家族旅行

【2026年最新】子連れ国際線 乗り継ぎ完全ガイド|必要時間の目安・空港での動線・あえて経由便を選ぶ判断基準

「直行便は特典航空券が全然空いていないけど、経由便なら家族5人分の席が残っている」——特典航空券で家族旅行を計画していると、必ず一度はこの分岐にぶつかりませんか?

大人だけなら「経由便でいいか」と即決できる場面でも、子連れとなると話が変わります。乗り継ぎ時間は何時間見ておけば安心なのか。ベビーカーは乗り継ぎ地で受け取れるのか。ミルクや離乳食は乗り継ぎ先の保安検査で没収されないのか。調べるほど不安材料が増えて、結局「高くても直行便にしようか」と迷う——これは我が家も何度も通った道です。

この記事では、私・妻・娘3人(中学生1人・小学生2人)の5人家族の父である私(TKC)が、2026年8月時点の各社公式情報と我が家の実体験をもとに、子連れ国際線の乗り継ぎで必要な時間の考え方・空港内での動線・そして「あえて経由便を選ぶ」判断基準を整理します。

目次

この記事でわかること

  • MCT(最低乗継時間)とは何か、そして子連れではなぜMCTを鵜呑みにしてはいけないのか
  • 乗り継ぎのタイプ別(国際線→国際線/米国経由/別々の航空券)に必要な時間の目安
  • 乗り継ぎ空港でのベビーカー・液体物(ミルク・離乳食)の扱いと落とし穴
  • ANA・JALが用意している子連れ向けの乗り継ぎサポート
  • 特典航空券で「直行便を待つ」か「経由便で確定させる」かの判断基準

【結論】子連れの乗り継ぎは「MCT+90分」が最低ライン。米国経由だけは別枠で3時間以上

先に結論を言うと、押さえるべきポイントは4つです。

  1. MCT(最低乗継時間)はあくまで"最短ライン"。空港・航空会社ごとに定められた最低基準であり、「子ども連れで無理なく歩ける時間」とはまったくの別物です
  2. 子連れは「MCT+90分」を最低ラインに置く。トイレ・ぐずり・歩行速度・ベビーカーの受け渡しで、大人だけの移動より確実に時間を食います。初めて使う空港なら国際線→国際線で3時間程度を見ておくと安心です
  3. 米国経由だけは別枠。アメリカには乗り継ぎ専用エリアがなく、通過するだけでも入国審査・預け荷物の受け取り・税関・再預け入れ・保安検査をフルコースで通ることになります。3時間以上、混雑期は4時間以上が現実的なラインです
  4. 別々の航空券をつないだ「セルフ乗り継ぎ」は子連れでは避ける。遅れても次の便は保証されず、荷物も通しで運ばれません

そして特典航空券の文脈では、「直行便の空席を待ち続けるより、乗り継ぎ時間をたっぷり取った経由便で家族全員分を確定させたほうが、旅行そのものが成立する確率は高い」というのが我が家の結論です。人数が多いほど直行便の特典枠は取りづらくなるからです。

もう1つ、家族旅行の総コストという意味では、フライトと同じくらいホテル代が重くのしかかります。我が家は宿泊側の負担をポイントで圧縮する設計にしていて、その中心に置いているのが「マリオットボンヴォイ・アメリカン・エキスプレス・プレミアム」です。宿泊費が軽くなると、「乗り継ぎ時間に余裕を持たせた日程」や「乗り継ぎ地での1泊」といった、子連れに優しい選択肢を取りやすくなります

マリオット ボンヴォイ アメックス・プレミアム・カードの券面

📌 マリオットアメックスプレミアム:最新入会キャンペーンを確認する

家族旅行はホテル代の比重が大きく、ここを圧縮できると日程の自由度が上がります。マリオットボンヴォイ・アメリカン・エキスプレス・プレミアムは入会時にゴールドエリート資格が自動付与され、家族カードは1枚目無料。年会費82,500円(税込)に見合うかは、年間の宿泊予定から逆算して判断してください(2025年8月改定後のスペック)。

ご紹介プログラム限定の入会特典(最大111,000ポイント)を受け取る

※ご紹介プログラム経由。年会費82,500円(税込)。2026年10月5日(月)までの申込+入会後6ヶ月以内に合計150万円以上の利用が条件。時期により変動。

そもそもMCT(最低乗継時間)とは?

