
「春休みは家族で沖縄に行きたい。でもマイルで5人分なんて、もう取れないんじゃないか…」とモヤっとしていませんか?
10月に入ると、学校の年間予定表を見ながら春休みの計画を立て始める家庭が増えます。ただ、マイルの世界ではもう出遅れ気味です。2027年春休みの国内線特典航空券は、2026年の3月下旬〜4月中旬にかけて予約受付が始まっているからです。
それでも、まだ打てる手は残っています。カギは、ANAのシーズン表で春休みが「3月31日」と「4月1日」の境目で真っ二つに割れていることです。この記事では、ANAとJALの公式チャートを並べて、春休みの家族旅行を「いつ・どちらのマイルで」取るべきかを整理します。
目次
この記事でわかること
- 2027年春休みのANAシーズン(3月12日〜31日はハイ、4月1日〜27日はロー)と、JALの基本マイルとの比べ方
- 東京⇔沖縄・札幌など主要路線で、5人家族の往復が何マイルになるかの試算
- 10月の今からでも使える「日程の組み方」と、ANA・JALの予約変更ルールの違い
- 子連れで特典航空券を取るときに見落としやすい手続き
【結論】3月中はJALの基本マイル、4月に寄せられるならANAのローシーズン

結論から言うと、春休みの国内線特典航空券はこう考えるのがいちばんシンプルです。
3月12日〜31日に往復するならJALの基本マイルが第一候補。帰りを4月1日以降にできるならANAが逆転し、行きも帰りも4月に入れられるならANAのローシーズンが最安。
ANAの国内線特典航空券は、搭乗日のシーズン(ロー・レギュラー・ハイ)で必要マイルが変わります。2026年10月7日にANA公式のシーズンチャートを確認したところ、2027年の春はこうなっていました。
| 期間(2027年) | ANAのシーズン |
|---|---|
| 3月1日〜3月11日 | レギュラー |
| 3月12日〜3月31日 | ハイ |
| 4月1日〜4月27日 | ロー |
| 4月28日〜5月10日 | ハイ(GW) |
公立小中学校の春休みは、地域によって違いますが3月下旬〜4月上旬にまたがることが多いはずです。つまり同じ春休みの中に、ANAでいちばん高い時期といちばん安い時期が隣り合っているわけです。これは控えめに言って、使わない手はありません。
一方のJALは、季節でマイル数が変わらない「基本マイル数」が設定されていて、その席が埋まると「特典航空券PLUS」で必要マイルが上がる仕組みです。ANAがハイシーズンになる3月後半は、JALの基本マイルが取れればそちらの方が少なく済みます。
マイルを使う前に、家族分の現金相場を見ておく
春休みは現金の航空券も高くなりがちですが、便や日によって差があります。家族の人数を入れて価格を先に見ておくと、「この日程はマイルを使うべきか」の判断が早くなります。
主要路線の必要マイル|ANAのロー・ハイとJALの基本マイルを並べる
まずは大人1人・片道の数字を並べます。ANAは2025年5月20日更新の必要マイルチャート、JALは2026年10月1日更新の早見表を、いずれも2026年10月7日に公式サイトで確認しました。
| 片道(大人1人) | ANAロー(4月1日〜) | ANAハイ(3月12日〜31日) | JAL基本マイル | JAL PLUS利用時(最大) |
|---|---|---|---|---|
| 東京⇔沖縄(那覇) | 8,000 | 12,000 | 9,500 | 〜49,000 |
| 東京⇔札幌 | 7,000 | 10,500 | 8,500 | 〜43,500 |
| 東京⇔福岡 | 7,000 | 10,500 | 8,500 | 〜43,500 |
| 大阪⇔沖縄(那覇) | 7,000 | 10,500 | 8,500 | 〜43,500 |
| 東京⇔石垣・宮古 | 9,500 | 13,000 | 10,500 | 〜57,000 |
※ANAは区間の距離帯(東京⇔沖縄は801〜1,000マイル区間、東京⇔札幌・福岡と大阪⇔沖縄は301〜800マイル区間、東京⇔石垣・宮古は1,001〜2,000マイル区間)で決まります。JALは東京⇔沖縄がFゾーン、東京⇔札幌・福岡と大阪⇔沖縄がEゾーン、東京⇔石垣・宮古がGゾーンです。
どの路線でも、並びは同じです。ANAロー < JAL基本マイル < ANAハイ。差は1人片道1,000〜2,500マイルですが、5人家族の往復になると一気に効いてきます。
