
「ANAアメックスの年会費、また上がったのか……」2026年9月の値上げ通知を見て、正直ちょっとため息をついた方も多いのではないでしょうか。ゴールドは42,900円、プレミアムは187,000円。マイルは貯めたい、でも家計的にはちょっと厳しい――そう感じていませんか?
そんな方に知っておいてほしいのが「ヤマダLABI ANAマイレージクラブカード」です。ヤマダ電機でのお買い物と組み合わせることで、年会費実質無料のままANAマイルにつながる選択肢があります。
ただし、先に正確なところをお伝えしておきます。このカードはカードを使った瞬間にANAマイルが貯まる仕組みではありません。あくまで「永久不滅ポイントを貯めて、手続きでANAマイルに交換する」という二段階の仕組みです。この違いを知らずに入会すると「思っていたのと違った」となりかねないので、この記事では一次情報ベースで正確なスペックを整理し、ANAアメックスとの使い分け方まで解説します。
この記事でわかること
- ヤマダLABI ANAマイレージクラブカードの正確な年会費と無料になる条件
- ポイント還元率とANAマイルへの交換レート・手続きの流れ
- ANAアメックス(一般・ゴールド・プレミアム)との違いと使い分け方
- メリット・デメリット、おすすめな人・おすすめしない人
目次
【結論】ヤマダLABI ANAマイレージクラブカードはこんな人向け

結論から言うと、このカードは「ヤマダ電機での買い物が多い家族」「年1回飛ぶかどうかの陸マイラーで、高い年会費は払いたくない人」に向いています。逆に、フライトのたびに自動でマイルが貯まるカードを求めている方には、正直物足りません。
年会費は初年度無料、2年目以降も年1回以上のカード利用があれば無料になります(無条件で永久無料というわけではない点に注意してください)。貯まるのは永久不滅ポイントとヤマダポイントで、ANAマイルへは自分で交換手続きをして初めて反映される仕組みです。「ANAマイレージクラブと連携して自動でマイルが貯まる」といった紹介を見かけることがありますが、これは正確ではありません。
ヤマダLABI ANAマイレージクラブカード
年会費は初年度無料・2年目以降も年1回の利用で無料。家電の買い物が多いご家庭なら、まず公式サイトで条件を確認してみてください。
基本スペック表
まず基本スペックを一覧にまとめます。数字は2026年9月時点の公式情報に基づきます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | ヤマダLABI ANAマイレージクラブカード セゾン・アメリカン・エキスプレス®・カード |
| 発行会社 | 株式会社クレディセゾン(Amexブランドのライセンス使用。ANAは発行元ではなく、マイルの交換先パートナーという位置づけです) |
| 国際ブランド | アメリカン・エキスプレス |
| 年会費(本会員) | 初年度無料/2年目以降2,200円(税込)※年1回以上のカード利用があれば翌年度も無料 |
| 家族カード | 発行なし(公式サイトに直接の明記はありませんが、複数の第三者情報で一致して確認されています。正確性を期す方は公式サイトでご確認ください) |
| ETCカード | 年会費・発行手数料ともに無料とされています(第三者情報ベース) |
| 基本ポイント還元率(店外) | 永久不滅ポイント0.5%+ヤマダポイント0.5%=実質1%相当 |
| ヤマダ電機店内還元率 | ヤマダポイント基本10%程度+永久不滅ポイント0.5%=最大10%程度(公式サイトは幅表記のみのため「程度」で記載しています) |
| マイル交換レート | 永久不滅ポイント200P=ANA625マイル(手数料無料) |
| 申込条件 | 18歳以上で連絡可能な方、提携金融機関に決済口座を保有。学生・専業主婦の方も申込可能 |
| 発行スピード | FAST LABI(即時クレジット利用サービス)により、審査完了後はカード現物の到着を待たずに店頭利用が可能 |
年会費が2,200円に改定された経緯|「実質無料」の条件を正しく理解する
このカードはもともと「口座維持手数料」として550円(税込)が発生する仕組みでしたが、2025年10月1日以降発行分から「年会費」という呼び方に変わり、金額も2,200円(税込)に改定されました。既存会員は2026年1月5日引落分から新しい年会費が適用されています。
ここで重要なのが、「年1回以上のカード利用があれば翌年度は無料」という条件です。つまり、年に一度もこのカードを使わなかった場合は2,200円が発生します。判定期間の細かい起算日は公式サイトの記載を確認いただくのが確実ですが、少なくとも「無条件の永久無料カード」ではなく「使えば無料になるカード」だと理解しておくと、後で「思っていた条件と違った」ということが避けられます。
ポイント還元率|ヤマダ電機店内 vs 店外
還元率は「どこで使うか」で大きく変わります。
- 店外(一般加盟店):永久不滅ポイント0.5%+ヤマダポイント0.5%で、実質1%相当。これは特別高いわけではなく、還元率だけを見れば平均的な水準です。
