する前に、必ずANA公式の燃油特別付加運賃ページおよびJAL公式で最新額をご確認ください。

家族の人数は、そのまま掛け算になる

この表を見て「思ったより大きいな」と感じた方、その感覚は正しいです。燃油サーチャージは基本的に搭乗者ごとにかかるからです(幼児の扱いは運賃種別によって異なるため、各社公式でご確認ください)。

5人家族が往復すると、単純計算で片道額 × 往復2回 × 5人 = 片道額の10倍です。

  • ハワイ方面をANAで手配した場合:35,800円 × 10 = 358,000円
  • 北米・欧州方面をANAで手配した場合:55,000円 × 10 = 550,000円

運賃本体とは別に、これだけの金額が乗ります。「航空券が思ったより高い」の正体は、たいていここです。

そして重要なのは、この金額が発券日の一点で確定するということ。仮に1人あたり片道1,000円動くだけでも、5人家族の往復では1万円動きます。5,000円動けば5万円です。

2026年11月以降の発券分は「まだ発表されていない」

ここは断定を避けます。2026年11月・12月に発券する分の燃油サーチャージは、2026年9月6日時点でまだ発表されていません。例年10月中旬ごろに案内が出る流れなので、それを待つことになります。

ネット上には予測額を書いている記事もありますが、あくまで予測であって決定事項ではありません。上がる可能性も下がる可能性もあります(実際、ANAの欧米・中東・オセアニア方面は前期の65,000円から今期55,000円へ引き下げられています)。

だから私の結論はこうです。

「上がるから今買え」ではなく、「現行料金が確定しているのは10月31日発券分までである」という事実だけで判断する。

日程が固まっていて、キャンセルする可能性が低いなら、現行料金が見えているうちに発券してしまうのは合理的な選択肢です。逆に、日程が動く可能性があるなら、10月中旬の発表を見てから決めればいい。どちらが正解かは、その家庭の確定度合いによります。

なお、特典航空券であっても燃油サーチャージと諸税は現金で支払うのが一般的です。「マイルで取るから発券日は関係ない」ということにはなりません。ここも合わせて押さえておいてください。

現行の発券ルールが見えているうちに、家族分の実売価格を確認する

燃油サーチャージは発券日で決まります。まずは人数を入れて、年末年始の海外航空券が総額でいくらになるのかを確かめてください。判断材料が「相場感」から「実際の数字」に変わります。

Gotogateで海外航空券を家族分まとめて検索する

いま効くレバー③:マイルで取るか、現金で買うか

3つめのレバーが、この記事の核です。

年末年始に特典航空券が取れないと、多くの人は「じゃあ現金で」と切り替えます。でもその前に、そもそもマイルと現金のどちらが得なのかを、数字で確認しましたか?

「1マイル◯円」で考えると、迷いが消える

判断の物差しは1つだけです。

マイル単価 =(現金で買った場合の総額 − 燃油サーチャージ・諸税)÷ 必要マイル数

なぜ燃油と諸税を引くのかというと、特典航空券でも燃油と諸税は現金で払うからです。マイルで浮かせられるのは「運賃本体」の部分だけ。ここを引かずに計算すると、マイルの価値を実際より高く見積もってしまいます。

出てきた数字を、こう読みます。

マイル単価判断の目安
〜2円/マイルマイルを使うのはもったいない可能性。現金で買って、マイルは別の機会に温存
2〜3円/マイルどちらでも可。座席の並びや予定変更のしやすさで決める
3円/マイル〜マイルで取る価値が高い。年末年始やビジネスクラスはここに入りやすい

我が家の基準は「3円/マイルを超えたらマイル、2円/マイルを下回るなら現金」です。もちろんこれは絶対的な正解ではなく、貯めやすさや保有マイル数によって人それぞれ変わります。ただ、基準を1つ決めておくだけで、毎回の迷いが消えます。