ただし、JALの「基本マイル」はあくまで一番少ない場合の数字です。春休みのような繁忙期は基本マイルの席から先に埋まり、残っているのがPLUSの席だけ、ということも普通にあります。東京⇔沖縄で最大49,000マイルまで上がると、マイルで取る意味はほとんどなくなります。
5人家族の往復シミュレーション|日程の置き方で最大4万マイル変わる
ここからは、読者想定モデルとして5人家族(大人2人+小学生以上の子供3人=全員が座席を使用) で往復の総額を試算します。小児(2歳以上12歳未満)は、ANAもJALも大人と同じマイル数が必要です。
東京⇔沖縄(那覇)の場合
| 日程の置き方(5人・往復) | 必要マイル |
|---|---|
| ANA:行き帰りとも3月12日〜31日(ハイ) | 120,000 |
| JAL:基本マイルで往復 | 95,000 |
| ANA:行きは3月後半(ハイ)、帰りは4月1日以降(ロー) | 100,000 |
| ANA:行き帰りとも4月1日以降(ロー) | 80,000 |
東京⇔札幌の場合
| 日程の置き方(5人・往復) | 必要マイル |
|---|---|
| ANA:行き帰りとも3月12日〜31日(ハイ) | 105,000 |
| JAL:基本マイルで往復 | 85,000 |
| ANA:行きは3月後半(ハイ)、帰りは4月1日以降(ロー) | 87,500 |
| ANA:行き帰りとも4月1日以降(ロー) | 70,000 |
ANAの往復は、行きと帰りそれぞれの搭乗日のシーズンで計算して合算します。沖縄なら、3月の往復と4月の往復で40,000マイルの差。ANAで3月にこだわるくらいなら、JALの基本マイルを探した方が25,000マイル少なく済みます。
面白いのは「行きは3月、帰りは4月」の組み合わせです。札幌線ではJALの基本マイル(85,000)とほぼ同じ87,500マイル。沖縄線では100,000マイルと、JALより5,000マイル多くなります。3月中に出発するなら、行きだけでもJALの基本マイルが残っていないかを先に見るのが筋です。
予約開始はもう過ぎている|10月の今やるべきこと
ここで1つだけ、厳しい現実を書いておきます。
ANAの国内線特典航空券は搭乗日の355日前(出発日含まず)の午前9時、JALは搭乗日の360日前の午前0時から予約できます。2027年3月下旬〜4月上旬の便なら、ANAもJALも2026年3月下旬〜4月中旬にはすでに受付が始まっています。春休みの人気便は、そこで真っ先に埋まっている可能性が高いです。
では、10月の今は手遅れなのか。そうとも限りません。特典航空券は予定変更による払い戻しで席が戻ってくることがありますし、便や時間帯によっては空席が残っていることもあります。やることは「予約開始日に張り付く」ではなく、空席カレンダーを日程の幅を持って見ることです。
- ANA:国内線特典航空券の予約画面で、前後の日付の空席を確認する
- JAL:空席照会カレンダーで、基本マイルの席が残っている日を探す
1つ注意したいのは、ANAの国内線特典航空券は「空席待ち」ができないことです(ANA公式に明記)。空きが出るのを待って自動で取ってもらう仕組みはないので、気になる日程は自分で何度か見に行くしかありません。地味ですが、これが一番効きます。
10月からでも効く日程の組み方3つ
その1:帰りを4月1日以降に寄せる
いちばん効くのは、帰りの便を4月1日以降にすることです。ANAなら帰りだけでも1人片道3,500〜4,000マイル下がります。春休みが4月の第1週まで続く地域なら、行きを3月末、帰りを4月上旬にするだけで5人分で17,500〜20,000マイルの節約です。
さらに行きも4月1日以降に入れられれば、往復ともローシーズン。始業式までの数日を旅行に充てられる家庭なら、これが最安です。
その2:空港・時間帯・都市をずらす
ANAの国内線特典航空券には、家族旅行で使える柔軟さがあります。
- 往路と復路で都市を変えられる:ANA公式の例では「東京⇒札幌、(車・鉄道などで移動)、函館⇒東京」も往復旅程として扱われます。北海道や九州を縦断する旅行と相性がいいです
- 東京・大阪の空港を相互に使える:予約変更のとき、東京は羽田・成田、大阪は伊丹・関西・神戸の間で発着空港を変えられます
- 朝イチ・夜の便を狙う:子連れで避けたい早朝・夜の便ほど、席が残っていることがあります。小学生以上なら、朝イチ便で現地の1日を長く使うのも悪くありません
その3:ANAは「取れた日程で押さえて、後で変える」ができる