MCTは「Minimum Connecting Time」の略で、その空港で乗り継ぐために必要とされる最低限の時間のことです。空港ごと、さらに「国内線→国際線」「国際線→国際線」「同じ航空会社同士か、別会社か」「同一ターミナルか、ターミナルをまたぐか」といった条件ごとに細かく設定されています。

MCTを満たしていることの本当の意味

MCTで押さえるべき最重要ポイントは、「1枚の航空券(同一予約)でMCT以上の乗り継ぎを組んでいれば、前の便が遅れて乗り継げなかった場合に、航空会社が次の便を手配する責任を負う」という点です。逆に言えば、MCTを下回る組み合わせは航空券として発券されないのが原則で、別々に買った航空券をつないだ場合はこの保護がまったく効きません。

それでもMCTを鵜呑みにしてはいけない理由

MCTは「すべてが順調に進んだ場合の最短ライン」です。実際の空港では、以下のような時間がかかります。

  • 到着ゲートから乗り継ぎ便のゲートまでが遠く、移動だけで20〜30分かかることがある
  • ターミナルが変わる場合、シャトルトレインやバスでの移動が挟まる
  • 乗り継ぎ地でもう一度保安検査を受ける(後述)
  • 入国審査が必要な国では、審査待ちの行列に読めない時間を取られる

大人だけならMCTギリギリでも走ればなんとかなりますが、子連れで空港を全力疾走するのは現実的ではありません。MCTは「これを下回ると発券すらされない下限値」であって、「目標値」ではない——この理解が出発点になります。

空港別MCTの目安(参考値)

乗り継ぎのパターンMCTの目安子連れでの推奨
国内線 → 国際線(同一空港)90〜120分程度3時間以上
国際線 → 国際線(同一航空会社・同一ターミナル)45〜60分程度2.5〜3時間
国際線 → 国際線(別会社・ターミナル移動あり)90分程度3〜4時間
米国内での乗り継ぎ(入国審査あり)3時間以上(混雑期4時間以上)

例えば仁川空港では、大韓航空同士の乗り継ぎで45〜60分程度、ターミナルをまたぐ他社への乗り継ぎで90分程度がMCTの目安として案内されています。ただしMCTは空港のターミナル運用変更や航空会社の都合で改定されます。数値はあくまで参考として、実際の予約時には航空会社の予約システムが表示する組み合わせ(=MCTを満たしたもの)を基準にしてください。

子連れが「大人だけの想定」より時間を食う5つの理由

なぜ「MCT+90分」なのか。子連れ特有の時間ロスを分解すると、その理由がはっきりします。

  1. 降機に時間がかかる:荷物棚から手荷物を降ろし、子どもの上着を着せ、忘れ物がないか座席周りを確認する。これだけで最後尾グループになりがちです
  2. 歩行速度が大人の半分以下:小学生でも空港の長い通路では失速します。動く歩道があっても、走らせるわけにはいきません
  3. トイレが読めない:「乗り継ぎ便に乗る直前に行っておこう」が通じないのが子どもです。往路でトイレに2回寄ると、それだけで20〜30分が飛びます
  4. ベビーカーの受け渡しが挟まる:搭乗口で預けたベビーカーが到着ゲートで返ってくるとは限りません(後述)
  5. ぐずり・ぐずり対応:眠い、お腹が空いた、疲れた。乗り継ぎ地は往々にして「時差と疲れが最初に出るタイミング」です

我が家の感覚では、同じ動線でも子ども3人連れだと大人だけの1.5〜2倍の時間がかかります。90分の上乗せは、決して過剰な安全マージンではありません。

乗り継ぎのタイプ別・押さえるべきポイント

乗り継ぎは大きく3タイプに分かれます。難易度がまったく違うので、自分がどれに当たるかを最初に確認してください。

タイプ1:同一航空券で、国際線→国際線(乗り継ぎエリア内で完結)

もっとも標準的で、もっとも楽なパターンです。シンガポール、香港、台北、ソウルなど多くのアジアのハブ空港が該当します。

  • 入国審査は不要。「乗り継ぎ(Transfer / Transit)」の案内に従って進む
  • 預け荷物は最終目的地までスルーで運ばれるのが一般的(チェックイン時に必ず確認
  • ただし乗り継ぎ地でもう一度保安検査を受けるのが原則

タイプ2:米国経由(ホノルル・ロサンゼルス・シアトルなどで乗り継ぎ)