- ヤマダ電機店内:ヤマダポイントの基本還元率が高く設定されており、永久不滅ポイントの0.5%と合わせて最大10%程度になるとされています。家電をこのカードで買うと、ポイント面ではかなり効きます。
つまりこのカードは「ヤマダ電機での買い物に強い専門特化型カード」であって、日常の全ての支払いで高還元を狙うカードではない、と捉えるのが正確です。
永久不滅ポイントをANAマイルに交換する仕組み(ここが最重要)
このカードでANAマイルを貯める仕組みを、正確に3ステップで説明します。
- ショッピングで永久不滅ポイントが貯まる:1,000円のご利用ごとに永久不滅ポイントが1P付与されます。
- Net Answer(セゾンの会員サイト)から交換申込をする:自動では交換されないため、貯まったポイントを自分でANAマイルに交換する手続きが必要です。
- 200ポイント単位でANAマイルに交換される:永久不滅ポイント200P=ANA625マイル(手数料無料)。申込から反映まで、おおむね1ヶ月前後かかります。
地味に効くポイントとして、通常のセゾンカード・UCカードのマイル交換レートは200P=600マイルですが、このカードは200P=625マイルとやや優遇されています。とはいえ、フライトのたびに自動でマイルが積み上がるANAアメックスとは仕組みが根本的に違う点は、入会前に必ず理解しておいてください。
ANAアメックス(一般・ゴールド・プレミアム)との違い|どちらを選ぶべきか
ここが今回いちばんお伝えしたいポイントです。2026年9月にANAアメックスのゴールド・プレミアムが年会費改定されたことで、「このカード1本にまとめるべきか」と悩む方が増えています。まずは違いを比較表で見てみましょう。
| 項目 | ヤマダLABI ANA | ANAアメックス一般 | ANAアメックスゴールド | ANAアメックスプレミアム |
|---|---|---|---|---|
| 年会費(本会員) | 実質無料(年1回利用) | 7,700円 | 42,900円(2026年9月改定後) | 187,000円(2026年9月改定後) |
| マイル移行コース | 不要(永久不滅ポイント経由) | 別途年間6,600円が必要 | 標準搭載 | 標準搭載 |
| マイルの貯まり方 | 都度、手動で交換申込 | 移行コース加入で自動的にマイル化 | 自動的にマイル化 | 自動的にマイル化 |
| 家族カード | なし | 2,750円 | 21,450円 | 1枚目無料(4枚まで無料) |
| 上級会員資格等の特典 | なし | なし | あり | ゴールドエリート等の上位特典あり |
ANAアメックス一般カードは年会費7,700円だけを見ると安く見えますが、マイルに交換したい場合は別途「ポイント移行コース」の年間参加費6,600円が必要になるため、実質14,300円/年かかります。これと比べると、ヤマダLABI ANAマイレージクラブカードの「実質無料」は際立っています。
とはいえ、これは「ANAアメックスの代わりになる」という話ではありません。ANAアメックス刷新|ゴールド・プレミアムは年会費値上げ、家族はどう動く?でも触れていますが、上級カードには上級カードにしかない自動マイル化・上級会員特典・家族カードの厚みがあります。年に何度もフライトを利用する方や、家族カードで家計をまとめたい方は、上級カードの価値がそのぶん大きく出ます。ヤマダLABI ANAマイレージクラブカードは、そこに乗り換える前の「軽い入り口」として、あるいは既にANAアメックスを持っている方の「サブカードとしての併用」として考えるのが実態に近いです。
カード選びで迷ったら、ANAカード比較|家族タイプ別おすすめ2026も合わせて読むと、家族構成別の向き不向きが整理できます。
新規入会特典(時期により変動)
2026年9月時点で確認できる現行キャンペーンは、新規入会&ヤマダデンキ利用で最大3,000ヤマダポイントというものです(対象期間:2026年6月1日〜2027年3月31日)。「最大」と付いている通り、条件達成時の上限値であり、キャンペーン内容は時期により変動します。申込のタイミングで必ず公式サイトの最新情報を確認してください。
最新のクレジットカード関連情報はクレジットカード最新情報まとめでも随時更新しています。
ここが良い(メリット)
- ヤマダ電機店内の還元率が高い:最大10%程度とされ、家電の買い替えが多い家庭ほど効きます。
- 年会費が実質無料:年1回のカード利用というハードルは低く、普段使いのカードにすれば自然にクリアできます。
- ETCカードが無料:追加コストなしで高速道路利用分のポイントも積み上げられます。
- 永久不滅ポイントは無期限:有効期限を気にせず貯められ、ANAマイルだけでなく他社ポイントにも交換できる柔軟性があります。
- FAST LABIで即日店頭利用が可能:カード現物の到着を待たずにヤマダ電機店頭で使えるのは、家電の買い替えタイミングを逃さない点で地味に便利です。