これが今回いちばん伝えたいポイントです。ANAの国内線特典航空券は、発券後でも日付と便を変更できます(同じ区間に限る)。変更はANAウェブサイトの予約詳細画面から、変更したい便の出発日の前日まで、かつ予約便の出発前まで受け付けられます。
しかも、日付の変更でシーズンが変わった場合はマイルの差額調整が行われます。ハイシーズンの3月に取っておいた席を、ローシーズンの4月に空きが出たタイミングで変更すれば、差額のマイルが払い戻される仕組みです。逆にマイルが増える場合は差額分のマイルが必要で、現金では払えません。
一方、JALの国内線特典航空券はマイル引き落とし後の予約変更ができません。日程を変えたいときは、いったん取り消して払い戻し(有料)を受け、取り直す必要があります。JALで取るなら「この日程で確定」と決めてから発券するのが安全です。
| ANA国内線特典 | JAL国内線特典 | |
|---|---|---|
| 予約開始 | 355日前の午前9時 | 360日前の午前0時 |
| 季節による変動 | あり(ロー・レギュラー・ハイ) | 基本マイル数は一定(席が埋まるとPLUSで上昇) |
| 発券後の日付・便の変更 | できる(同区間・シーズン差は差額調整) | できない(取り消して取り直し) |
| 空席待ち | できない | ― |
| 自己都合の払い戻し | 全区間未使用なら1名3,000円または3,000マイル | 全区間未使用なら有料で可 |
※2026年10月7日に各社公式サイトで確認。JALの払い戻し手数料は公式サイトの最新の案内を確認してください。
子連れで春休みの特典航空券を取るときの注意点
家族の分は事前に「特典利用者登録」
ANAで家族の特典航空券を取るときは、事前に特典利用者登録(最大10名)が必要です。座席を使わない無料の幼児も登録の対象なので、赤ちゃんがいる家庭は忘れずに。続柄を証明する書類を求められる場合もあります。
JALは、会員本人のほか配偶者や二親等以内の親族などが特典航空券を使えます。名字が違う場合は証明書類を求められることがあります。
子供のマイル数と年齢の判定
- 2歳未満で座席を使わない幼児:ANAは大人1人につき1名まで、ひざの上で無料(航空券は必要なので同時に予約・発券)
- 座席を使う幼児・小児(2歳以上12歳未満):ANAもJALも大人と同じマイル数
- 年齢は最初の区間の搭乗日で判定:春休み中に誕生日を迎える子は、どちらで判定されるか確認しておく
もう1つ、ANAでは満5歳以下の子供には満12歳以上の付添人の同乗が必要です。5人分が同じ便に揃わず、家族を2便に分けるときは、小さい子と大人(または中学生以上の子)を必ず同じ便にしてください。
5人分が1便に揃わないとき
特典航空券の席数は便ごとに限りがあるので、春休みに5人分が同じ便で揃わないことは珍しくありません。分け方は、例えば「3人はANAのロー、2人は別の便」や「行きだけ現金、帰りはマイル」など。全員を特典航空券にこだわらないのも立派な選択肢です。
座席は、ANAの国内線特典航空券なら事前の座席指定が無料でできます。並び席の確保は、発券したらすぐにやっておきましょう。
マイルの席が揃わないときは、パッケージツアーと比べる
5人分の特典航空券が揃わない日程や、マイルが少し足りない場合は、航空券とホテルがセットになった国内パッケージも候補です。人数と日程を入れて総額を比べてから決めると、後悔が減ります。
我が家(5人家族)が春休みに国内線でマイルを使うなら
我が家は私・妻・娘3人(中学生1人・小学生2人)の5人家族で、全員が座席を使います。この記事の試算を当てはめると、春休みの組み方はこうなります。
- 第一候補:学校の予定表で春休み最終日を確認し、行き帰りとも4月1日以降にANAのローシーズンで取れないか見る(東京⇔沖縄なら5人で80,000マイル)
- 3月中に出発したい場合:まずJALの基本マイルの空席を確認。なければANAのハイシーズンで押さえ、4月に空きが出たら日付変更でマイルを取り戻す
- どちらも揃わない場合:家族を分けるより、マイルは夏休み以降に回して春休みは現金やパッケージと比べる
正直に言うと、春休みに5人分のマイル席を揃えるのは簡単ではありません。だからこそ「3月か4月か」の数日の違いで数万マイル変わる、というこの構造は知っておく価値があります。
家族のマイルの使い方の優先順位は、こちらの記事で詳しく書いています。
よくある質問(FAQ)
Q1. 2027年春休みの特典航空券は、10月からでも取れますか?