難易度が一段上がるのがこのパターンです。アメリカには国際線同士の乗り継ぎ専用エリアが存在しないため、乗り継ぐだけでも一度アメリカに入国する扱いになります。

具体的には、次の手順をすべて通ります。

  1. 入国審査(家族全員分・子どもも含む)
  2. 預け荷物の受け取り
  3. 税関検査
  4. 荷物の再預け入れ
  5. 保安検査
  6. 乗り継ぎ便のゲートへ移動

そして重要なのが、乗り継ぎだけでもESTA(電子渡航認証)が家族全員分必要という点です。赤ちゃんや小学生も1人ずつ申請が必要で、「大人の分だけ取っていた」という取りこぼしが起きやすいところです。申請は出発の数日前までに済ませておきましょう(審査に時間がかかるケースがあるため、直前申請は避けるのが無難です)。

⚠️ ハワイ経由で米国本土やオセアニア方面へ抜ける旅程を組む場合も、この手順は同じです。「ハワイは慣れているから」と乗り継ぎ時間を2時間で組むと、入国審査の行列だけで詰みます。

タイプ3:別々の航空券をつなぐ「セルフ乗り継ぎ」

LCCを組み合わせて安く上げる時によく登場する形ですが、子連れでは避けるべきというのが率直な意見です。理由は3つ。

  • 前の便が遅れて次の便に乗れなくても、航空会社は次便の手配義務を負わない(自腹で買い直しになる)
  • 預け荷物は通しで運ばれないため、一度受け取って再度チェックインし直す必要がある
  • 入国・出国手続きが挟まることが多く、動線が一気に複雑になる

大人だけの旅なら「最悪1泊すればいい」で済みますが、子ども3人を連れて深夜の空港で足止めを食うリスクは、節約できる金額に見合いません。

乗り継ぎ込みで1本になる航空券を先に探す

セルフ乗り継ぎを避けるいちばん確実な方法は、最初から乗り継ぎ込みで1本の航空券として買える経路を選ぶことです。海外の航空会社も含めて人数を入れて検索し、通しで発券できる候補があるかを確認してください。

Gotogateで海外航空券を家族人数で検索する

📌 乗り継ぎ地で1泊する選択肢を持てるかどうかは、ホテル原資で決まる

深夜着・早朝発の乗り継ぎを無理につなぐより、乗り継ぎ地で1泊挟んだほうが子連れには圧倒的に楽です。その判断を「宿泊費が増えるから」で諦めないために、ポイントで泊まれる原資を用意しておく考え方があります。マリオットボンヴォイ・アメリカン・エキスプレス・プレミアムは年間400万円以上のカード利用で最大75,000ポイント相当の無料宿泊特典が得られる設計です(2025年8月改定後・条件達成時)。

ご紹介プログラム限定の入会特典(最大111,000ポイント)を受け取る

※ご紹介プログラム経由。年会費82,500円(税込)。2026年10月5日(月)までの申込+入会後6ヶ月以内に合計150万円以上の利用が条件。時期により変動。

乗り継ぎ空港での動線と、子連れならではの注意点

ステップ1:降機 〜 ベビーカーの受け取り

搭乗口でベビーカーを預けた場合、到着ゲートで返却されるのが基本ですが、空港によっては手荷物受取所での返却になることがあります。乗り継ぎの場合、手荷物受取所は制限エリアの外にあることが多いため、「ゲートで返ってこないとベビーカーなしで乗り継ぎ動線を歩く」という事態になりかねません。

予約時と搭乗前の2回、「乗り継ぎ地のゲートでベビーカーを受け取れるか」を確認しておきましょう。これはチェックインカウンターで聞くのが確実です。

なお、JALでは空港でのベビーカー無料貸し出しを行っており、到着地では優先的に返却する運用が案内されています。乗り継ぎ地でどう扱われるかは路線・空港によるため、こちらも事前確認が前提です。

ステップ2:乗り継ぎの保安検査(ここが最大の落とし穴)

乗り継ぎ地では、出発エリアに入るためにその国の基準でもう一度保安検査を受けるのが原則です。ここで問題になるのが液体物の扱いです。

  • 日本の基準では、ベビーミルク・ベビーフード・調乳用の水やお湯は液体物制限の対象外として扱われます(乳児同伴で検査場を通過する形)
  • ただしこの扱いは国によって異なります。乗り継ぎ地の基準では対象外と認められず、没収される可能性があります
  • 出発空港の保安検査後(クリーンエリア)で購入した飲み物も、乗り継ぎ地の再検査で没収されうる点は要注意です