ここは注意(デメリット)
- 店外の還元率は平均的:実質1%程度で、高還元カードと比べると見劣りします。あくまでヤマダ電機での利用に強いカードです。
- 家族カードが発行されない:家族全員のポイントをこのカード1枚に集約する、という使い方はできません。
- 旅行保険の付帯は見当たらない:公式サイトに海外・国内旅行傷害保険の記載が見つからないため、付帯なしとみられます。旅行保険を重視する方は、別のカードと組み合わせるか、旅行保険を確認したうえで入会を検討してください。
- フライトマイルが直接貯まるわけではない:搭乗のたびにマイルが積み上がる感覚を期待すると、期待と実態にズレが生じます。
- 交換手続きの手間が発生する:永久不滅ポイントからANAマイルへの交換は自動ではないため、定期的にNet Answerで手続きする必要があります。
申込前にここだけは確認を
家族カードなし・旅行保険の記載なしという点は、家族での利用や旅行での利用を重視する方には見逃せないポイントです。公式サイトで最新の条件を確認してから判断すると後悔が減ります。
おすすめな人/おすすめしない人
おすすめな人
- ヤマダ電機で家電をよく購入する家庭
- 年1回飛ぶかどうかの陸マイラーで、高い年会費を払いたくない人
- すでにANAアメックスを持っていて、ヤマダ電機用のサブカードを探している人
おすすめしない人
- 年に何度もフライトを利用し、自動でマイルが積み上がることを重視する人
- 家族カードで家計をまとめて管理したい人
- クレジットカードに旅行保険を求める人
年に何度も飛行機に乗る方や、上級会員資格を目指してマイルを積み上げたい方は、ANAグローバルパス修行の考え方のような記事も参考にしながら、上級カードとの併用を検討したほうが満足度は高いはずです。
我が家(5人家族)の場合
私・妻・娘3人(中学生1人・小学生2人)の5人家族では、子どもの成長に合わせてパソコンやタブレット、季節家電の買い替えが定期的に発生します。こうした「まとまった金額をヤマダ電機で払うタイミング」がある家庭であれば、このカードの店内還元の強さは実感しやすいはずです。
一方で、我が家はメインの陸マイラー活動をマリオットボンヴォイアメックスと三井住友カード ANAスーパーフライヤーズカード ゴールドで行っているため、このカードは「ヤマダ電機用に割り切って使い、貯まった永久不滅ポイントは気が向いたタイミングでANAマイルに交換する」という位置づけで併用するのが現実的だと考えています。フライトマイルの主軸を担わせるカードではなく、家電の買い物という日常の延長でマイルの種を増やす、くらいの距離感がちょうど良い印象です。
よくある質問(FAQ)
Q1. 年会費は本当に無料ですか?
初年度は無料です。2年目以降は年1回以上のカード利用があれば無料になりますが、1年間まったく使わなかった場合は2,200円(税込)が発生します。「無条件の永久無料」ではない点にご注意ください。
Q2. 家族カードは作れますか?
発行されていません。家族の利用分を1枚のカードにまとめたい場合は、家族カードが発行される別のカードを検討する必要があります。
Q3. ANAマイルへの交換に手数料はかかりますか?
永久不滅ポイントからANAマイルへの交換手数料は無料です。ただし、交換申込から反映までは1ヶ月前後かかるとされているため、フライトの特典航空券予約に急いで使いたい場合は余裕を持って手続きしてください。
Q4. 学生や専業主婦でも申し込めますか?
公式サイトの申込条件では、18歳以上で連絡可能な方、提携金融機関に決済口座を保有していれば、学生や専業主婦の方も申込可能とされています。
Q5. 解約はどうすればいいですか?
セゾンカード全般と同様、電話またはNet Answer経由での解約手続きが一般的です。具体的な手順や必要書類は公式サイト・カスタマーサポートで最新の案内を確認してください。
条件や特典は公式サイトで最終確認を
年会費の無料条件やキャンペーン内容は時期により変動します。申込前に必ず公式サイトで最新情報を確認してください。
まとめ

ヤマダLABI ANAマイレージクラブカードは、「ANAアメックスの値上げに困って乗り換える代替カード」ではなく、「ヤマダ電機の買い物を軸にした、年会費実質無料のマイル入り口」として捉えるのが正確です。
- 年会費は初年度無料・2年目以降も年1回利用で無料(無条件無料ではない)
- マイルは自動連携ではなく、永久不滅ポイントを手続きでANAマイルに交換する二段階方式
- ヤマダ電機店内の還元率が高く、家電を買い替える家庭ほど効果を実感しやすい
- 家族カードなし・旅行保険の記載なしという制約は事前に理解しておく
すでにANAアメックスをお持ちの方は完全移行ではなく併用、これから陸マイラーを始める方は軽い入り口として、それぞれの立ち位置で検討してみてください。参考になれば幸いです。
ヤマダ電機での買い物が多い方へ
年会費実質無料のまま、ヤマダ電機の高還元とANAマイルへの交換ルートを確保できます。まずは公式サイトで詳細をチェックしてみてください。