便と日程によります。予約受付は2026年3月下旬〜4月中旬に始まっているので、人気の時間帯はすでに埋まっている可能性が高いです。ただ、払い戻しで席が戻ることもあるので、前後の日付や時間帯まで広げて空席カレンダーを見てください。ANAの国内線特典航空券は空席待ちができないため、自分で見に行くことが大切です。
Q2. ANAのシーズンは、行きと帰りで違ってもいいのですか?
問題ありません。ANAの往復は、行きと帰りそれぞれの搭乗日のシーズンで必要マイルを計算して合算します。行きが3月31日(ハイ)、帰りが4月2日(ロー)なら、それぞれの数字を足した合計になります。
Q3. 3月に取ったANAの特典航空券を、4月に変更するとマイルは戻りますか?
ANAの国内線特典航空券は、同じ区間であれば日付と便を変更でき、シーズンが変わった場合は必要マイルの差額が調整されます。ハイからローに変えればマイル数が減るので、差額分のマイルが払い戻されます。変更は、変更したい便の出発日の前日かつ予約便の出発前までに、ANAウェブサイトから手続きします。
Q4. 子供も大人と同じマイル数が必要ですか?
2歳以上12歳未満の小児と、座席を使う2歳未満の幼児は、ANAもJALも大人と同じマイル数です。座席を使わない2歳未満の幼児は、ANAの場合は大人1人につき1名まで無料でひざの上に乗れます(航空券は必要)。年齢は最初の区間の搭乗日で判定されます。
Q5. 2027年のシーズン表は変わることはありますか?
ANAのシーズンチャートには「対象期間は変更になる場合があります」と書かれています。この記事の数字は2026年10月7日に確認したものです。予約するときは、ANAの公式サイトで最新のシーズンを必ず確認してください。
沖縄・北海道の体験ツアーは、日程が決まったら先に押さえる
春休みは現地のアクティビティも混み合います。沖縄・北海道のツアーや体験を比較・予約できます。子どもの参加年齢やキャンセル条件は商品ページで確認し、保護者の方が申し込んでください。
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まとめ|春休みは「3月31日と4月1日の境目」を使う

最後にポイントをまとめます。
- 2027年春休みのANAは、3月12日〜31日がハイ、4月1日〜27日がロー。同じ春休みの中で必要マイルが大きく変わる
- 3月中に往復するならJALの基本マイルが第一候補。帰りだけでも4月に寄せられればANAが有利になり、往復とも4月ならANAのローシーズンが最安
- 東京⇔沖縄の5人家族の往復は、ANAのハイで120,000マイル、JALの基本で95,000マイル、ANAのローなら80,000マイル(想定モデル)
- 予約受付はすでに始まっているので、10月の今は空席カレンダーを日程の幅を持って見るのが基本。ANAは空席待ちができない
- ANAは発券後も日付変更ができて、シーズン差のマイルは差額調整。JALは変更できないので、日程を決めてから発券する
春休みの計画は、まず学校の予定表で「4月の何日まで休めるか」を確認するところから始めてみてください。それだけで、5人分で数万マイル変わることがあります。

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