対策はシンプルで、「乗り継ぎ後の区間で必要な分は、乗り継ぎ地の保安検査を通過した後に調達する」という組み立てにすることです。粉ミルクは粉のまま持ち込み、お湯は機内や乗り継ぎ後のエリアで調達する。この一手間で、検査場でのトラブルはかなり減ります。

ステップ3:ゲート移動と、搭乗前の最終調整

乗り継ぎ便のゲートを確認したら、先にゲート位置を押さえてから食事やトイレに向かうのが鉄則です。「食事してからゲートを探そう」だと、ターミナルが違った時に取り返しがつきません。

余った時間の使い方も、子連れでは戦略になります。多くのハブ空港にはキッズプレイエリアが用意されていますし、ラウンジが使えるなら休憩と食事をまとめて済ませられます。「乗り継ぎ3時間」は退屈な待ち時間ではなく、次の長距離区間に向けて子どもの体力を回復させる時間と考えると、時間を長めに取ることへの抵抗感が減るはずです。ラウンジの子ども同伴ルールについては、別記事で年齢制限を含めて整理しています。

ANA・JALの子連れ向け乗り継ぎサポートを使う

見落とされがちですが、両社とも子連れ向けの空港サポートを用意しています。事前申し込みが前提のものが多いので、予約直後に手配しておきましょう。

ANA(ANAエアポートサポート)

ANAでは、大人1名のみで3歳以下のお子様を1名以上同伴する場合、ANAが国際線を定期運航している全空港で空港内のご案内サポートを申し込めます。乗り継ぎ時には、降機したところから乗り継ぎカウンターまたは乗り継ぎ便のゲートまで(ターミナルが異なる場合はシャトルバス乗り場まで)案内してもらえる運用です。利用にはANAのお問い合わせ窓口への事前申し込みが必要です。

JAL(JALファミリーサービス)

JALでは、JAL便の機側から乗り継ぎ便のチェックイン場所、もしくは搭乗口まで案内するサポートが案内されています。ただし保安上の制限や乗り継ぎ便を運航する航空会社の規則により、出発エリア入り口(保安検査場など)までの案内にとどまる場合があります。

💡 「大人2人いるからサポートは不要」と考えがちですが、子どもの人数が多い家庭ほど、荷物と子どもの両方を見る手が足りなくなります。使えるものは使う、という発想で問い合わせてみる価値はあります。条件や運用は変わることがあるため、必ず各社の窓口で最新の内容を確認してください。

特典航空券で「あえて経由便」を選ぶ判断基準

ここからは、マイルで家族旅行を組む人向けの話です。

大前提:人数が多いほど直行便の特典枠は取れない

特典航空券の空席は、路線ごと・日付ごとに決まった数しか放出されません。2席なら取れる日程でも、5席まとめてとなると一気に選択肢が消えます。我が家が家族5人分の特典航空券を狙う時、直行便だけを条件にすると候補日がほぼ残らない、というのは毎回直面する現実です。

一方、経由便を許容すると、「同じ目的地へ、経由地の異なる複数のルート」が候補に入るため、空席にヒットする確率が跳ね上がります

ANAの特典航空券で押さえておくべき乗り継ぎルール

ANAの特典航空券を使う場合、乗り継ぎ絡みで押さえるべき前提があります。

  • 乗り継ぎ(24時間以内の滞在)とストップオーバー(24時間を超える滞在)は別物として扱われる
  • ANA国際線特典航空券では、日本発の旅程で途中降機(24時間超の滞在)はできない。24時間以内の乗り継ぎのみが可能とされています。海外発の場合は目的地以外に1回可能という案内です
  • 提携航空会社の特典航空券では、途中降機の扱いがANA運航便の特典とは異なります
  • 同一の旅程で、同じ都市を2回以上経由することは基本的にできません

つまり、「乗り継ぎ地で1泊して観光もしたい」という組み立ては、どの特典を使うかによって可否が変わります。ここは必ず予約前にANA公式の利用条件で最新の内容を確認してください(条件は改定されることがあります)。