そして年末年始は、この式の分子(現金の総額)が跳ね上がる時期です。必要マイル数はシーズン区分で増えるとはいえ、現金運賃の上がり方のほうが急なことが多い。つまり年末年始は、構造的にマイル単価が上がりやすい時期なのです。「取れないから現金」ではなく、「取れるなら年末年始こそマイルを使うべき時期」という見方もできます。

必要マイル数の具体的な数字は路線・シーズン・提携社によって変わるので、この記事では書きません。ANA・JALそれぞれの必要マイルは、先ほど挙げた2本のガイドで拾ってから式に当てはめてください。ビジネスクラスで検討する場合は、ANAビジネスクラスでハワイへ|家族分のマイルを本気で計算するに家族分をまとめて計算する手順を書いています。

特典が取れないときの現実解

とはいえ、年末年始に家族全員分の特典航空券がきれいに取れることは多くありません。そこで、実際に使える打ち手を並べておきます。

1. 片道だけ特典、片道は現金にする

ANA国際線特典航空券は、2025年6月24日の予約・発券分から片道でも利用できるようになりました。往復そろえようとすると全滅でも、復路だけなら空いているというケースは珍しくありません。マイル単価の式は片道でも同じように使えます。

2. 空席待ちに入れておく(ただし保証はない)

満席時に空席待ちを申し込める場合がありますが、便の混雑状況によっては空席待ちの受付自体ができないことがあり、確定するとしても出発間際になることが多いとされています。「空席待ちに入れたからもう安心」とは考えないでください。私は必ず、空席待ちと並行して現金の候補も確保しておくようにしています。

3. 家族を分割して発券する

5人分を1本の予約で取ろうとすると全滅でも、2人+3人に分ければ通ることがあります。ただし分割すると、座席が離れる・変更やキャンセルの手続きが2倍になる、というコストが発生します。

4. ホテル側をポイントに寄せて、航空券に予算を回す

航空券を安くするのが難しい時期なら、総額を下げる場所を宿泊費に移すという発想もあります。ホテルポイントからの出口設計はマリオットポイントで家族の宿泊を無料にする実践ガイドにまとめました。

なお、特典航空券は現金の航空券と払い戻し・変更のルールが違います。子どもの発熱で急にキャンセル、という事態は家族旅行では普通に起こるので、取る前に払い戻し条件を確認しておいてください。詳しくは子連れ旅行の急なキャンセル|ANA/JAL特典航空券の払戻・変更ルール完全ガイドにまとめています。

我が家(5人家族)は、今年の年末年始をこう組み立てている

ここからは、私(5人家族の父)が2026〜2027年の年末年始について、実際に紙に書き出して検討した中身です。まだ発券前の検討段階なので、「こう決めた」ではなく「こういう順番で考えた」として読んでください。

ステップ1:まず燃油から確認した。日程より先にここを見ました。理由は単純で、燃油だけが日付で機械的に決まる変数だからです。行き先の候補を3つ挙げて、それぞれ「5人往復で燃油がいくら乗るか」を上の表から計算しました。この時点で、方面によって数十万円の差がつくことが分かります。

ステップ2:マイル単価を出した。候補ごとに、現金の総額を検索して、そこから燃油・諸税を引いて、必要マイル数で割る。この作業を5人分ではなく1人分でやります(人数を掛けても単価は変わらないので)。我が家の基準である3円/マイルを超えたのはどの候補か、という一点だけを見ました。

ステップ3:5人という人数の壁を見た。ここが5人家族特有の悩みどころです。多くの機材で横一列は3席+4席、あるいは2席+4席+2席。5人がきれいに1列で並ぶ配置は、そもそも用意されていません。必ずどこかで分かれます。我が家は「大人1人+子ども2人」と「大人1人+子ども1人」に分かれる前提で座席を探すのが常です。この前提を最初から置いておくと、「5人並びが取れないから諦める」という無駄な足踏みがなくなります。

ステップ4:帰りの1日を空けた。先に書いたとおり、帰国翌日が始業式になる日程は外しました。金額だけ見れば帰国を1日遅らせたほうが安い日もありましたが、そこは体力を優先しています。

ステップ5:来年分の逆算カレンダーを同時に作った。これが今回いちばん大きい収穫でした。今年の年末年始で「初回放出に間に合わなかった」痛みを味わったので、2027〜2028年の年末年始の受付開始日を、いま計算してカレンダーに入れたのです。詳しくは後の章で書きます。

ちなみに、5人家族で毎回いちばん時間を取られるのは金額の計算ではなく、「誰と誰が並ぶか」の調整です。ここに正解はありません。寝落ちしやすい下の子2人は妻と、映画を観ていられる中学生の娘は私と——というふうに、路線と時間帯を見ながら組み替えていくことになります。数字の話に見えて、最後は体力の配分の話になる。これが家族旅行の航空券だと思っています。

家族ならではの落とし穴(運賃・手荷物・保険・混雑)

航空券の金額だけを見ていると、家族旅行では必ず取りこぼしが出ます。年末年始に効く4つを挙げておきます。

① 子どもの運賃区分を確認する

小児・幼児の運賃は年齢と座席の使用有無で変わり、「何歳の時点」で判定するかにもルールがあります。年末年始をまたぐ旅程では、旅行中に誕生日が来るケースも出てきます。詳しい区分は子供の飛行機代は何歳から?幼児・小児の有償運賃ルール完全ガイドにまとめてあるので、発券前に一度確認してください。

② 手荷物は「人数分」ではなく「許容量」で数える

年末年始は荷物が増えます。防寒具、お土産、帰りのスーツケース。ベビーカーやチャイルドシートが無料手荷物許容量の外側にあるといったルールを知らずに空港で焦るのは、いちばんもったいない失敗です。数え方は子連れフライトの手荷物ルール完全ガイドにまとめました。

③ 海外旅行保険は「カード付帯で足りるか」を人数分で確認する

家族5人となると、カード付帯の保険でどこまでカバーされるのか(家族特約の対象年齢・補償額・利用付帯か自動付帯か)を人数分で確認する必要があります。年末年始は現地の医療機関も休みが多く、トラブル時のコストが読みにくい時期です。家族の海外旅行保険はカード付帯で足りる?で整理しています。

④ 空港の混雑を甘く見ない

成田国際空港は前年(2025年12月26日〜2026年1月4日の10日間)を「年末年始期間」として旅客数の推計を公表しており、その案内のなかで利用便の出発時刻の2時間以上前を目安に来港するよう呼びかけていました。2026〜2027年版の推計は例年12月下旬に発表されるため、2026年9月6日時点ではまだ出ていません。

ただ、子連れは大人だけより確実に時間がかかります。チェックイン、荷物預け、保安検査、トイレ、機嫌。「2時間前」は大人の基準だと考えて、我が家はさらに余裕を持たせています。空港までの移動手段そのものの選び方は子連れの空港アクセス完全ガイドにまとめました。

海外が高すぎる年は、国内に切り替えるという選択肢

ここまで書いておいてなんですが、年末年始の海外旅行は「行かない」も立派な選択肢です。

燃油サーチャージだけで5人分・往復で数十万円が乗る方面もあります。運賃本体と合わせると、家族の年間旅行予算をこの1回で使い切ってしまうことも珍しくありません。その予算配分が本当に納得できるかは、一度立ち止まって考える価値があります。

国内に切り替えると、次のような違いが出ます。

  • 燃油サーチャージがかからない(国内線は基本的に対象外)
  • 移動時間が短い=子どもの負担が小さい
  • 年末年始搭乗分はすでに発売済み=今日そのまま空席と金額を見られる。冬ダイヤの年末年始搭乗分は、各社の発表によればスカイマーク・AIRDO・ソラシドエア・IBEX・スターフライヤーなどが2026年8月25日、FDAが同日午前9時に発売しています
  • 同じ予算で宿のグレードを上げられる