判断基準:直行便を待つか、経由便で確定させるか

状況おすすめの判断
子どもが2歳未満(バシネット必須)直行便を優先。乗り継ぎのたびに寝かしつけがリセットされる負担が大きい
子どもが未就学児中心・人数3人以上乗り継ぎ3時間以上を確保できるなら経由便も有力。連続席の確保を優先
子どもが小学生以上経由便で問題なし。むしろ乗り継ぎ地の休憩が体力面でプラスに働く
日程が固定(学校の長期休暇にピッタリはまる必要がある)経由便を含めて広く探す。直行便だけでは日程が成立しないことが多い
日程に融通が利く直行便の空席開放を待つ価値あり
米国経由が候補に入る旅程乗り継ぎ4時間未満なら見送りを推奨。入国審査の読めなさがリスク

我が家の運用ルールは明確で、「乗り継ぎ時間3時間未満の経由便は、そもそも候補に入れない」です。この1本の線を引いておくと、検索の効率も上がりますし、旅程の途中で家族全員が疲弊する事態を避けられます。

よくある失敗と注意点

  • MCTギリギリの組み合わせを「システムが許したから大丈夫」と信じる:MCTは発券可否の下限であって、快適さの保証ではありません
  • 米国経由でESTAを子ども分だけ取り忘れる:全員分が必要です。乗り継ぎだけでも必要という点が盲点になります
  • 預け荷物が最終目的地まで通しかどうかを確認していない:チェックイン時に「最終目的地までスルーですか」の一言を必ず入れましょう
  • 乗り継ぎ地でクリーンエリアの飲み物を持ち込もうとして没収される:再検査があることを前提に、必要なものは乗り継ぎ後に調達する
  • 深夜〜早朝の乗り継ぎを軽く見る:大人でも眠い時間帯です。子どもは高確率で不機嫌になります。深夜乗り継ぎは、多少マイルを積んででも避ける価値があるというのが個人的な結論です
  • ベビーカーが乗り継ぎ地のゲートで返ってこない前提を持っていない:抱っこ紐を1つ入れておくだけで詰みを回避できます

我が家(5人家族)の場合:乗り継ぎはこう組んでいる

参考までに、5人家族(私・妻・娘3人=中学生1人・小学生2人)の我が家が、実際に乗り継ぎ旅程を組む時のやり方を紹介します。

  1. 検索段階で「乗り継ぎ3時間以上」のフィルタを最初にかける:短い乗り継ぎは、安くても速くても候補から外します。ここを妥協した年は、例外なく家族の機嫌が悪くなりました
  2. 乗り継ぎ地は「動線が短く、子どもの居場所がある空港」を優先:ターミナル移動が発生しない組み合わせが取れるなら、多少遠回りでもそちらを選びます
  3. 深夜乗り継ぎは原則NG。避けられないなら乗り継ぎ地で1泊に切り替える:ホテル代はポイントで賄う前提にしておくと、この判断のハードルが下がります
  4. 抱っこ紐と、子ども1人につき1つの「暇つぶしセット」は必ず手荷物に:ベビーカーが返ってこない・搭乗が遅れる、のどちらが起きても耐えられる装備にしています
  5. 乗り継ぎ地に着いたら、まずゲート位置を確認してから休憩に入る:これは家族内のルールとして固定しています

娘たちが小学生以上になった今は、乗り継ぎはむしろ「機内から解放される休憩ポイント」として機能しています。乗り継ぎが辛いのは時間が短いときだけ、というのが5人で何度か往復してみた実感です。

よくある質問(FAQ)

Q1. 子連れの国際線乗り継ぎ、結局どれくらいの時間を見ておけばいいですか?
A. 乗り継ぎのタイプによります。国際線→国際線で乗り継ぎエリア内で完結する場合は3時間程度、入国審査が必要な米国経由は3時間以上(混雑期は4時間以上)が現実的な目安です。MCT(最低乗継時間)は「これを下回ると発券できない下限値」なので、そこに子連れ分のマージンとして90分程度を上乗せして考えるのが安全です。

Q2. 乗り継ぎ便が遅れて次の便に乗れなかった場合、どうなりますか?
A. 1枚の航空券(同一予約)でMCT以上の乗り継ぎを組んでいれば、航空会社が次の便を手配する責任を負います。一方、別々に購入した航空券をつないだ「セルフ乗り継ぎ」では、この保護はありません。子連れの場合は必ず同一航空券で組むことをおすすめします。