「海外に行けなかった年末年始」ではなく、「宿にお金をかけた年末年始」に振り替える。子どもが小さいうちは、こちらのほうが満足度が高いことも実際あります。

海外と国内、同じ画面で並べて比べる

国内線も年末年始は動きが早い時期です。人数を入れて空席と金額を確認し、海外の候補と並べてから決めてください。総額で比べると、判断がはっきりします。

エアトリで年末年始の航空券を検索する

来年の年末年始に負けないための準備

今年の反省を、来年に効かせます。やることは2つだけです。

1つめ:逆算カレンダーを、いま作る。

2027〜2028年の年末年始に飛ぶなら、受付開始の目安はこうなります(ANAの355日前ルールで自分で計算したものです)。

搭乗希望日ANA 受付開始の目安(355日前)
2027年12月26日ごろ2027年1月5日ごろ
2027年12月29日ごろ2027年1月8日ごろ

つまり、次の勝負は「2027年1月」です。年末年始の旅行から帰ってきた直後に、もう次の年末年始の予約が始まる。この感覚を持てるかどうかで、来年の選択肢の幅がまったく変わります。JAL便を狙うなら日数が異なる可能性があるので、公式の予約開始日検索で実際の日付を出してカレンダーに入れてください。

2つめ:原資を、いまから積む。

逆算カレンダーを作っても、その日にマイルが足りなければ意味がありません。1年あれば、家族分のマイルは十分に積めます。ポイントサイトとカード決済を組み合わせた家族の貯め方はポイ活でマイルを貯める家族向け完全ガイドにまとめています。

そしてもう1つ、航空券が高い年ほど効いてくるのが「宿泊費をポイントで浮かせる」ルートです。航空券の相場は自分ではどうにもできませんが、宿泊費は日々の決済をどこに寄せるかで大きく変えられます。我が家が主軸にしているのはマリオット ボンヴォイ アメックス・プレミアム・カードで、家族分の宿泊をポイントでカバーしやすくなります(2025年8月改定後・条件達成時)。

マリオット ボンヴォイ アメックス・プレミアム・カードの券面

航空券が高い年は、宿泊側で総額を下げる

マリオット ボンヴォイ アメックス・プレミアム・カード。日々の決済を寄せておくと、家族分の宿泊をポイントでまかないやすくなります。来年の年末年始に向けた原資づくりとして、いちばん時間を味方につけられる手段です。

ご紹介プログラム限定の入会特典(最大111,000ポイント)を受け取る

※ご紹介プログラム経由。年会費82,500円(税込)。2025年8月改定後の現行スペックです。入会特典は条件達成時に付与され、時期により変動します。

カードのスペックそのものはマリオットボンヴォイアメックスプレミアムの入会特典と紹介プログラム全解説で徹底的に検証しているので、判断はそちらを読んでからで大丈夫です。

よくある質問(FAQ)

Q1. 2026年9月のいまからでも、年末年始の特典航空券は取れますか?

「取れる可能性はゼロではないが、初回放出は終わっている」が正確な答えです。受付開始は搭乗日の355日前(ANA)などで、2026〜2027年の年末年始分はすでに8ヶ月以上前に始まっています。ただし、キャンセルによる席の戻りは日々発生します。片道だけ、あるいは家族を分割して、といった条件を緩めて探すと見つかることがあります。空席待ちは受付自体ができない場合もあり、確定の保証もないので、現金の候補と並行して進めてください。

Q2. 燃油サーチャージは特典航空券にもかかりますか?

かかります。特典航空券はマイルで運賃本体をまかなう仕組みで、燃油サーチャージと空港税・諸税は現金での支払いが一般的です。したがって、マイルで取る場合も「いつ発券するか」の影響を受けます。マイル単価を計算するときも、この現金部分を差し引いてから割ってください。

Q3. 2026年11月まで待ったほうが安くなりますか?

分かりません。2026年11月・12月発券分の燃油サーチャージは、2026年9月6日時点で未発表です(例年10月中旬ごろに案内が出ます)。上がる可能性も下がる可能性もあり、予測を根拠に判断するのはおすすめしません。確実に言えるのは「現行料金が確定しているのは2026年10月31日発券分まで」ということだけです。日程が固まっているなら現行ルールで発券する、動く可能性があるなら発表を待つ。この二択で考えてください。

Q4. 年末年始でも、比較的安い日程はありますか?