Q3. ミルクや離乳食は乗り継ぎ地の保安検査で没収されませんか?
A. 日本の基準ではベビーミルク・ベビーフード・調乳用の水やお湯は液体物制限の対象外として扱われますが、この扱いは国によって異なります。乗り継ぎ地の再検査で没収される可能性はゼロではありません。粉ミルクは粉のまま持ち込み、水やお湯は乗り継ぎ後のエリアで調達する組み立てにしておくと安全です。

Q4. ベビーカーは乗り継ぎ地で受け取れますか?
A. 搭乗口で預けたベビーカーは到着ゲートで返却されるのが基本ですが、空港によっては手荷物受取所での返却になる場合があります。乗り継ぎでは制限エリアから出られないため、ゲートで受け取れるかどうかを予約時とチェックイン時の2回確認しておきましょう。返ってこない前提で抱っこ紐を持っておくと確実です。

Q5. 特典航空券で、乗り継ぎ地に1泊して観光することはできますか?
A. どの特典航空券を使うかによります。ANA国際線特典航空券では、日本発の旅程で24時間を超える途中降機(ストップオーバー)はできず、24時間以内の乗り継ぎのみが可能とされています。提携航空会社の特典航空券では扱いが異なります。条件は改定されることがあるため、予約前に必ずANA公式の利用条件で最新情報を確認してください

📌 「乗り継ぎに余裕を持たせる」を選べる家計にしておく

乗り継ぎ時間を長く取る・乗り継ぎ地で1泊する——子連れに優しい選択肢は、たいてい少しだけコストが増えます。そこを我慢しなくて済むように、宿泊側の原資をポイントで積んでおく設計が効きます。マリオットボンヴォイ・アメリカン・エキスプレス・プレミアムは入会時のゴールドエリート資格自動付与に加え、家族カード1枚目が無料です(2025年8月改定後)。

ご紹介プログラム限定の入会特典(最大111,000ポイント)を受け取る

※ご紹介プログラム経由。年会費82,500円(税込)。2026年10月5日(月)までの申込+入会後6ヶ月以内に合計150万円以上の利用が条件。時期により変動。

まとめ:乗り継ぎは「時間を買う」発想で組む

  • MCTは発券可否の下限値であって、快適さの保証ではない。子連れは「MCT+90分」を最低ラインに置く
  • 米国経由は入国審査・荷物受け取り・再預け入れ・保安検査をフルコースで通るため別枠。3時間以上、混雑期は4時間以上を確保する(ESTAは子ども分も必要)
  • 別々の航空券をつなぐセルフ乗り継ぎは、子連れでは避ける。遅延時の保護も荷物のスルーもない
  • 乗り継ぎ地では再度保安検査がある。ミルク・離乳食・飲み物は「乗り継ぎ後に調達する」組み立てが安全
  • ANA・JALとも子連れ向けの空港サポートがある。事前申し込みが前提なので予約直後に手配する
  • 特典航空券では、人数が多いほど直行便の枠は取れない。乗り継ぎ3時間以上を確保できるなら、経由便で家族全員分を確定させるほうが旅行は成立しやすい

乗り継ぎは「我慢する時間」ではなく、「時間を買って家族全員の体力を守る工程」です。ここに余裕を持たせられるかどうかで、家族旅行の満足度はかなり変わります。

子連れ国際線の準備は、乗り継ぎ以外にも座席選びや持ち物、必要マイル数の把握など押さえるべきポイントが多くあります。あわせて以下の記事も参考にしてください。

なお、乗り継ぎ待ちの時間をラウンジで過ごせるかどうかは子どもの年齢制限次第です。詳しくは家族でラウンジ利用|エグゼクティブラウンジで子供は何歳から?で整理しています。

📌 家族旅行の"原資"を先に作っておく

フライトはマイル、宿泊はポイント。この2本立てが組めると、家族旅行の現金負担は大きく変わります。マリオットボンヴォイ・アメリカン・エキスプレス・プレミアムは宿泊側を担うカードとして、年間400万円以上の利用で最大75,000ポイント相当の無料宿泊特典が設計されています(2025年8月改定後・条件達成時)。年会費82,500円(税込)に見合うかは、年間の宿泊予定から逆算して判断してください。

ご紹介プログラム限定の入会特典(最大111,000ポイント)を受け取る

※ご紹介プログラム経由。年会費82,500円(税込)。2026年10月5日(月)までの申込+入会後6ヶ月以内に合計150万円以上の利用が条件。時期により変動。

参考になれば幸いです。良いマイルライフを!

-家族旅行
-, , , , , , ,