「一律に安い日」はありませんが、需要が集中しない日はあります。出国側は12月27日〜30日、帰国側は1月3日〜4日に需要が集中しやすく、そこから1日ずらせるかどうかが最初の分岐です。ただし具体的な金額は路線・座席クラス・残席数によって日々動くため、この記事では金額を書きません。往路と復路を別々に検索して、高いほうだけを1日動かせないか試す——この順番が、家族の総額にはいちばん効きます。

Q5. マイルと現金、どちらで買うほうが得ですか?

旅程ごとに計算しないと決まりません。目安になるのはマイル単価 =(現金で買った場合の総額 − 燃油サーチャージ・諸税)÷ 必要マイル数です。年末年始は現金運賃が上がりやすいぶん、同じマイルでも単価が高く出やすい時期といえます。我が家は3円/マイルを超えたらマイル、2円/マイルを下回るなら現金、という基準を置いていますが、これは絶対的な正解ではなく、保有マイル数や貯めやすさで変わります。まず自分の基準を1つ決めてから計算するのがおすすめです。

Q6. 子どもの航空券代は大人と同じですか?

運賃区分は年齢と座席使用の有無で変わり、燃油サーチャージや諸税の扱いも運賃種別によって異なります。年末年始をまたぐ旅程では旅行中に誕生日を迎えるケースもあり、判定のタイミングが結果を左右することがあります。詳しくは、本文「家族ならではの落とし穴」で紹介した幼児・小児の有償運賃ルールのガイドをご覧ください。

Q7. 子どもが熱を出してキャンセルすることになったら?

現金の航空券と特典航空券では、払い戻し・変更のルールも手数料も違います。取る前にどちらの条件かを把握しておくことが、家族旅行では特に重要です。マイルの返還時期や手数料の考え方も含めて、本文中で紹介した「子連れ旅行の急なキャンセル」のガイドにまとめています。

まとめ:年末年始の航空券は「早さ」ではなく「順番」で決まる

最後に要点を整理します。

  • 2026年9月6日時点で、2026年12月26日出発なら搭乗まで111日。年末年始の便は今年の1月にはもう売られており、特典航空券の初回放出は終わっている
  • いま効くレバーは①日程 ②発券日(燃油)③マイルか現金かの3つだけ。「早く買え」は今年に関してはもう役に立たない
  • 燃油サーチャージは発券日基準。現行料金が確定しているのは2026年10月31日発券分までで、11月以降は未発表(例年10月中旬ごろ案内)
  • 燃油は搭乗者ごとに乗る。5人家族の往復では片道額の10倍が総額に上乗せされる
  • マイルと現金の判断は(現金総額 − 燃油・諸税)÷ 必要マイル数で。年末年始は現金運賃が高いぶん、マイル単価が上がりやすい時期
  • 特典が全滅でも、片道特典・分割発券・宿泊側をポイントに寄せるという打ち手が残っている
  • 来年の勝負は2027年1月。逆算カレンダーと原資づくりは、いまから始められる

「年末年始の航空券はいつ買うのが正解か」という問いに対する私の答えは、「今年についてはもう“いつ”では変えられない。だから“何を”変えるかに切り替える」です。そして来年は、この記事を書いた今日の悔しさを逆算カレンダーに変えておく。それだけで、次の年末年始に選べる手は広がります。

その逆算カレンダーを支えるのが、日々の積み上げです。旅行の予約をポイントサイト経由に変えるだけで、家族5人分の支出が原資に変わります。

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来年の年末年始の原資は、今日の予約から積み上がる

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なお、本記事の燃油サーチャージ額・予約開始日・空港の案内は2026年9月6日時点で確認できた情報をもとにしています。燃油サーチャージは発券時期によって改定され、予約規定も変更されることがあるため、実際の手配前には必ず各航空会社の公式サイトで最新の情報をご確認ください。

参考になれば幸いです。良いマイルライフを!

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